日本山岳スポーツ協会主催の八王子大会の赤字について

九州と北海道と東北を放浪してリボルトの必要性を感じたので、以前に日山協に対して取り組んでみた事を引っ張り出してみた。

オリンピックが終わったら公益社団法人 日山協にお願いしてみるかな!

以下、日山協に送った内容とその返答。
2020年5月7日のメールです。

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お問い合わせ項目
リボルトの事業へのお願い

●お問い合わせ内容
公益社団法人 日本山岳スポーツクライミング協会の2019年八王子国際クラ
イミング大会の9000万円?の赤字に物申す。

THE SANKEI NEWS2019.10.10では以下のニュースを見ました。
「日本山岳・スポーツクライミング協会は10日の理事会で、8月に東京都八王子市で開催したスポーツクライミングの世界選手権の大会収支が現状で約5900万円の赤字であることを報告した。設備の調達などの費用がかさんで当初1億5千万円程度と見込んでいた開催経費が1億9千万円程度に膨らんだことや、収入が想定より少なかったことなどが理由。
 協会は見積もりが甘かったとし、今後は大会のために購入した資材の売却や、来年度以降の各事業の圧縮などで対応する方針という。」

ここの記事を読んでいい考えが浮かびました。

ピンチがチャンスです。

◇自粛でクライミングエリアは人がいない。
◇リボルトをする時は危険なので、エリアではクライミングが出来ない。

正にリボルトをする絶好の機会です。
しかし、日本でのリボルトの現状は個人と日本フリークライミング協会に任されているのが現状です。

日本フリークライミング協会は日頃から岩場の環境保全、ボルトの打ち替えの講習会等と大いに貢献してくれているのは貴協会ご存知も事だと思います。
しかし、日本フリークライミング協会は予算が足りなくボルトの打ち替えがなかなか進まない状況でもある事も耳にする事だと思います。

因みに、NPO法人日本フリークライミング協会の平成31年の岩場の整備予算は4829250円

だそうです。
ここで似たよな法人なのに、貴協会のリボルトへの取り組みは耳にしたことがありま
せん。

上の記事を読むと大会に掛ける予算への疑問もですが、何と言ってもその赤字の額です。
ホントに憤りを感じるのですが、ここではやっちまったもんはしょうがないとしましょう。
しかし、それではこの大会の様なスポーツクライミングの大会ではなく、スポーツクライミングそのものを楽しんでいる者には納得が行きません。
スポーツクライミング大会への経費への掛け方は今後の課題にして今回は置いて起きます。
ここではスポーツクライミングそのものへの予算を割り当てを提案します。特に、リボルトへの事業への取り組みです。来年度以降の各行事の圧縮をするのではなく、今回の八王子国際大会以上の赤字を出すぐらいの見積もりの甘さでリボルト事業への積極的な取り組みを期待します。
特に、スポーツクライミングでボルトが設置される様になってから久しくボルトの劣化が懸念されています。実際にボルト破損による事故も起きています。
ピンチがチャンスです。信じられない赤字の汚名を挽回する絶好の機会です。
貴協会も「リボルト」への予算を組んでいないかもしれませんがご検討を期待します。
コロナで政府は国際を発行するなどの努力をしています。オリンピックの予算もあるかと思います。

因みに、貴ホームページを拝見させて戴きましたが八王子国際大会の会計報告を見つけ出す事が出来ませんでした。

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平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会事務局です。
リボルト事業等のご意見について承りました。
いただきましたご意見を、今後の参考にさせていただき、本協会の事業に活かしてまいりたいと存じます。
どうぞ今後とも変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
―(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会事務局
 
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たったこれだけ!
(*_*;
( •̀ㅁ•́;)
(ーー;)

流石、公益社団法人。

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イロイロな新聞や雑誌に似たような内容でリボルトの事を取り上げて欲しいと投稿して送られてきた返答が以下の3件だけ

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ご意見ありがとうございます。「しんぶん赤旗」スポーツ部の青山です。



たしかに岩場にクライマーがいなければリボルトの作業には好都合です。ただ、いまは地元の住民からクライミングの自粛を求められている岩場が多いです。作業であっても岩場を訪れることは快く思われないでしょう。クライミングができる状態になってから作業をするのがよいと思います。

岩場の利用を制限することになりますが、リボルトをクライマーに告知することでその意義をアピールすることにもなります。



日本山岳・スポーツクライミング協会にリボルト費用への支援を求めるという意見には賛成です。リボルトはこれまでローカルな課題でしたから都道府県レベルの岳連では支援があったかもしれませんが、中央段階ではそこまで目が届いていないと思います。日本勤労者山岳連盟は地方連盟からの要望を受け、安全対策基金から補助金を出したことがあります。クライマーの側からもっとアピールしたらよいでしょう。



ただ、リボルトはアクセス問題とも絡んで難しいところもあります。どのエリアやルートで打ち換えを行うのか、あるいは行わないのかは、クライマーのコミュニティーでよく話し合う必要があります。したがって、上部団体から指示するのではなく、地域のクライマーの方から要求を上げていくことが求められます。それを全国レベルでまとめて日山協に支援を要請したらよいでしょう。



世界選手権での大赤字については、まもなく日山協から検証報告書が出そうなので、それを見て問題点を考えていきたいと思っています。



「しんぶん赤旗」スポーツ部 青山俊明

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いつも岳人をご愛読いただき、誠にありがとうございます。

投稿拝読しました。

どうもありがとうございます。



この件、日本フリークライミング協会のリボルトでの活躍、貢献には頭が下がる思いです。

ただ、リボルトの活動と八王子大会の赤字を結びつけて、特定の団体への非難を含む内容を掲載することは、岳人としてはできかねます。

たしかに大変な額で、そのことを公にしていない向きがあり、そこに不信感抱くことは致し方ないと思います。

また、あくまで私見ではありますが、ご指摘の内容は、現在の日本の登山、クライミング文化について意味あるものだとも感じます。

貴重なご意見として受け止めさせていただければと思います。



どうぞご理解いただけますようよろしくお願いいたします。



岳人編集部 福田

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岳人さんへの自分の返事

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ご返答、ありがとうございます。
似たよな内容の投稿を1999年8月、9月に載せて頂いたのですが、これも時代なのでしょうネ。

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ロック&スノーの返答

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先のメールと同じく、6月号の編集は終わってしましました。北山

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