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投げ銭の寄付、再生数の寄付、大丈夫?

令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますと共に、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

インフルエンサーが、能登半島地震の被災者支援のために、募金の告知に協力してくださっています。

募金のホームページの紹介だけであれば良いのですが、そうでないケースも散見されます。
これ大丈夫?と思う告知をされていらっしゃる方がいたので、具体名を書かずnoteにしました。2点あります。

1点目:YouTubeコミュニティガイドライン違反に抵触

YouTubeコミュニティガイドラインの内、虚偽のエンゲージメントに関するポリシーに違反しているものが散見されます。↓ポリシーはこちら

このポリシーでは、動画そのものではなく、何かを介在させて動画の再生数や高評価を高め、動画の評価をよくしよう、というやり方を禁止しています。(反対に、再生数が急激に高まったり、高評価率が高いと、良い動画と判定されやすい、という裏付けでもある)
このポリシーで違反としているよくある手法は、○○するからチャンネル登録者数して、動画を見てね。という告知です。かなり単純化してます。これによってチャンネル登録者数稼ぎや動画の再生数稼ぎができます。
この○○のところを「募金する」にすげ替えているので、違反対象になります。Twitterで観たことのある文章になります。

例1
今からYouTubeライブをします。このライブで投げ銭してくださった額を募金します。

例2
募金の動画を公開します。
この動画の再生数かける1円を募金します。みんな観てね。
もしくは
この動画の広告収益を全部募金します。みんな観てね。

YouTubeコミュニティガイドラインをよく理解しているインフルエンサーや事務所であれば、このような告知はしません。
もし、コミュニティガイドライン違反をもらってしまったら、こちらをお読みください。

2点目:視聴者からの見られ方、大丈夫ですか?

1点目のコミュニティガイドラインの指摘にもあるように、賢い視聴者からしたら、インフルエンサーの再生数稼ぎ、一動画企画(週の定期的な投稿のうち1本分が置き換えられた)と勘繰られます。インフルエンサーが意識していなかったとしても。

インフルエンサーに問います。
なぜ募金のホームページの紹介、ではダメなのでしょうか。投げ銭などSNSを介しての募金告知なのでしょうか。
SNSを介するとSNSが手数料を得てしまいます。
勘繰られる見え方、インフルエンサーとしてのブランド、大丈夫ですか?

まとめ

このような機会は、そう滅多にすることはありません。コミュニティガイドラインを忘れた頃にやってきます。
募金活動自体はとても良いことなので、それにブレーキをかけるつもりはありません。
ぜひインフルエンサーの皆様の力を使い、「インフルエンサーのおかげで復興が早まった」と言われるような告知をしていただき、復興支援が活発になればと思います。

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