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お金がなくなる怖さと使う楽しさ

貯金がしたいと口にしているくせにお金を使う。使うたびに「無駄使いしてない」と自分に言い聞かせてる。「今まで我慢してきたんだからこのくらいいいじゃないか」、「大丈夫。使った分、貯金していけばいい」、「このくらい20代半ばの女性なら使ってるし普通だよ」。更に付け加えて言い聞かせてる。

新しい服を買えば楽しいし、どんな組み合わせのコーディネートが出来るのかワクワクもするし。何より身に着ける物は気持ちを安らがせてくれて玄関を踏み出す勇気をも生み出してくれる。一番重要なのは通院の億劫さを削減してくれること。

けど、心が満たされない。
そして残高を確認して後悔と罪悪感と恐怖に囲まれる。
この繰り返しを私はここ2年間ほど、何度やってきて感じてきたのかを通帳を見るたびに落胆し自分が嫌になって「なんてダメな奴」、「自己管理も出来ない人間」と黄色のステッカーを張る。そして、こう言い聞かせる。「落ち着こう、まだ大丈夫。挽回出来る」、「来月の内訳を今のうちに紙に書いていこう」と。


だけど、出来ない。
私は出来ない。
躁の波が訪れたら自分自身を止められない。薬をきちんと服薬していても躁というドラッグもどきに勝てない。だからと言って、鬱の波であってもストレスや負の思考をどうにかしようとお金を使う。そして、また言い聞かせる。

「無駄使いしてない」。


人生のおいてお金が最も怖いもので、とても大事なものなことを幼少期から見てきて、知っているのに大事に出来ていない。

2019.09.25 ao

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