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いつだったか、多分それなりに前の話。
当時付き合ってた恋人と喧嘩した時、自暴自棄になった僕は当てつけのように(あれはきっと傷つけようと思ってしてしまったことだったように思う)過去の話をしたことがあった。
もちろん、今は僕がこう居られるのもそういう過去のおかげであるから知っておいてほしいという気持ちもあったんだと思う。とても甘えな行動だったのだけど。
案の定、僕には無理だと振られてしまい、それでも友達として彼はやっていきたかったのだと思う。別れてもいずれまた付き合えるように向き合っていきたいと言われて僕はそれを信じて、君のことをずっと好きでいるって約束したんだ。別れた後一度会った日も喧嘩はしたけど泣きながらも手を繋いで歩いたの、覚えてる
あの日で僕は終わりを確信していたし、君もそうだったんでしょう。でもどこか忘れることはできなくてそのままかなりの時が経った。きっと諦めたのもその時だったよ
必要以上に連絡はなくて、それでもSNSで写真をあげれば必ず反応してくれてた それが少し嫌だった。
君がきっかけになって行き始めた音楽イベントに1人で足を踏み入れるつもりで、このイベントに行くってツイートしたっけ。
それを見た彼から僕も行くかも。とだけ連絡があり、それに対して期待とか何かがあったわけではなくただぼんやりと思った 会えるかもね。と送った後既読だけついて返信はなかった。
また暫くして、彼女ができた。ごめん。そういえば君も諦めれると思ってって。
僕はそんなのとっくに諦めていたんだ、苦しい過去を押し付けて許しをもらえるわけなんてなかったんだよ。受け入れて愛してほしいなんて、子供みたいなこと言ってはいけなかったんだ
そんなのわかっていたけど、
やっぱりそんな人だと思わなかったって言われたことはやっぱり悲しかった。これ以上惨めにしてほしくなかった、
僕だってそんな人になりたくてあんな想いしたんじゃなかった、逃げるためにあんな手を使ったのも私が選んだことだとしても道が少なかったからそうせざるおえなかったんだろう、僕が男でもきっと僕はそうしたと思うし。
君の新しい彼女は気の強い顔をしたどこにでもいそうな大阪のコンカフェ嬢で、SNSにプリクラを載せてたくさんの人に祝福を受けていた。
僕の顔はひどく弱々しく醜かった
僕といた時の2人の写真なんか上げてくれたことなかったなあ。
そういう人に当たり前に奪われていく色々を僕はやっと思い出した。
素直におめでとうって言えなかった
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