泣いてないオタクが「泣いちゃった」って言うから

『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のシグナルソングを観て、3回泣いた。

まず、センターが櫻井美羽ちゃんであることに気づいて泣いた。
そして、横にいる笠原桃奈さんに気づいて泣いた。
途中、元Cherry Bulletのココロちゃん(加藤心ちゃん)がいることに気づいて泣いた。

どこで何をしているか全く情報が無いのに、
「もしかしたら出演しているかもしれない」と期待されていた女の子が、本当にそこにいる──と気づいた瞬間の感動と言ったらありゃしない。

泣いた。マジで。

ここ数年でオタクが「泣いちゃった」構文を使うようになり、明らかに泣いていないのに「泣いちゃった」と言っても、ツッコまれなくなった。

「心の中で泣いている」、その感覚はわかる。

しかし、私は本当に泣いている(目から塩水を流している)時以外、「泣いちゃった」とは言わない。

「良いものをみて涙を流す」という行為ほど素晴らしいことはないのに、泣いていないオタクが「泣いちゃった」と言うから、本当に泣いているかどうかわからないじゃないか。

「オタクが泣いちゃったくらい素晴らしいもの」の希少性を、オタク自身が奪ってどうする。

ホント……泣いちゃった。
↑嘘乙

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