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初音ミクの過去からイマ、そしてミライへ【180】

うぐいす色の長いツインテールの可愛らしい女の子、そう言うだけで大概の人は誰のことだか想像することができるだろう。電子の歌姫、初音ミクである。現在では海外公演を行うほど大人気である。この記事ではそんな彼女の過去、そしてミライについて語りたいと思う。

1.ボーカロイドの誕生

「千本桜」「シャルル」「ロキ」

これらの曲は誰もが耳にしたことがあるだろう。

これらの曲はVOCALOIDと言う技術によって仕上がっている。

そもそもVOCALOID(ボカロ)とは、ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称である。メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。(Wikipediaより抜粋)

そしてこの技術を使い最初に発売された日本語VOCALOIDは、2004年にクリプトン・フューチャー・メディアより発売された女性シンガー「MEIKO」である。その後2006年に同社から男性シンガー「KAITO」が発売された。しかし、その当時VOCALOIDの知名度は音楽界隈より外には広まらなかった。

そこで2006年にあるものが誕生した。

それが、日本最大級の動画共有サイト「ニコニコ動画」である。これによりVOCALOIDの知名度はどっと上がった。

さらに、この翌年にボカロブームに油を注いだとある歌姫が生まれた。それが、初音ミクである。

従来の大人びた歌声とは変わってポップかつキュートな歌声だったので、様々なジャンルに合わせることができるようになった。その結果、若者を中心にたいブームが起き社会現象となった。

その後、同社からは「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」、他社からは「Megpoid」「IA」「flower」「結月ゆかり」などなど無数のVOCALOIDが発売されボカロの知名度はさらに高まって行った。

2.ボーカロイドのイマからミライへ

前章の過程を経て、現在では様々なイベントが催されている。

国内では、「マジカルミライ」や「ニコニコ超パーティー」と行ったライブ公演はもちろんのこと、初音ミクが誕生した北海道で毎年行われている札幌雪まつりと平行に、北海道を元気付ける派生キャラクター「雪ミク」のイベント「SNOW MIKU」、VOCALOIDを使い音楽を作っている通称「ボカロP」やイラストレーターなどが集結した日本最大級のボカロ同人即売会「THE VOC@LOiD M@STER(通称、ボーマス)」なども行われいる。また、ジャンルを通り越して様々な場所でコラボが行われている。プロ太鼓集団の「鼓童」とのコラボ公演、東京府開設から150年の節目だった去年の10月に東京都主催で開催された「東京150年祭」のメイン・プログラムとして起用され、今年の春には「弘前桜まつり」と初音ミクの派生で、春をモチーフにデザインされた「桜ミク」がコラボするなど今まで数え切れないほどのイベントが催された。

海外でも人気はとても高く、「MIKU EXPO」「MIKU WITH YOU」などのライブ公演が毎年行われている。去年はヨーロッパ(前者)、中国3地点(後者)で開催された。

昔に比べるといろんな層に認知されたように思える。人によっては機械の音嫌いとか言う人もいるがそれはしゃーないね

また、近年になって「マトリョシカ」や「砂の惑星」などを生み出した大御所ボカロPの「ハチ」、「シャルル」や「雨とぺトラ」など近年人気が沸騰中の大人気ボカロPの「バルーン」などなど現在活動中のボカロPが現在「Lemon」や「ピースサイン」など大ヒット曲を生み出しYoutubeの合計再生回数140億回越えの「米津玄師」、バルーン名義で発表した曲のセルフカバーを投稿し人気が急上昇中の須田景凪、という名義で歌手活動もしており絶大な人気をえている。また、「夜明けと蛍」や「アイラ」などを世に送り出した「n-buna」がギターを担当しているバンド「ヨルシカ」や、「メルト」や「ODDS&ENDS」などが代表曲の「ryo」プロデュースのアーティスト「EGOIST」なども多大な支持を得ている。

このようにボカロPが今の音楽の流行の最先端を築いている。

これは、初音ミクがイマの世界を作っているといっても過言ではないと思う

彼女がいなかったらこのようなアーティストは存在していなかったからね

初音ミクはこれからも音楽のミライを作っていくのだろう