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【イラスト映画館】イケメンと善人は出禁。ゲス野郎しか出てこない、韓国スリラー映画あるある5選

韓国映画は韓国映画でも、恋愛でもコメディでもなく、スリラーというジャンルの韓国映画。

実は韓国スリラー映画って、”あるある”が多いので、ざっくりと紹介します。

あるある1:主人公はゲス野郎、敵対するヤツはもっとゲス野郎。つまりゲス対超絶ゲスの闘い

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ハリウッド作品では、主人公は善人、、、という設定が多いのですが、韓国スリラーは違います。

たいてい主人公はゲス野郎。暴力や賄賂、横領は日常茶飯事。だいたいクソ野郎です。そのクソ野郎に敵対するのが、もっとクソ野郎。

クソ野郎よりもっとクソ野郎のため、主人公のクソぶりが軽減されるという間違った現象が起きます。

ちなみに警察、政治家、企業トップなどお偉いさんも基本ワル。現実世界でも政治汚職や横領、財閥争いが起こっているので、韓国社会を反映しているのでしょうか……。

あるある2:イケメンはいらん!おっさんが主役の”おっさんずラブ”

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韓流スターといえば、古くは「冬ソナ」のヨンさま、今なら中性的な顔をしているKPOPアイドルが思いつきますが、韓国スリラーの世界では、登場人物はおっさんが多いです。

ダンディーなおっさんかと思いきや、中年腹で顔もデカくて、その体は6頭身の梨体型。顔もフツー(むしろブサイク?)で、目は一重(整形大国なのに)。

だけどフツーのおっさんだからこそ、窮地に陥る様はリアルに映り、中年腹を奮い立たせながら闘う。そのため人一倍、一生懸命に戦っているように見え、かっこいいと思わせてしまう。

さっきも言いましたが、ワルなので、モラルの観点でみると応援してはいけないのですが、映画マジックのせいで、好きになってしまいます。ついにはおっさんを好きになる、”おっさんずラブ”が発動。

あるある3:チェイスシーンが出てくる

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スリラー映画なので、アクションシーンはマスト。

ということで、アクションの醍醐味、チェイスシーンはよく出てきます。

なおチェイスシーンは、「追っかけっこパターン」と車による「カーチェイス」の2種類が主。

カーチェイスでも車はボロボロ(だいたいガラスはなくなり、風がビュービュー吹き出す)、追いかけっこパターンでも主人公はボロボロ。敵はゾンビ並みに襲いかかり、執念とも言える、追いかけっこへの徹頭徹尾ぶりに脱帽することでしょう。

あるある4:目がクリクリの女の子が出てくる

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韓国スリラーでは、ワルの主人公が自分の悪事を反省し改心する、というシーンが出てきます。

そんなクソ主人公が、改心するきっかけはだいたい、家族、恋人、子供、です。特に子供は幼い子が多く、だいたいは女の子。

その女の子の特徴が、目がクリクリ。純粋な目で見つめられると、主人公は罪の意識を感じてしまうんですかね~。だいたいクリクリしています。

あるある5:最後は銃撃戦……ではなくて、最後は拳で殴り合い(たまにナイフで切りあい)

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韓国は銃規制国家です。ですので、西部劇のようなドンパチができません。

なので、主人公が敵と対峙するラストでは、だいたい拳の殴り合い。しかもだいたい、1対1で殴り合い、どちらが先にくたばるかで勝敗は決まります。

その勝負、骨を折ったり、首を絞めたり、時にはナイフで何度も切りつける、と中身は陰惨たるもの。

もう死んだかな~と思っても、ゾンビ並みに敵は生き返るので、主人公は休まることを知らず、殴り続けることに。そのため、観客は長時間の殴り合いを鑑賞するはめになり、途中で、暴力に慣れるというよくない現状が起きます(でもそれこそが映画体験です)。

ということで上記の条件をほぼ満たしている(あるある4はナシ)韓国映画「アシュラ」がオススメです!



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