見出し画像

このあいだの夢

場面1

緊急事態宣言により、最寄りのショッピングモールがもう一ヶ月くらい休館している。そのショッピングモールに入っている楽器屋さんで、六ヶ月前にオリジナルカスタマイズしたギターを買ったのに、引き取りに行くのをすっかり忘れていた。ボディの部分がグリーンの大理石になっているギターで、指版のところにシェルの装飾を施したのだ。
なんで休館になる前にさっさと引き取りに行かなかったのだろう。もうずっと前の注文だから、お店の人も忘れているのではないか、もう引き取りに来ないと思われて他の人の手元に渡ってしまったのではないか、と色々と心配になってきた。注文時の控えは当時使っていた鞄から見つかったから、休館が開けたらすぐに引き取りにいこうと思った。

場面2

人生ゲームのような双六の盤上にいる。あたりは夕方。空はピンク色に染まり、目の前の森の木々は夕日に照らされて紫色だ。
自分が立っている道が少し先で二手に別れていた。私は右に行きたかったが、右の道には看板で「レベル60〜」と書いてある。わたしはまだレベル50なので、「行けないじゃん…」と呟いて仕方なく諦めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?