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どんどん変わる、妊娠中の体について

妊娠。

ずっと子供がほしいと思っていたので、結婚してここ2-3年はそれを目指していろんなことを試したり病院に通ったりなどいわゆる妊活をしていた。妊娠すること自体が目標となっていた時は、その後自分の体がどう変化するかなんてことには正直頭が回ってなかった。(つわりってやっぱ大変なのかな?くらい)実際に妊婦とゆうものになってみて、はじめてこんなに何ヶ月にも渡って日々体が変化し続けるチャレンジングな期間なのだと知った。

世の中、自分がその立場になってみないと全く触れることのない情報がたくさんある。妊活も不妊治療もそうだった。初めて聞く用語がたくさんあった。きっと出産や子育ても同じで、その後のことは体験してみないとわからないことばかりなのだろう。

一旦妊娠が始まると、自分の体の変化が激しすぎて着いていくのに必死だった。すこし前に起こってたことが今週はちょっと違う、とか、また新しい変化がやってくる、というのが日常的に起こる。いろんな変化がやってきては過ぎ去っていく。そのうち細かいことは忘れてしまう気がするので、自分がどんな変化を体験したか忘れないように記録しておこうと思う。

(※当たり前だけどこれは私の体に起こったことで、他の人に当てはまらないことも多くある。妊娠体験はみんな一緒ではなく個人差もあり一人一人異なるものだと思う。)

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妊娠初期(0-4ヶ月/0-15週)

そもそも最初はこの数え方というのも知らなかった。「今何週目?」と週数で数えることが多いけど、知らない人には「何ヶ月目」の方がわかりやすい気がする。ちなみに日本の数え方だと妊娠がわかる時点で既に2-3ヶ月経っており、約10ヶ月(40週)で生まれる。

体の変化
体温が高い(微熱がつづく)、生理が止まる、体がだるい、眠い、つわりが始まる、骨盤と恥骨がミシミシいう(腰が痛くてだる重い)、頻尿、とにかく眠い(私はいつも生理中眠いのだけどその眠みの3倍くらい)

トラブル
・卵巣が腫れる(初期にはよくあることらしい。しばらくしたら治った)
・子宮筋腫が見つかる(妊娠前には言われたことなかった)
・出血からの切迫流産(12-16週目まで安静生活。別投稿に書いた)薬の飲み始めは副作用で手の震え、動悸、頭痛に悩む

つわりについて
食べづわり&眠りづわり、空腹になると気持ち悪い(ちょいちょい食べの1日5食生活。外出時は何か食べものを持ってないと不安)、嗅覚が異常に発達する(犬並み)、食べたいものと食べたくないものが超はっきりする、特定の食べものをリピート食い(生姜うどん)、におい(特にニンニクとか揚げ物)で気分が悪くなって吐く、寝る前も空腹だと気持ち悪いので寝る直前にりんごなどを食べていた

つわりでいちばん辛かった時期は9-12週と、私のつわりはとても短い方だったと思う(それでも毎日「つわり いつまで」で検索してた)体の変化は激しいものの、はじめの頃は自分のお腹にもう1人いる実感があまりなかった。検診の際、エコーでうっすら人の形になってる影を見てから初めて自分のお腹にもう一つの命がいることを感じ、病院の帰り道に泣いた。

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妊娠中期(5-7ヶ月/16-27週)

体の変化
急にウエスト周りの締め付けが苦しい、乳首とお腹と背中がかゆい(特にお腹。しかしここでかいてしまうと妊娠線になるとの恐怖で保湿でやり過ごす)、頻尿、やたらと喉が渇く(1日2L軽く飲める)、シミソバカス、ワキの黒ずみが気になる(ワキと乳首にほくろができた)、太ももに血走った毛細血管が浮き出てきた(なおらない)、たまに動悸息切れ、靴下が履きづらくなる、足の爪が切れない、昼寝しないと持たない、夜トイレに起きる、おりもの多い、17週くらいから胎動を感じる、物忘れやうっかりが増える

トラブル
子宮筋腫の場所や状態によっては転院&帝王切開になるかもと言われた(その後位置が変わったので転院はなく下から産めるだろうと言われた)

自宅安静が解除されたすぐ後は、筋肉の落ちが激しく歩くだけで疲れたりお腹が張ったりしていた。けど少しずつ回復。さすが安定期と言われるだけあって、意外と元気なので動ける。人に会ったり、この時期に引っ越ししたり。

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妊娠後期(8−10ヶ月/28-40週)

※現時点ではまだ40週までいってない

体の変化
体が重い、すぐ疲れる、一定時間以上立ってるのが辛い、上り階段や坂道で息切れする、時々足がつる(夜)、喉が渇く、頻尿、夜2-3回ぐらい起きる(トイレで)→夜起きるので昼寝が必須、胸やけがやばい(後期つわり?)、とにかく寝づらい(家のクッション総動員)、髪の毛がパサつく(髪の毛が抜けない)、お腹が張る、坐骨神経痛、上半身が暑い(食後と寝起きは汗びっしょり)、甘いものが食べたくなる、やる気がなくなる、手元の不注意が増える(茶碗を割る、飲み物や汁物をこぼす等)、横になるといつでもすぐ寝れる、内臓圧迫がそろそろ限界

トラブル
・逆子 &へその緒が首に巻いてる(お灸に行った。その後2週間ほどでなおった)
・妊娠糖尿病の数値引っかかった(食事制限で3回目検査でなんとかセーフに。普通のご飯に戻りホッとした)

後期に入ってからどんどん目に見えてお腹が出てきた。まだ動けるうちにと7-8月に保育園見学を詰め込む。夏という季節もあるだろうけど上半身が異様に暑がりになった。最近は夜トイレに起きた後、すぐに眠りに入れないことも増えてきた。これは赤ちゃんを迎えるための体の変化と聞いたのでお昼寝で睡眠時間を補填。

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よく聞くけども自分には当てはまらなかったこと

つわり編
炊いたご飯の匂いがダメ(別に大丈夫だった)
1日に何回も吐く(食べづわりだったのでこれもなかった。匂いの刺激などつわりで吐いたのはトータルでも3−4回とか。少ない方だと思う)

その他
ジャンクフード、マックが食べたくなる
(一貫して揚げ物がダメだったしそもそもマックをここ何年も食べてないせいか特に欲しなかった)
便秘、痔、尿もれ、恥骨痛(まだないだけかも)
むくみで靴が履けなくなる(そこまでむくまなかった)
甘いものをどか食い(糖尿病の数値が一時期怪しかったこともありどか食いするほど食べれなかった)
心のアップダウン(多分少しはあったかもだけどそこまで激しいのはなかった気がする。けどこれからかも)


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すでに子供を産んでる友だちや先輩妊婦に自分(妊娠中)の体の話をすると「ああ、私もそうだったよ」「もうちょっとしたらこんなことも起きるよ」 など具体的な話を聞くことができた。ただそれは自分が今妊婦だからかな、とも思った。

出産の話に関してはとても興味深いし一人一人ドラマがある命がけの体験だから、これまでその話を聞く機会はちらほらあったけど、妊娠中の体の変化については(特につわり以外)あまり人から情報共有されることがなかったように感じる。出産という大イベントに比べたらそれまでのことは大したことないので忘れてしまうのか、それとも妊娠してない人には関係ないから別に話さないだけか。

特に初期は体の変化に心がついてけない現象があったけども、何ヶ月かたった頃には胎動を通して赤ちゃんがお腹にいることも、妊婦である自分にも慣れてきた。そしてすっかり慣れてきた頃、妊婦で無くなる時期が近づいてくる。(もう体が重くて胸焼けも苦しいし、赤子にも会いたいのですぐにでも産みたいと思うのだけど、「生まれたらそれはそれでまた大変だから遅いほうがいい」と言われたりする)

変化の激しかったこの期間を振り返って私が2つ大きく学んだことは「無理をしてもいいことない」ことと、「食べものを制限されるのは死ぬほどつらい」ということだった。(ただし2番目は授乳中にも続くといううわさ)

これからさらなる変化が待ってるのだけれども、それも楽しみながら日々学びつつやっていきたいと思う。

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