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タイポ部(仮)レポート #02

タイポ部の第2回目を開催しました。

開催することは特に公開していないのですが、第1回目の噂を聞いて参加したいと仰ってくれた方もお誘いしてったら、参加者が前回の倍の13名にもなって。こんなにタイポグラフィとか文字に関することが気になる人たちがいたなんて思ってませんでした。

タイポ部はセミナーとか、これまでの勉強会ぽくしたくないってのがあって(これはまた別の機会に)、ネタは参加者の皆さんに持ち込んでもらうというサト研(※)と同じくアンカンファレンス方式に。強引だったけど、その場で考えて絞り出してもらいました。

**※ **
FWW サイト研究会のこと。福岡で一番緩い勉強会、通称「サト研」。サイト運営や管理まで含めたWeb制作してる人、企業のWebサイト担当者達と交流し たり、運営方法やCMSなどの研究したりする集まり。(サト研 web サイトより改編して掲載)

今回は少々アルコールも用意してのスタートです。

絞り出してもらったネタのタイトルを読み上げて、1人持ち票2で入れ札制に。早々と使い切っちゃったり、慎重になって偏ったり。なかなか面白い選び方です。

とりあえず票の多い順で発表してもらって、残りはさらに入れ札することに。(結局全部はできないんですけど)

今回のネタは
『骨と体 書と体』
『実家の写植の話』
『パブリック文字 プライベート文字』
『好きな文字のあしらいやってるマンガ』

骨と体 書と体

1人目はカジワラブランディングの梶原さんから。骨格とフォルムについての日頃からの考えをお話しいただきました。徐々にブランドイメージの捉え方の話になっていき…みんなすごく真面目に話を聞いてました。
途中で質問もでていい雰囲気でした。質疑応答の時間とかじゃなく、疑問に思ったらすぐ聞く。それに応じて話題提供者も話すことが変わっていく。この感じがとても理想的でした。
個人的には、梶原さんが使っていらっしゃるイメージマップがどうやって出来たのかが聞けてとてもラッキーでした。

実家の写植の話

次は高木さん。ご実家が写植屋さんだったということで、身内から見るw写植の話。若いデザイナーの中には写植を知らない方も多いはずなので、写植とは何か、みたいな話が中心です。

級数票も持ってきてくださいました。なつかしさが堪りませんw

写植プレートの感じの配置。現代はキーボード入力だから読み方がわからないと入力できないけど、写植は文字の形から探せたそうです。仕組みの話から版下の話になり…僕も含めて版下世代だったベテランの方々が、昔話で盛り上がったりしました。
若い方々は置いてけぼり感なかったかな…でも文字サイズの由来に繋がったりして、歴史を知ることで、なんでいまそうなってるの?につかながると、新しい発想に繋がったり発見があっていいかもしれませんね。

パブリック文字 プライベート文字

3つ目もなんと再び梶原さん。2つもネタを出してもらえるとは…有り難いことです!でもすこし酔っ払っていらしたのか…少ししどろもどろ…え?働き方改革って言いました!?
大丈夫。ちゃんと着地しました。デザイナーはアウトプットが環境も影響受けるから、その環境、デザインする対象と合ってる?みたいな話でした。なるほど確かに。自宅作業でかっちりめのデザインはつかみにくかったりするかもです。

ロゴタイプの骨組みのヒントはどこから得てるかも聞くことができました。なんの知識もないとゼロから骨組みを作るのは難しい。でも過去の書を参考にするといいので漢字辞典あると良いよとのこと。
写真は『たくほん(拓本)』で画像検索してるところ。事前準備しないネタをなはしてもらったので、その場で検索したのを表示して、これがね…ほほー…みたいな感じで進んでいきました。ライブ感がいいですね。

好きな文字のあしらいやってるマンガ

最後は井上さん。ご自身の紹介のスライドを作ってきてくださって。そこからの流れでジャケ買いした漫画のタイトルの紹介をしてくださいました。最近漫画やアニメのタイトルデザインは凝ってるものが多くて、エヴァフォントとか、キルラキルのラグランパンチ(名前うろ覚えだった…ディーゼロ黒木さんから指摘がw)とか、フォントワークス系多いよね!みたいな話でしで盛り上がりました。

あっという間に終わり

あっという間に2時間が過ぎ、今回はここまで。参加してくださった方々に楽しかったと言ってもらえたのでホッとしました。

どうやらしっかり準備しない方が、対話も生まれやすいきがします。そんなに仕込まないで、テーマだけ決めてその場で検索しよう、くらいが良さそうです!セミナー感もないし、勉強会感もなくていい感じだなーと思いました。(ちなみに僕は、会場で字を書くつもりで道具持ってきてましたw)

まだネタがたくさん余ってたので、ぜひ次回に持ち越して、話題提供してほしいです。

今回も会場を貸してくださったディーゼロさん、ありがとうございます!


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