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FXを勉強する道筋

はじめましてか二度目まして。たけだのぶおです。

前のnoteはテクニカルをメインにライントレードについて真剣に書いて、今回何書こうかなぁって思ってた訳なんですけど、前回のnoteって割とがっつりな初心者さん向けではないというか、僕自身が発信を届けたい層に向けたnoteになってました。
今のTwitterの海外FX界隈ではEAやコピトレ、先出し需要が高くてまさに養分ホイホイ状態になってると思うんですけど、僕が発信を届けたい層って言うのはそういう業者がかき集めてる他力本願の人とか何も分からない初心者じゃなくて【裁量頑張ってるけどなかなか勝てない層】だったりします。だからこの前のライントレードのnoteも他力本願の人が見ると「作業ダルっ」ってなると思いますし、Twitterも初心者ウケするチャートパターン集とかではなくて更にそのパターンを深堀りして、あまり教科書で書かれていないような実際のトレードで見るべきポイントみたいなツイートをしてました↓↓。

なので、思い返せば初心者に対しての発信ってあまりしてないよなぁと気づき、自分が超初心者の頃に読みたかったであろう内容を書いていく事にしました。よって今回のnoteは手法やテクニカルみたいな解説はほぼないです。
最短で勝てるトレーダーを目指すには【どういう事を勉強すべきか】【チャート分析以外に気を付けるべきこと、知っておくべきこと】を詰め込んでいこうと思ってます。先に言っておくと僕の経験をベースにして書くので、【今回のnoteは僕の主観がめちゃ強い】です。他の人がどういう経緯で勝てるようになったとかは当然僕は知らないので完全に【のぶおの持論】です。
それは違うと思うとか、こういう人もいる、みたいな反論は当然あるかと思いますが「個人の考え」として読んでいただくようお願いします。
考え方が合う合わないがあるのは当たり前なので、読んでモヤモヤする方は「みんな違ってみんないいね」って唱えてnoteを閉じましょう。


はじめに

まず本題に入る前に一番言いたいこと言っておきます。裁量トレードを学んで力をつけていくにはどんなに優良な商材や情報を得たって、どんなに凄腕のトレーダーに教わったってほぼ確実に最初のうちは成果が出ないです。それを「このやり方は間違ってる」って投げ捨てて次の物に手を出したい気持ちは分からなくないんですけど、冷静に考えてみて下さい。
プロサッカー選手にサッカーを教わっても「体力」「筋力」が無ければパフォーマンスは出せませんし、教えてもらった事を自分の中に落とし込んで何度も反復して練習しないと実戦で使えるテクニックにはなりえません。出来るようになるまでの反復練習の9割は失敗でミスになるはずです。ごく普通で当たり前の事だと思うんですけど、何故かFXにおいては商材の誇大広告の影響かその過程をすっ飛ばして勝てると思っている人が多すぎます。

確かにセンスがある人間は確実にいて自分で努力の方向を理解し、かつ自分の中に落とし込んで磨き上げるスピードが異常に速い人がいることも事実です。ですが、多くは凡人なのですから、基礎力をつけつつ、日々練習に励み、日々触れ合う事でその競技の本質やルールの理解に繋がり、自然と上達していきます。そのベースがあった上でレベルアップしたいと思った時、伸び悩んだ時に自分では気づけなかった視点や方法を提示してくれるのが自分よりも技術や経験豊富なコーチであり、FXで言えば他人からのレクチャーや手法になるんじゃないかと思います。基礎もない、経験もない、その競技に真剣に取り組んだ事ない人間が、他人からのレクチャーを受けてすぐできるようになるのか?短期間で良し悪しを判断できるかどうかを良く考えてみて下さい。

逆に「これさえ見れば初心者でも勝てる」とか「勝率100%手法」みたいな読み手の背景を何も考えずに購買意欲を煽ってくる商材とかはただの養分ホイホイだと認識した方が良いです。(買ったことないから知らんけど)

ダウ理論を過信しない

最初ってFXを頑張ろうと思って本を読んだり、ネットの検索で色々知識を吸収していくと思うんですが、ほぼ全員が必ず出会うのが「ダウ理論」。
ダウ理論」は確かに基礎であり超重要な理論で、複数の時間足でダウがどうなっているかは見れていないといけないとは思うんですけど、ダウ理論が必ず正しい前提でエントリーするかと言うとちょっと違うかなと思います。
あくまで世間的に言われるダウ理論は「明確な転換シグナルまでトレンドが継続する」と言っているに過ぎないので、こうなったらトレンドが変わるかもよ?くらいの事を指してるのであって、どこで買う、どこで売るの明確なポイントを示唆している訳ではありません

「1時間足の押し安値が割れた!戻り売りだ!」みたいな局所的なダウだけでトレードしてると絶対勝っていく事は出来ません。知識として「ダウ理論」が頭に入っていて、複数の時間足の押し安値、戻り高値、方向感を理解し、トレード材料の一つとして見るのが正しい認識だと思います。

例えば、日足レベルの上昇相場で、1時間足の上昇のダウが押し安値を割り込んで崩れても、その時点ではまだ4時間、日足の押し安値は保たれて上昇ダウが継続している事がほとんどです。じゃあ1時間をトレード軸にしてる人は4時間~日足押し安値に向けて売った方が良いかと言うと、日足レベルまで押しが入らないで爆上げするなんて事は良くあるのでリスキーですし、かと言って日足の押し安値を割るのを待って売り始めるのは、そこまでの下落に対しての戻りの幅を考えると遅いように感じませんか?むしろそこまで押し目買い何回損切したん?トレードむずない?ってなりそうですよね。

ダウ理論と言うのはそもそもトレンド内の値幅やレジサポに対する言及が全くありません、ですが実際のトレードではそこまで分析してリスクとリワードを比較する作業が不可欠になる事を頭に入れましょう。

※明確な転換シグナルについて、僕が思う転換シグナルは少数派だったのでこのnoteでは初心者が触れるであろう検索上位のネットの記事が多くを採用している「押し安値、戻り高値割れ」を転換シグナルとして扱ってます。
※ダウ理論には6つの原理が~とかはいらないと思ってますので省略。

オシレーター(遅行指標)にこだわらない

FX初心者あるあるが聖杯手法探しになって、ネットの検索で具体的な使い方や数値の設定が無数に出てくるオシレーター系をあれこれ入れ替えるパターン。別に悪い事してる訳じゃないし、もしかしたら自分に合う物と出会えるかもしれないですが【そこは頑張って掘り下げるところじゃないような…?】って言うのが僕の感想
オシレーターを使わないトレーダーも結構多いですし、僕もその一人です。自分がそうだからと安易な発言はしたくないですが、最初の頃はMACD、RSI、RCI、ストキャス、一目…etc 名の知れた物はネットや本を読んで数値変えたり試してましたが、今現在全て僕のチャート上には存在してません。
もちろん使って勝ってる人もいるのでそれを否定するつもりはないですが、事実として【教科書的な物で使い方も割と明確】なのでいろんな人が紹介しますし、少し他の要素や自作インジと組み合わせたり数値をアレンジするだけで【必勝手法】的な感じの物として売りやすく、初心者としてはそれさえ見てれば勝てるように錯覚し、言葉足らずな記事や商材を読んで、オシレーターに一点集中してチャートを見てしまって「なんか勝てない…」なんて事が多いと思ってます。

誤解が無いように言いますが、オシレーターを悪いと言ってる訳ではなく、「それさえ使えば勝てる」と言う考え方でオシレーター(やインジケーター)に触れ合うのが良くなくて、裁量トレーダーとして頑張りたいのなら【移動平均線】と【未来の反発点を見抜く力】を軸にして、そこにオシレーターを組み合わせるようなイメージでいて欲しいという事です。僕の知る限りですが、オシレーターを使わないで勝っている人間は結構見かけますが、移動平均線と先行指標どちらも使わずに勝っている人は極めて稀なので。

先行指標のテクニカルを突き詰める

【移動平均線】と【未来の反発点を見抜く力】を軸にって話をしましたが、最優先は未来の反発点を分析できるライン、フィボ、ピヴォット」のどれかを軸にしてテクニカルを学んでいくといいと思います。反発点さえある程度の精度で見抜ければ世界が変わるくらい値動きの予想やシナリオ建てのクオリティが上がります。これは僕の経験上一番伝えたい事で超マジです

ただ多くのトレーダーがこれらの要素を複合的に見ている事と思いますが、全部まとめて勉強を始めて中途半端な精度になるなら1つに特化した方がいいです。どれかにある程度自信を持ててトレードの幅を広げたくなってから足していくイメージ。ライントレードでは取れなかったポイントがフィボなら取れた、フィボで取れなかったはずのポイントがライントレードなら取れた、これはあるあるです。これを悔やむんじゃなくて【ライン(フィボ)特化を目指す自分には取れなくても仕方なかった】という認識で問題なくて、自分のやり方で分かるところまでチャンスを待つのがFXです。

未来の反発点分析でビタ反発なんて出来るの?思ってる方、FXやってると頭と尻尾はくれてやれって言葉を一度は耳にすると思うんですけどあれはちょっと誤解があると思っていて、マジな話、実際に天や底になるかは分からなくてもある程度のレベルのトレーダーなら反発の起点になりそうなポイントは高確率で抑えてます。その複数ある反発の起点の中にトレンドの起点終点がある訳なので、そこでエントリーするか、握り切れるかどうかはおいておいて数百~数千Pipsのトレンドの起点や終点、深い押し戻りの候補は初心者が思ってるより大勢が「大体この辺かな?ここが違うならあの辺かな?」くらいには分析できてる事を理解すべきです。
そのくらいまで先行指標で反発点を分析できた上で、+αで移動平均線を見れるようになるとひたすらにめちゃくちゃ負けるって言うのは正直あまりイメージできないです。(資金管理して中途半端エントリーをしない前提で

もし頭と尻尾はくれてやれって言葉を鵜呑みにしてどこで反発するか、どこまでトレンドが伸びそうかを予測・分析することを諦めているならトレーダーとしてめちゃくちゃ不利な道を進もうとしてると断言できます。

僕はフィボもピボットも稀にしか見ないライントレードに特化したタイプですが、Twitterにはそれぞれの先行指標の精度がめっちゃ高い人がいるので、その人達のツイート等見てどうしたらそのポイントが出せるかを(フィボの当て方や計算式)自分なりに考えてみるといいと思います。

※僕のライン引きの概要はnote出してます(無料終了→800円/RTで500円)

XMのIBで参加可能なDiscordにはnoteの内容記載、参加者にはDicordのDM開放してるのでライン引きの添削や僕がリアルタイムで使うためにライン引きしたTradingviewのチャートを例としてお渡ししてます(日々更新)

移動平均線とローソク足を突き詰める

次に一応移動平均線の話ですが正直これに関してはネットや本の知識でほとんど完結することなので、あんまり書くことないんですが、せっかくなので僕の移動平均線で見ている事を書いていきます。

僕の移動平均線の設定 【10.20.75.200.800 SMAの5本】
よく見ている事 20maのグランビルの法則 ←ズバ抜けて使います
        それぞれのmaの上にいるか、下にいるか
たまに見る事 ゴールデン/デッドクロス(補助レベル)
      長めに意識されている75以上のma/えぐいトレンドの時の10ma
グランビルとかクロスは大前提意識されているmaが意識されてる時間足でしか有効ではないのでその辺は実際に分析して培っていけばいいと思います。

また、教科書的なチャートパターンとかプライスアクション辺りはローソク足の本質であり、トレードにおいても重要になると思うので知識として頭に入れた上で、その形だけをチャートから探すのではなく、その形の前の流れまで分析して自分なりに咀嚼するようにしましょう。逆三尊だと思ったのに下がった、リバーサルの足が否定された。で終わらせず、その時のmaやレジサポの位置、波の作り方まで見てこういうパターンだと更に下げる事があるんだなと自分の中の経験パターンとして積み上げていくんです。それが何度も何度も起きていくうちに損をするパターンが一つ消滅して、逆に順張りで追いかけられるパターンになって行くはずです。

トレードスタイルを考える

①初心者におススメのトレードスタイル

ここまでの話である程度何を学んでいくかに焦点が定まったところで、次にトレードのスタイルと言う物を考えていきます。意外と自分に合ったトレードスタイルを見つける事もFXと付き合っていく上でめちゃくちゃ重要ではあるのですが、当然ながら初心者であるならトレードの経験がとにかく少ないのでスキャでもデイでもスイングでも全部試してみない事には自分に合う合わないが分からない状況です。そんな状況の方にまず一つお伝えしたいのは最初のうちはスキャ~短めのデイ軸でいいと思います。(当然負けますが)

なぜなら初心者のうちからスイングトレーダーを目指して2週間ポジションを保有して決済したとして、その間にデイであれば10-20回は取引できます。スキャや短めのデイであれば当たり前の話、チャートを見て分析→エントリ→決済の過程を反復する頻度が段違いに増える訳で、ちゃんと考えてトレードするのであれば回数が多いに越した事はありません。(この段階の初心者のうちはデモトレでも良いと思います)

「スイングトレーダーになりたいのにスキャする意味あるの?」って疑問に思うかもしれませんが、時間足変えればチャートの見方なんてほぼ一緒です。トレンドの時の1分足で20期間線で戻り売り最強と思ったなら、4時間足レベルの20期間線で戻り売りしてみればいいし、5分足の前回高値を背にして押し目買いで上手くいくことが多いなら日足でも同じことを試してみれば良いだけで、短い時間足である程度経験を積んでから②自分に合ったトレードスタイルを探していきます。

②自分に合ったトレードスタイルを探す

僕はFXのトレードスタイルはその人の性格を考慮すべきだと思っていて、
僕自身いろんなスタイルを経て現在のやり方(長めのデイ~短めのスイング)に落ち着きました。大前提としてライントレードをやる性質上強いラインでトレードするには時間足が長い物になりやすく、髭や帯などの誤差が出やすいから値幅を抜く事でリスクリワードを保つって言うのもあるんですけど、それ以前に短い時間のトレードが自分に合わなかったというのもあります。(全くやらない訳じゃないですが)

僕の性格/好みとして、何事もじっくり計画を立てて遂行したいタイプなので突発的な値動きに対して瞬時の対応を求められがちな所とか、PCでトレードするのが好きじゃなくて、スマホでトレビューとMT4を行ったり来たりする事とか考えるとメインのスタイルとしては超短期は厳しかったです。逆に、割と気長な人間なので自分が待っているポイントまで数日待つとかは苦労にならないけど、効率重視人間なので長いスイングで推進波2個分値幅抜くって考えると調整波で握ってる時間無駄じゃね?って思うあたり今のスタイルに落ち着いたと思ってます。

正直スキャもデイもスイングも全部できた方が良いんですけど、人間なので得意不得意は必ずあるはずです。トレードにおいてストレスは最強の敵になりうるので、自分がストレスを感じにくいスタイルを自分の性格と照らし合わせながら作り上げていってください。自分に合わないものを極めようとするのと自分に合ったものを極めようとするのでは効率も苦労も段違いです。

資金管理・お金の器を知る

突き詰めるべきテクニカルを定め、学び、実践しつつ、トレードスタイルを確立していく段階に入ってきた時に先を見据えて考えなければいけないのはお金の器です。この段階の初心者さんでデモトレードでアホみたいな証拠金を設定しなくてもめっちゃ勝てるって言う人結構多いと思います。

僕もFX始めたての頃、何故かヒロセのデモでアホ程勝ちました。その流れでリアル口座に50万いれて月のリアトレランキング上位に入って「あ、自分FXの天才なんや」とか思ってたのに、その後いつの間にかマイ転してました。

何が言いたいかというとデモトレードでめちゃくちゃ練習してても、そのパフォーマンスは十中八九リアルに生きてこないです。もちろん「FXって何?」とか「とりあえずトレードに触れあってみる」段階であれば、デモトレードは有効だと思います。ただ、ある程度のテクニカルを学んでチャートと向き合う段階からは少額で良いのでお金を失うリスクを負ってリアルトレードすべきだと僕は思います。理由はシンプルで初心者ほどリアルな証拠金の増減によってトレードがブレるからです。

トレードはメンタル競技って言う人も多いくらい心の影響が大きくて、FXをやっていくと当たり前のように対価を得ずにお金を失ったり、利確して増えた残高が元の残高を割り込むことで証拠金レベルでのプロスペクト理論を経験します。正直デモではこの辺の行動経済学的な要素をトレードに含むことは難しいので、リアルなお金で経験していく事もテクニカルの勉強と同じくらい大事な事だと僕は思ってます。リアルマネーで勉強しろなんてド直球に損しろって言っているようなものですが、どうせ言っても言わなくても最初は損するので、【まずは少額の証拠金から始めて、その中で確かな増減を感じられるlotサイズで何度も取引を行い、証拠金の増減やロスカットを経験した上でメンタル管理を行いつつ継続的にトレードを行っていく積み重ねこそリアルなトレーダーとしての成長かと思います】
大切なのはこのほぼ損して当たり前の初期の段階で高額な証拠金を入金したり、ハイレバに取りつかれてしまわない事です。成績がマイナスに振れている時にそんな事したらマイナスが加速するだけなことは分かると思います。

成長の過程の中で徐々に勝てるようになって証拠金やlotを上げていく段階に入ると思いますが、不安が強くなって自分のトレードが不安定になるlotや証拠金量が見えてくるはずです。それが現在の自分のお金の器です。トレードが不安定になるというのを具体的に言うと、ポジションが普段より必要以上に気になってしまったり、利確まで伸ばせなくなったり、損切ができなくなるような状態が典型的かと思います。こんな状態のトレードを続けていては収支がマイナスに傾いて当然です。

じゃあどうやってお金の器を広げたらよいかと言うと
①自分のお金の器内の証拠金とlotでスタート
②証拠金が増やせたらこまめに出金
③出金した利益を使って少し証拠金を増やす。

④ロットも少し上げてみて不安定なら①に戻す
みたいな感じで利益の背中を作っていくのが王道であり賢いと思います。
初心者のうちから複利で出金せず回して行ったらキャパオーバーで必ずどこかでやらかすので、これは徹底した方が良いと思います。

ボラティリティと適正lotを考える

証拠金の器やlotの器の話をしましたが、lotの話をすると結構Twitter見てるとどんな時期でもどんな通貨ペアでも同一lotでやってる人が多い気がするんですけど、個人的にレンジの時とトレンドの時とか、ポンドドルとユーロドル、ユーロ円とユーロドルとかでエントリーlotは変えた方が良いんじゃないかなって思います。

円建て口座ならユーロ円の1lotで10pipsは10000円ですが、2023/5/26現在ユーロドルの場合は1lot10pipsで14000円前後の損益になります。同じpipsで同じ損益を狙うならユーロドルは0.75lotとかでいい訳ですよね。
ゴールドとユーロドルに関しては同じドル換算ですが、基本的にはゴールドはユーロドルの倍以上のボラティリティがあります。ユーロドルのレンジ幅が20pipsの時、ゴールドのレンジ幅が100-200pipsあることなんてザラです。さらに言えば同一通貨ペアであったとして三角保ち合いのレンジ後半だと異常なほどボラがありませんが、トレンドの推進波の真っ最中であればボラは拡大します。

要するにボラは通貨ペアやその時の相場次第で変動する物なので、ボラが大きければ損切幅や利幅を広く取って、その分lotを下げて証拠金に対する含み損の大きさを調整する必要があるという事です。
よく見かけるパターンがレンジの時とトレンドの時の損切幅が同じだったり、損切幅を広げたのにlotが同じになってるパターン。lotや損切幅はFXにおいてトレーダー主体でコントロールできる要素なので、コントロールできない相場にトレーダーが合わせていく方が現実的ですよね。
(具体例を挙げるなら、ユーロドルのレンジの時のトレードであれば時間足レベルでも損切10pipsでも十分ですが、ゴールドのトレンドの時に時間足レベルの分析で損切10pipsは結構キツイです。ユーロドルを1lot損切10pipsで立ち回るならゴールドは0.25lot損切40pipsみたいに調整するイメージ。)

僕自身も当然実践していて、Twitterに上げた履歴ですが、ニュージー円やユーロドル基本的にボラが小さいのでlotを大きく入りますが、goldはボラが大きいのでlotは抑えてます。何度も言いますがlotを統一するのではなくて、通貨毎の分析でエントリからエグジットまでのpipsを測り、損失額利益額を想定してlotを逆算するべきだということ。こうすることで相場の変化や通貨ペアによるボラティリティの差に損益を大きく左右されなくなりますし、一つの通貨にこだわって取引する必要がなくなるかと思います。

まとめ(復習)

ここまで色々話してきましたけど【僕が思う最短で勝てる道】のイメージは湧きましたでしょうか?一度なんとなく読んでも多分あまりピンとこない部分も多いと思うので、復習がてら最後にこの項目でここまで話してきたことをもう一度まとめて話して終わろうと思います。

僕が思うFXで最短で勝つ道筋

①FXを教科書的に学ぶ事はさらっと知識として頭に入れて、後はとにかくチャートの反発点が分かる分析力をつける
チャートを見たその瞬間で上か下かでトレードしてる人、正直それはめっちゃ難しいです。FXでは「ここは弾く」「ここは伸びる」と言うポイントまで待って勝負することが勝ちの大前提です。反発点さえ分かればそもそも短期であれば反発点で入って初心者なりに利益を上げる事だって十分可能になりますし、基礎事項のダウ理論やチャートパターンも反発点が見えた上でチャートを見た方が理解が早まるし、知識が実際のトレードの技術として生きてきやすいのは間違いないと思ってます。

②自分に合ったトレードスタイルを見つける
闇雲にトレードするより自分の性格や生活に合った主戦場の時間軸、時間帯、狙いたいパターンを探す意識を持つことで、そのスタイルに特化していくことが出来ます。初期にいろんなトレードに触れあったり、短期で何度もトレードの経験を積む事は大切です。ただチャートの見え方がある程度のレベルになってきたら、少しやり方の幅を狭めてその技術に特化していく方が結果的にあれこれ手を出すよりもそのトレードの精度が上がっていくはずです。(スキャ・デイ・スイングといった時間時に限らず、ショートしかしない、欧州だけ触ると言った人たちもその典型)

③お金の器を理解し、資金管理をした上でとにかく実戦経験を積む
実戦の中で適切な資金管理を行い、自分のお金の器を理解してトレードする事でトレード技術とともにメンタル面の成長を目指します。最初からお金の器と言うものが存在する事を理解していれば、避けられる損失も間違いなくあると思っています。

さいごに

ここまで僕の壮大なポエムに付き合っていただきありがとうございました。一般的に当たり前と言われる事がほとんどだったかと思いますが、何が当たり前かも分からない初心者さんに向けて何か参考になればと書きました。
これを読んだからってトレードのスキルが上がる要素は盛り込まれてませんが、僕がこれまで辿ってきた道筋の中の余計だった事とか、失敗は結構クリアされるかなぁと思ってます。

長くなりましたが、eaやコピトレの誘惑に負けず裁量トレーダーを目指してこれから頑張っていく人たちの事を僕は多分業者や高額商材屋よりは応援してますし、また何か機会があれば無料(or安めの)note書こうと思いますので、この後に紹介する僕運営のSNSの応援をよろしくお願いします。
毎度の事ながら有料部分には何も書いてないので「お疲れ」って気持ちがある方のみお願いいたします。

たけだのぶおの運営SNS(宣伝)

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note:実践的ライントレード(ライン引きの仕方)
https://note.com/nobuofx/n/n9caa2e6a25fb  

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