映画「夜明けのすべて」感想(ネタバレあり)

大人になればなるほどチクっとくる映画だと思う
心当たりがきっとある。

山添くん家の前に自転車があったり
彼女から大切な話があると言われたり。
具体的な描写はないけれど
きちんと生活が続いている。
(もちろんその生活で藤沢さんはイライラする時期があった)
その生活がある描写がとても素敵で。
今も池上線あたりの街で続いてるのかな。

印象的な音楽が一定に続いてるのも(眠くなったりしたけど)日々の世界を、その世界にある優しい時間を印象付ける。

舞台挨拶で、三宅監督が印象深いシーンで、おじさん3人のインタビューのシーンをあげて、“あのシーン面白すぎません!?”と話されていて。うん、確かにめちゃくちゃ面白かった。
カットされたらしいタクシーでお母さんが藤沢さんを迎えに?行くシーンよりも、おじさん3人のインタビューシーンが採用されてるの、ドラマティックさよりも日常を大事にしてて、すごくこの映画らしいなって。

日常にある優しさに焦点をあてた素敵な映画でした。
何より、松村北斗さん、上白石萌音さんの演技がとても素敵で、
温かさや優しさをたくさん浴びた気がする。

最近瀬尾さんのその扉をたたく音、私たちの世代はを読む機会があって。
すごく素敵な世界で、
特にその扉をたたく音はまた実写化されてほしいな。
私の勝手な思いだとこれはまたほくちゃんにやってほしい、って思っちゃうし、
若手男性俳優のファンの方はみんなそう思うんじゃないかな、って思える
瀬尾さんの世界、くあたたかで応援したくなる世界。


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