病は気から。じゃあ治せる

「病は気から」という言葉。
あながち嘘では無いと子どもながらに思っていた。あの頃。


2023年
この夏は闘病ではじまり、いま現在がある。

私は病気を患っていた。

夏の初め。ダラダラと続く生理?不正出血。
半年生理が無いと思ったら、中途半端な出血が止まらない。
同時に貧血。

さらに、腰から背中、首、頭までの痛み。
腰と背中の痛みは、立ち上がれないレベル。寝返りを打てないレベルに達した。
夜の眠りは、少し眠っては痛みで起きるレベル。

辛い。熱も続いた。

病院になかなか行けなかった。

理由は、怖かったから。
何か悪い病気だと思った。

病が怖いのもあるけれど、もっと怖いのはシングルマザーだから。
子どもがまだ8歳、小さい。
私が何等かの病気だったら、入院することになんてなったら?
どうすれば良いの? 施設?

そんなことをグルグル考えてしまう日が続いた。


娘はかんしゃく持ち
たびたびパニック状態になり、泣き叫び、暴れる癖を持っている。

予定の見通しがついてないとイライラする。
それは、トイレに行って、着替えて、朝ごはんを食べて…そいうレベル。

小さな予定も、すべて見えていないとイライラする。
その癖、伝えたこと2つ以上は覚えていられない。
毎日、予定を細かく書き出さなければ、癇癪を起して泣き叫ぶ。

少しの予定変更があれば「うそつきー!!」と叫び、走りまわり、家を叩く。
そして「痛いーーー!!」と叫び、抱きしめれば「やめてー!痛いー!!助けてーー!」と叫ぶ。

私はイライラする。
でもイライラは、すべて腹に収める。
冷静に。冷静に…。動悸がするけれど、収める。


私はHSPです。
出来れば、静かな環境で植物を育てて
穏やかに暮らしていたい。

我が家には可愛い猫がいるけれど、それすらストレス。
ドキッとするような物音を立てるし、抜け毛や猫がいることでの異臭や汚れが気になる。

そして、攻撃的な娘は何よりの脅威だ。

娘は可愛い。
でもはてしない脅威だ。

その娘とずっと一緒にいなければならない夏休みは、楽しくもあり、果てしないストレスである。


【7月初旬】痛みの増大

7月に入り、腰から首までの痛みも増し、
さらにはお腹の痛み、脇腹の刺すような痛みが追加された。

これは我慢してはいけないやつ。

総合病院へ行き、血液検査から婦人科へ。
子宮内膜症だと思うが、怪しげな箇所のガン検査の結果も。
8月に入り、正式に子宮内膜症と診断された。

その間、1日を通して姿勢を保つことが出来ない。
車を運転して出掛けても、痛みが出始めたらフラットにしてある後部座席で休む。

キモチは元気だし、友人と会えば、
きっと私がこんな状態だと察することは出来なかっただろう。

7月の中旬、ついに休み休み通っていた仕事も休職した。


腰から背中の痛みに関しては、骨格の歪みこそあれど、手術が必要なヘルニア等をおこしていない状態だそう。

ただ、身体中の筋肉が異常なほどに固まっている。
それは、足から頭の筋や皮膚までガチガチに。
鎧のように固まっている。

その後、整体へ行って「身体が全体で防衛してるねぇ」
「腰とお腹周りから派生はせいしてるから、これは怒りだ。」

そう言われて、ハッとした。
毎日の怒りの感情を、腹にぐーーーーっと押し込めている。
お母さんは怒ったらいけないから。

でもそうしても声を荒げたり、暴力をふるうわけにはいけない。
田舎すぎて、カラオケも無く大声でストレス発散すら出来ない。

良い解決策がない。
ならば、ストレスから距離を置こう。
娘から逃げると決めた。

それから、近所の人へ説明した。
娘が癇癪を起してこんな状態になること。
私は我慢が出来なくなったら、逃げること。
近所の人たちは協力的で、地域で娘を見てくれている。

準備も万端。
私は、町で唯一のファミレスに避難することを決めた。


娘からの逃避

避難の時間は1時間ほど。
最初は気が気じゃなくて、心配で心配で。
でもよく考えたら8歳の子が、留守番出来ないはずが無い。
ましてや、小学校ではリーダー的な存在で、友人のパン屋の接客対応を完璧にこなす娘。

癇癪中の娘を置いていくことは、落ち着いている時の娘に説明してある。
また、落ち着いた時には電話が出来るようにアレクサアプリを設定している。

案の定、私が家を出たら落ち着く娘。
私が帰ると、本を読んだりのんびり過ごしている。

ファミレスに避難することを始めてから、ほんの少し痛みがやわらいだ。
何度整体へ行っても、痛みで起きる生活から、朝まで寝られる日が少しずつ増えている。

そして、驚いたのが…
子宮内膜症が現在は消えているということ
数日前に婦人科へ行って、今後の治療法の方針を決めようとしたところエコーを見る医師が「え!あれ?」とカーテンの向こうで言っている。
子宮や、変な場所に出来ていた内膜が洗い流されたように綺麗になっていた。

また出来る可能性があるとのことで、1か月後にまた診察の予定だけれど、いま現在は健康な子宮になっています。


少しずつ、自分に優しくすること

お母さんだからって、一人ですべて請け負う必要ない。
シングルマザーは、離婚したのは自分の責任。親権を取った自分の責任。それも一理あるけれど、全部頑張りきる必要はない。

メディアで取り上げられるシングルマザー家庭は、
朝から晩まで仕事をして、苦労して子どもを育てする母。そして、そんな母親に感謝をしているという美談。
そして、逆に子どもを置いて遊び歩いていて、子どもが虐待死する事件。

前者を哀れみ、賞賛し、後者は悪。
確かに子どもが被害者になるのは悲しいし、許される話ではない。
でもね、前者であるために自己犠牲で歯を食いしばる必要も無いと感じるんです。

病は気から。
発表会の劇がプレッシャーで、前日から体調不良になっていたあの頃と何ら変わりない。

自分に優しく。
圧し掛かってくるストレスは、ある程度仕方ない。
そのストレスを軽くする努力。
氣分を良く整えてあげることが大切だなぁって。
あらためて感じるわけです。

早く身体の痛みも取って、動けるようになりたいなぁ。

みなさまご自愛くださいませ。

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