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まずは人としてなのよ

気を張らず、何も考えず、疲れを感じない人と一緒にいたいと思う今日この頃。

疲れている。日々疲れている。
体力的にもメンタル的にも。
私、人間って別にそんな好きじゃないんすよ。一人が大好き。
でもコミュ力はそれなりにあるんです。人と関わるのも別に嫌いではないですし。

だがしかし、疲れる。
今は別事業所へのヘルプもあるおかげで、通常の二倍以上は気を遣ってる。
それぞれのコミュニティがあるし、やり方があるし、色々考えすぎてマッッッッッッッッッッジでめんどくさい。

故に、プライベートの時間は一人でいようとしてしまう。
楽だ。疲れなくて済む。しあわせ。

でもずっと思ってる。私は自分のプライベートを犠牲にしてないかと。
もっと自分の幸せのために生きてもいいんじゃないかと。

私も今年で36歳になる。アラフォーと呼ばれる年齢だ。
自分の恋愛についてめちゃくちゃ考える。結婚願望があるわけではないので、焦らなくていいやって思ってしまうのも良くないなぁと考える。

誰かと一緒にいたいと思うが、もちろん誰でもいいわけではない。

そんな時に頭に浮かぶのは、年下の同僚の男性である。
恋愛的に好きという気持ちはあるものの、彼女いるんだかいないんだか分からず。
私との会話では「いないんすよねぇ」とは言うものの、他の利用者さんとの会話では彼女いるみたいな発言もあり、「??????」となっている。
でも私は自分が傷つくのが嫌だから、いるってことにして諦めようとしている。

別にもう好きじゃないし。ただの仲のいい同僚だし。そんな感じでやっていこう。今年転職する予定だし。

この年齢にもなると、良くも悪くも感情の波がフラットに近づく。昔ほど落ち込むことがなくなる。
なので彼とも、普通にただの同僚として過ごせている。

なのにだ。彼は恐らく当人の意図してないところで、かなりずるい。

昨年末、私はシフトの関係でずっと別事業所で仕事だった。年末年始の休みが明け、久々に自事業所へ戻った時。

まずは敬愛する女性の先輩が「おかえりぃ!」と笑顔で出迎えてくれた。久しぶりに会えるのが嬉しそうな先輩が可愛くて和んだ。

そこに「のーこさんのーこさん!」と彼もやってきた。
そんなに呼びかけてどした?と疑問に思う私に、彼は冷蔵庫からお菓子を持ってきてくれた。
そのお菓子は、年末の自事業所のイベントで出されたお菓子だった。私だけ別事業所にヘルプでいなかったんで、取っておいてくれたらしい。

それを真っ先に渡しに来てくれる彼を可愛く感じてしまい、私は本当に弱いなぁと思った。それと同時にすごく嬉しかった。

昨年末。私は仕事納めを別事業所で迎えていた。
うちの職場は色んな報告をLINEで交わしていて、イベントの写真もそれぞれの事業所のグループLINEに挙げられる。
別事業所で年賀状を作っていた私のLINEに、自事業所のイベント写真が届く。そこには例のお菓子も写っていた。
そのお菓子は見た目が綺麗な星空のようで、「私がいない時にそういうの用意するんだなぁ」って寂しくなった。

こういう経緯があったもんで、素直に嬉しかった。
彼曰く「味は寒天」と言っていた。確かにそうだった。個人的には金平糖に近かったけど。

彼はいつも、私の予想外のことをしてくれる。それにいつも揺さぶられる。

私の見えてる範囲だけれど、そういうところからのーこという人間を大切にしてくれてることを感じている。それが恋愛感情かどうかは別にしてね。

私が忙しくて帰れない時、気にして中々帰ろうとしないのも気づいてる。
話しかけようとしてやめることがあるのも気づいている。

そうやって心地よい距離感を作ってくれていることが、何より彼に惹かれてしまう一番の要因である。

性別問わずガツガツ来られると、警戒するしめんどくさい。
かと言ってこっちに全く来られないと、それはそれで私は寂しい。でもガツガツ来られるよりは断然マシ。
そういうのーこが一番めんどくさい人間である。

そんな私にとって、彼は貴重な存在である。

たまに彼と話し込むことがある。
彼も私もターン制の会話で、お互いを尊重する。でも違うものには違うと言える。
こんな会話ができる人とは中々出会うことがないので、私はいつも楽しいと思ってる。

そして職場だからか、恋バナはしても下ネタを話すことがない。それも本当に心地よい。
別に下ネタが嫌なわけでないし、好きな方だとも思ってる。お付き合いをする人とはどんどん話したいとも思うし。

でも最近になって、人と下ネタを話すことがキツくなってきた。
多分なんだけれど、人から性的に見られることに関して年々繊細になってきてるのだと思う。
若い頃は男女ってそういうものだと思ってたから、全く抵抗なかった。

でもさ、私もアラフォーなわけで。
これまでの人生で、性欲ばかりをぶつけられて傷つけられたことが多々あって。

もう嫌なのよね。そういうのはもういらん。しんどい。
異性としての前に、ちゃんと人として接してほしい。性欲があることに関しては何とも思わんから。
多分大体の女性は、性欲を前面に出す人より、関係性によってちゃんと隠す人に好感を抱く。

なので、私はそういう空気にならない彼といるのが平和に思えて、そんな彼だからこそ触れられたいと思うのだろう。
でもこれはただの仕事仲間だから成立しているものでもあるから、ジレンマよね。

でも何とも思ってない異性から性欲をぶつけられるよりは、この関係性はその何倍も尊いものである。
なので、私も結局大切にしてしまう。

のーこという人生は、女性として見ると損ばかりしているのかもしれない。
よく恋愛とか結婚に関して聞かれるし、たまに焦ったら?とも言われるし。

でもね、私にとっては彼との何気ない時間が、それ以上に愛おしく、勝手に頬が緩んでしまうものなのだ。

お互いにフォローし合う時。
アイコンタクトで意思疎通できる時。
彼の前でだけ弱音を吐いてしまう時。
つい二人で話し込んでしまう時。

この人と一緒にいられたらなって思ってしまう。やっぱ好きなんですねぇ。

と言うことで、どんどん独身人生に拍車がかかってますが、今はこれでよきです。自分に余裕ができた時に、この先の人生のことを考えて動きます。

好きな人にだけ触られてぇ。それだけだ。

久しぶりにこんな記事も書けたので満足です。仕事以外のこともっと書いていきたい。

では今回はこの辺で。
またね。

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