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またしても徒歩0分のところで闇に落っこちた話。

重いお話キターー。

知り合いや自分に思い当たりませんか。
「この人(自分)ってやたらとこういう人が近づいて来るな~」って。
多くはお呼びでない人が寄って来てしまうことに対してそう思うんじゃないかと思います。

語りかけておいてもう私の話です。
私は人を引き寄せません。寄せ付けない、が正しいですね。
この人は嫌だと思ったら絶対に話し掛けさせません。
やっているのはちょっとしたことですが、やっぱり寄せ付けない性質なのが大きいのかな。
そんな私でもうっかりお呼びでない人が来ることはありますが本当に稀なので端に置いときます。

私は学生時代を、寂しいなぁと思うことが多い時間を過ごしてきました。
それは同じ校内・教室内に人気者がいるからでした。
友達がいなかったわけではありませんが、これをされると嫌、こういうのは許せない、そういう線引きでアウトになる人には自然とバリアを張っていたと思います。更にアウトになる人と仲良くしている人もアウトになり、まー内弁慶が話もせずに偉そうにしてたなJK時代…ちょっと殴ってきたいです。
今でもそう。エヴァンゲリオン的に言ったらA.T.フィールド全開です。カヲル君の言う心の壁です。

さぁて夫はというと「人気者」にカテゴライズできる人でしょう。
更に中学~社会人になってからもモテたのでくっそー滅びろもげろ爆発しろ!!!
あぁあ憎い!!!いろんな意味でいろんな人が憎い!!(束縛女)

人間が持って生まれた引き寄せの性質によって人気者になるかそうじゃないか決まるとまでは思っていません。
その人の人間性が1番大きく、不思議な引き寄せ性質もそれにプラスされるかもくらいに思ってます。
私が言うのもおかしい気もしますが、私も夫に引き寄せられた人間のひとりです。
恋愛部分ひっこぬいても強烈に惹かれるものがあります。そこにいるだけで輝いていて、足が勝手に動いてそちらへ行ってしまうような。なんなのお前誘蛾灯なの?

話し掛けたくてもどうしたらいいかわからず話し掛けられずに終わった人の方が多い、当然向こうから来てくれることもない、それが私の人生で、にんげんせい。
ひとりでいたい時にまで人が寄って来る、俺だってモテない時期あったよ17歳の時まじでダメだったとか言ってやがる、夫の人生、羨ましい。
なんやかんやで結婚し今まで過ごして来ましたが、相変わらず夫の引き寄せは強く相変わらず誘蛾灯をしています。時にそれで困った自体になったりもしてます。小さいことですけどね。





今日は月曜日。はらぺこあおむしは美味しい葉っぱを食べてる頃です。
先週の木曜日、長女が発熱して保育所を休み、病院へかかりました。金曜日も熱が下がらない。しつこい熱が2日続き、下がる気配がないのが心配で再び病院へかっかったのが土曜日。日曜の朝、やっと熱が下がっていました。
時を同じくして次女もかかったらしく、熱はないけど咳と鼻水が酷い。以前していた貧血検査で酷い貧血が見つかり、大嫌いなお薬をふたつ飲ませなければいけません。
次女は手足押さえ込んでえづかせながら薬を飲ませ、長女は抗生物質(甘くしてあるが苦みも強い)が飲めないと泣いて結局飲ませるのに1時間かかりました。
その後夫が長女のお薬を担当してくれました。聞こえてくるのです。優しく広い心をもって勇気づけ、元気づけ、薬を飲む理由を何度も説明して根気よく待っているのです(ちなみに朝・昼・晩それぞれ30分かかりました)。私はというと怒る・怒鳴る・怒る・怒鳴る。長女が「お父さんと飲む…」と言うのも「デスヨネ!!!」としか…もう自己嫌悪で「消えてなくなりたい」と思ってました。

あーー…急にいなくなるっていうのはこんな私でもさすがに困るし迷惑だから、明日の朝になったら誰にも気付かれずにベルダンディー(漫画ああっ女神さまっのヒロイン)みたいなお母さんにすりかわってないかな…私はもう、ほんとに、消えてなくなりたい…。

ここまで思考が落ちてゆくと、頑固な私はちょっとやそっとのことで浮上できません。
何しても笑えない。テレビは雑音にしかならない。そんな自分が嫌で申し訳なくて、なんでもっと優しくなれないんだろう、強くいられないんだろうって後ろめたくて、だけど薬をなかなか飲まない長女がやっと薬を飲んで達成感あふれる顔をしているのも腹が立って。
木曜・金曜をひとりで子供たちを見ていた自分を褒めてあげたい気持ちと、土曜・日曜がまるでダメダメな状態だった自分が相殺どころかマイナスにしたんだという気持ちとがぐちゃぐちゃになっていました。

何もかも耳障りになっているのを知ってか、夫は子供たち連れて外へ遊びに行きました。
私はヤケコーヒー飲みながら龍の歯医者を大音量で観ていました。

夜、やっと子供たちが眠って、私たちももう寝ようという頃、落っこちていた私が浮上してきたのを察して夫が話しはじめました。
ああ、本当はもっと早くこの話をしたかったんだろうな。私がこんなだったから、寝る寸前になって話すことになったんだなー。
それは昼間子供たちと夫が外へ遊びに行ったときの話でした。
長女がこんなことをした。次女がこんなことをした。嬉しそうで楽しそうで、可愛かった。お友達とも遊んで、あんなことも、こんなこともして、そしたら長女はこんなことをしてて……

話を聞いて私は笑いました。子供たちの元気そうな姿が浮かんで、夫の表情も明るくて、本当に楽しかったんだなーと。
同時に気持ちがまた沈んでいきました。惨めだ。頑張ったつもりのことも、頑張れなかった自分が台なしにして、頑張ろうとしたけど、もう頑張りたくなかった。仕事を9割ぶん投げて、夫に大変な思いをさせて、子供たちの様子を聞いて、またしても人を引き寄せている夫の話を聞いて。

ああ、わたしはほんとうに

そう思ったら一緒に布団に入る気になれなくて。
また落ち込んでいたら寝室から長女の泣き声が聞こえてきました。
夫が寝かせてくれると思って放って落ち込んでいたら一向に泣き止まない。最初夫が何か話し掛けていたけど、次第にメソメソと泣いている声だけ聞こえてくる。
しょーがねーな…と様子を見に行って、喉が渇いたのか、暑いのか、質問しても首を振るばっかり。
「何聞いても答えないからほっとけよ」バッテリー切れの夫が背中を向けて言った。
そーいうわけにもいかないだろう…欲求が満たされるまで泣きつづけるんだから満たしてやった方が早い…。
多分夜泣きだったのでしょう。そういうとき長女は何か具体的に思ってかそうでないのか、不安で悲しくて泣いている。ぎゅうっと抱っこしてほしいのです。
複雑な心境のまま、だっこして背中をさする。落ち着いたら布団に寝かせて、次は次女の添い乳をする。

明日からの1週間をぼんやり考えながら寝ました。

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