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【第125回】 Salesforce 認定 Marketing アソシエイト資格試験の英語版がリリース

Salesforce 認定 Marketing アソシエイト資格試験の英語版が、本日 2024 年 1 月 25 日より開始されました。残念ながら日本語版の試験は同時リリースとはなりませんでしたので、しばらく待つようにしましょう。今回の試験の内容を試験ガイドより引用しますと、以下のような試験になっています。

試験概要

Salesforce 認定 Marketing アソシエイトは、Salesforce エコシステム内でマーケティングのキャリアに興味のある個人向けに設計された基礎認定資格です。受験者は Salesforce プラットフォームに精通しており、Marketing Cloud Engagement について最大 6 か月の実践経験がある場合があります。

基礎的な認定資格となるアソシエイト資格とは言え、デモ環境が存在しない Salesforce Marketing Cloud 関連の資格は、もしかしたら簡単では無いと感じるかもしれませんね。すでに海外で受験した人の感想の中には「メールスペシャリスト試験よりは簡単だが、決して単純で簡単なものではない」という感想も挙がっていました。確かに、試験ガイドの出題範囲を確認してみましたが、そこそこ各種ツールの理解が必要であることが予想されます。

それでは、出題範囲と出題率を確認しましょう。

出題範囲と出題率

マーケティングコンセプト(28%)… 11 問
・マーケティング戦略の主要なコンポーネントと、それらが全体的なマーケティング目的とどのように連携しているかを説明します。
・マーケティング キャンペーンで効果的な電子メール オプトイン プロセスを実装するための主要な要件を特定します。
・マーケティングの文脈でプライバシー基準を維持するために、加入者ベースに関するプライバシー法の地域的な性質を思い出してください。
・基本的な電子メールの目標、指標、マーケティング キャンペーンの成功を評価する際の相対的な価値の例を示します。
・与えられた顧客体験シナリオで、対象ユーザーに伝わるコンテンツとメッセージの種類を要約します。

※オプトインとはメールを送信の許可を取ることです。

Marketing Cloud Engagement の基本(22%)… 9 問
・Marketing Cloud のビジネス ユニットおよび対応する権限に関連する、地域またはビジネス関連のアカウント構造のソリューションを特定します。
・Marketing Cloud の重要な機能をマーケティング活動に適用します。
・Marketing Cloud を使用する際の支援、トレーニング、サポートのために Salesforce が厳選したさまざまなリソースを特定します。
・購読者キー、連絡先キー、連絡先 ID を区別して加入者を一意に識別します。
・要件を考慮して、適切な Cloudpages フォーム送信設定を決定します。

※ Cloudpages というのは、ランディングページやアンケートページの作成機能になります。

メール送信とジャーニー(22%)… 9 問
・ジャーニーをアクティブ化するために必要な構成の概要を説明し、アクティブ化を成功させるためのエントリ基準を構成します。
・メール送信ウィザード設定の推奨構成を特定します。
・Marketing Cloud でメールを作成する場合は、テンプレート コンポーネントとコンテンツ ブロックを区別してください。
・ビジネス ニーズに対応するためにどのジャーニー機能を使用する必要があるかを特定します。
・コンテンツ レンダリングの検証を実行する方法を特定します。

※送信ウィザード設定とは、メール送信の手順設定のことです。
※コンテンツ レンダリングとは、HTML メールをいわゆる我々が普段見ているメールの形に整形することです。

データ管理(18%)… 7 問
・さまざまなデータ インポート メカニズムと要件を要約します。
・新しいデータエクステンションを作成するときに、データフィールドの設定などの設定を構成します。
・データエクステンションを解釈して目的のターゲット データを特定するための最適な方法を推奨します。

レポートと分析(10%)… 4 問
・Marketing Cloud のどこに特定のデータがあるかを特定します。
・望ましくない送信結果と配信可能性への影響を解釈します。

すでに LinkedIn を通じて数多くの合格通知が挙がってきていますが、コメントを確認すると「すべての質問が Marketing Cloud Engagement に関する質問で、Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) に関する質問は 1 つもなかった」とのことでした。その受験者の時にたまたまそうだっただけかもしれませんので、完全には鵜呑みにしない方が良いかもですが、出題範囲通りであれば、確かに Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) に関しては含まれていなそうな感じがします。

また、Trailhead シミュレーターという「メール作成のフロー」や「ジャーニー作成のフロー」を学べる教材が Salesforce 公式で用意されていますので、もし Marketing Cloud を覗いたことがない方で、この試験に望みたい方は、是非、以下の記事から確認してみて下さい。Content Builder や Journey Builder など、Marketing Cloud の主要な機能が体験できます。

あとは、Trailmix に関してはすでに準備されているようですが、試験対策モジュールがまだのようですね。おそらく近日リリースされると思いますので、そちらも試験対策にはなると思います。試験対策モジュールには模擬テストがふんだんに掲載されており、過去のアソシエイト試験では、ほぼ同じ問題が出題されたりしていましたのでリリースされたら必ずやっておきましょう。もしリリースされたらリンクを追加しておきます。

■ Salesforce 認定 Marketing アソシエイト 試験ガイド

■ Trailmix: Salesforce 認定 Marketing アソシエイト資格の準備

この Salesforce 認定 Marketing アソシエイト 資格試験に関しては、日本語版の試験が開始したら、私の方でなるべく早めに受験をしてみて、その感想を書いてみたいと思います。

今回は以上です。


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