片思いを飛び越えた瞬間


ずっと遠くから見ているだけで

別に自分の想いとかを相手に伝える機会とかは今後やってこないだろうし、

伝えたところでどうにもならないことは分かってるし自分も行動に移すつもりも特にない。


けど誰かに好きなタイプとかを聞かれた時には必ず彼の名前を挙げる、もしくは彼を頭に思い描いて答えたりしていた。

そんなただの一方的な想いだった


その想いさえ毎日の日常の中では時々忘れたりしていたのだけれども
昨晩、私が友達と食事している店に入ってきた彼を見た瞬間に、いままでの気持ちが一気に自分の中によみがえってきた。


店に入ってきたとき、瞬時に彼だと気づいた。

はじめは信じられなかった。
信じられなさすぎてただただ横目にガン見しつつ小声で友達に報告。わたしたちの向かいのテーブルに2人で席に着いた彼は、目の前の友達の肩ごしにこちら側を向いていた。

思ったより私服が派手だった。左耳にイヤーカフス、丸型の黒縁メガネ。



もう友達との会話はうわのそら。体をずらして気づかれないように、けど少し気づいて欲しいくらいの頻度で目線を送りつ付けていた。もうたぶんただのストーカーだ


彼と同じ空間にいるというだけでうれしすぎていつもより顔がにやけていたと思う。友達と話す傍わたしの神経の90%は向かいの席にあったかもしれない。

彼のすてきな重低音響く声が会話の合間合間に聞こえてくるだけでうっとりした。
彼が頼んだ白ワインと同じものをこっそり頼んだりした。


私たちは近くのバーに行こうと予定してたためお会計を済ませそろそろ店を出ることになった。4人の中で1番最後に席を立つわたし。

せっかくだしこんなチャンスもう二度と訪れないかもだし一声かけてみようか、とどこかで考えていた。

その時偶然にも彼が席を立った。


あ チャンス、きた

そう思った瞬間


「すみません、突然。一緒に写真を撮ってもらえませんか?わたしの携帯で」

と彼の方から声をかけられた。

何が起こったのか全くわからなかったがいつもの3倍の音量で

「はい、いいです、!」と瞬時に答えた自分。


「え、けどどうしてですか?」

「僕の好きなミュージシャンにあなたが似てるんです」

「え、それ誰ですか?」

「僕の好きなミュージシャンでね、後で教えますよ、ははは」

といわれながら写真を撮った。お礼を言われたが、こちらこそそのお礼を100倍にして返してわたしのこれまでの彼への熱い想いをワイン飲みながら何時間でも語りたかった。

けど時間もなかったしお邪魔しても悪かったのでずっとファンであることをいつもの3倍速くらいのスピードで興奮気味に伝えながらわたしの携帯でも一枚撮ってもらった。



わたしに似ている人、

それは宇多田ひかるのお母さんの藤圭子さんだった。



もうわたしはこれからの人生、彼女のそっくりさんとして生きていくことを決めました。

竹中直人様、夢のような夜をありがとうございます




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のぶう

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