見出し画像

「出遅れ」は、追いつけばいい。巻き返す機会に。

先日、「電動キックボード」のニュースを目にしました。終電後の飲酒状態でレンタルし、事故を起こすことがあるので、「飲食店の近くに設置された乗り場を見直すことや、貸し出し時間の再検討、飲酒運転への注意喚起を呼びかける看板の設置など」を事業者に要請した、とのこと。

これに対し、
・わかっていたこと。遅すぎ
・そもそも夜間の貸出は、飲酒している人を想定すべきだったのでは
などのコメントが見られました。

個人的には、同意する部分もありますが、でも、安全のため、後からでも「ルール追加」は必要なことだと思っています。

「あとから追加・修正」は必要なこと

始まるときのルールが、実態に沿わないので追加・修正するのは、当然のことです。「はじめからわかってたじゃん」という批判はありますが、だから「そのままでよい」ということではありません。最初の設定が実態にあっていない、とわかった時点で、追加・修正すればよいだけの話です。最初っから「完璧」はなかなか現実的ではないし、「最初から完璧」のためにスタートが遅れてしまうことも本末転倒。重要なのは、「見直し、実施」のスピード感です。
※電動キックボードに関しては、今後「規制緩和」の方向らしいので、それはそれで問題ありそうですが、ここでは触れません。

例えば、マーケティング領域では、

販促や広告を実施する場では、とくにデジタル領域では、「競合他社が新しい取り組みを開始した」ということを目にすると(情報を得ると)、
   >まずい、出遅れた...
と焦ることもあります。SNSで興味深い取り組みを見ると、
   >(うちは)まだ何もしていない...
と出遅れを悔やみます。ですが...
この場合の「出遅れ」は、けして「負け」ではありません。「出遅れ」に気づいたときに、どうするか、考え、実行すればよいだけのこと。出遅れてもその後追いかければ、間に合います。追いつけるし、追い抜くこともできる。ただ、出遅れに気づいたときから実行するまでにかかる時間次第で勝負が決まります。

もっと言えば、「先行している競合に気づいたとき」ではなくて、「先行して”成功”している競合に気づいたとき」でも十分です。企業の考え方で「新しい施策は先行して実施する」タイプもあれば、「従来の策にじっくり取り組む方を優先する」タイプもあるので、焦ることはありません。
そして新しい取り組みが成功しているとは限らない。マーケティング領域では「出遅れ」を有効に使うこともできます。場合によっては、「追いかける立場のほうが強い」ことも。

なにより大切なのは、「気づいたら動く」こと

「出遅れ」があっても、「出遅れた」ことを回復するのは可能です。気づいたときに動き始めれば、追いつくことはできます。これを「出遅れたから、もういいや」と「何もしない」と永遠に追いつくことはできない。後になればなるほど、「(出遅れたけど)実行した」ことは「遅れた」ことにならなくなります。要は動くことです。

「再開」についても同じ。なんらかの事情で「お休み」状態になってしまったとき、もう一回始める、ことは大変な労力なんですが(「やらなくてもいいや」になってしまう)、強い気持ちで再開することで、空白期間を活かすこともできるはず。間に合います。追いつけます。

私も、このnote、3ヵ月の「休眠期間」がありましたが、再開しました。再開して、読んでいただいている方がいてくれます。「スキ」を押していただける方がいてくれます。再開しなければ得られなかった「感動」、実感しています。

※…ということで、休眠期間を経て、5/31時点、「スキ」累計が、
9,950
です!ありがとうございます!!「大台」の方には何か...記念品を...感謝の言葉を...気持ちを...何かします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?