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おじさんとうさぎ #2「運命の出会い」

「おはよー、ララ、チョコ、チビたちー」
土木のおじさんは、いつものように声をかけながら、うさぎ達に近づきました…

みんなの小屋は見事な二階建てハウス…、それは今まで大工仕事などしたことが無かったおじさんが、あれこれ少ない知恵をしぼって完成させた、自称豪華ハウスでした。

あくまでも自称豪華ハウスです^^自称・・・

おじさんはそんな小屋を満足げにながめたあと、ララと子供達のいる一階を覗きました。
子供達はララから教わったのか、大きなララ用の給水ボトルにみんなでへばりついて、おいしそうに、カラカラとお水を飲んでいました。

おじさんはみんなが集まって飲んでいる給水ボトルの脇にある、小さな子供用のボトルに目を向けると、ふっと小さなため息をつきました…
「これ、必要なかったんだ…」
それは、おじさんが子供達のために、一生懸命あちこちのペットショップをかけずり回って、やっとの思いで見つけた小さな給水ボトルでした…
「君達…せめて、一回くらい使ってくれても…とほほ~」
おじさんは誰も使ってくれなかった給水ボトルをさみしげに取り外すと、自称豪華うさぎハウスの二階に目を向けました…

そこには一羽の茶色いホーランドロップうさぎが…

「おはようチョコ…君は相変わらず可愛いな…」
それは子うさぎたちのお父さん、チョコ君でした…。
土木のおじさんはうさぎハウスの前にある大きな箱に腰を下ろすと、チョコがはじめておじさんの元へやってきた時のことを思い浮かべていました…。

最後に可愛い生まれて一週間目の子ウサギの写真を紹介します^^

子ウサギ誕生のおはなしものちのち紹介していきます^^

最後まで読んでいただきありがとうございます。このお話は2007年から約9年間、おじさんの会社でみんなから愛されていた可愛いロップイヤーウサギと土木のおじさんの楽しいエピソードです。
今では月に帰ってしまったウサギたちですが、可愛い写真に心和ませていただけたらうれしいです。

つづきはこちらです↓

前のお話はこちらです↓


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