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子宮頚がん検診引っかかっちゃった話(後編)

ラストラスト!

こんばんは、喉笛なるおです。

長々とすいません。
いよいよクライマックスです!!!

前編・中編でお伝えした通り、子宮頚がん検診に引っかかっちゃった私。
とりあえず前向きにはなれたものの、彼氏にこの検査結果は言えないという判断を下したのでした。
詳細はこちらから!

さて、そんな判断を下した直後のデートの日。
その日は彼とパンケーキを食べに行くというなんとも可愛い予定を組んでいました。

私がインスタで見つけたパンケーキ屋について、パンケーキが運ばれてくるまでの間、彼氏が唐突に
「そういえば子宮頚がん検診の結果どうだった?」
と聞いてきました。

私は一瞬悩みました。
でも。

わざわざ自分が検診を受けたことを覚えてくれていて、その結果がどうだったかまで気にしてくれる彼氏が、この結果を言ったくらいで関係を解消したりするだろうか?
不安にはさせてしまうかもしれないけど、一緒に受け止めてくれるんじゃないか?

すぐにそう思いました。
というか、多分そう思いたかったんです。

自分だけで受け止めるのが本当は怖くて、辛くて、誰か一緒に受け止めて欲しいと思っていたんです。
そしてその誰かは、今一番そばに居てくれている彼氏であって欲しいと、そう思っていたんだと思います。

でも自分では言い出せなかった。
だから、彼氏の方から聞いてくれたことに対して、大変な喜びと安心を感じました。

そして、異形成かもしれない細胞があること、精密検査が必要なことを、自分が調べたなりの詳細を加えて説明しました。

彼は、
「俺も人間ドックで同じような結果出たことあるけど、それも精密検査したら陰性だったことあるよ。あんまり不安にならないで」
とすぐさま励ましてくれました。

おどろきました。

私は、仮に優しい言葉をかけるにしても「俺は気にしないよ」とか、もしくは「それって俺にも感染る可能性ある?」などの質問が返ってくることしか想定していなかったのです。
このような言葉が第一声に出るなんて。

如何に自分が自分本位な人間なのかを思い知り、如何に良い人間と出会えたかを改めて感じました。

彼氏、めちゃくちゃ良い人でした。

ちょうど子宮頚がん検診を受けた7月ごろ、私はお盆明けに予定していた大きな仕事に向けて心身共に(主にメンタルが)疲弊していた時期でもありました。
きっとそれで免疫力が下がったんだろう。
だからきっと再検査では問題は見つからないだろう。
そう思いながら過ごした2ヶ月後、再検査の日がやってきました。




はい、実はこれ、ここからが本題です。
本題入る前振りで2回更新してしまってます。
私がnoteに書こう!と思ったのは、これです。

再検査について。


再検査は、1回目の検査と違って子宮の中にカメラを挿入し、異変箇所があった部分の細胞組織を採取して観察するというちょっとだけ大掛かりな検査になります。

正直、これがめちゃくちゃ辛かったのです。


痛いとかとはまた違うのですが、自分の子宮の中を異物がぐりぐり動くのがめちゃくちゃ気持ち悪いです。
気持ち悪いというか、なんかもう、言葉が難しいのですがめちゃくちゃ嫌なんです。
嫌で、不快で、とにかく辛いんです。
本当に辛いんです。

頭では『医療行為』だと分かっているんですが、なんかすごく尊厳を傷つけられたような、すごく自分を無碍にされているような、なんかとにかく悲しくて辛くて苦しくて不快な気持ちになりました。
本当に本当に辛かったです。

そして採取が終わって待合室に戻った途端、信じられないくらいの眠気に襲われました。
恐らく自分で認識しているよりも遥かに、体力にも精神にも負荷がかかっていたのだろうと思います。

つまりこの三篇で言いたかったこととは何かというと!!!!

そう!


男性陣、性的同意とれてるか!?



いきなりすいません。
急に!?って感じですよね。

でも改めて思ったんですよ。

医療行為と分かってても自分の子宮をごちゃごちゃされるのがめちゃくちゃ辛いってことはですよ。

これ納得できる理由がなかった場合どんだけ辛いん!?

と。

医療行為っていうめちゃくちゃ納得できる理由があっても辛いのに!!!
こんなすごい悲しくてしんどくて辛くて苦しくなるというのに!!!
納得できる理由がなかったら…!!!

想像を絶する傷みだろうな、と思ったのです。

だから、これはnoteに書きたいな、と。

あとシンプルに、自分の彼女とか奥さんが子宮頚がん検診から帰ってきた日はめちゃくちゃ休ませてあげて欲しいし労ってあげて欲しい。
そしてこれから再検査受ける女性陣は、できるだけその日は予定入れずに休めるようにしてほしい。

ほんとこれを伝えたかっただけです。
なのにダラダラと書いてすんませんでした。
でも本当に大事なことだと思ったので…。

心からの性的同意をね!!
お互い確認しましょうね。

すいません、急にこんな性教育の遅れ指摘おばさんみたいになりまして。
(©︎ラランドサーヤさん)

でも本当に本当に伝えたかったのです。

と、まぁ本題はここまでだったのですが、折角なので続きをば。

そんなこんなでまた診察室に呼ばれましてね。
採取した細胞をこれから検査に回しますよ〜みたいな話を聞いて。

そしたら先生が
「撮影した子宮内の写真見ますか?」
と聞いてきたんですよね。

めっっっちゃ悩みました。
胃カメラとかもやったことないんで、自分の内臓見るの初めてなんです。

見て意味あんのか?とかも思ったけど、とりあえず見ないっていうのもな…と思って「はい」と答えました。

出てきた子宮内の写真。
思ったよりグロくはなかったです。
でもなんのこっちゃ分からない。

そしたら先生が写真を差しながら
「この辺りの白くなってるところが病変ですね。ここの細胞を採取したので〜…」
と説明をしてくれました。


いや、病変って言ってもうてますやん。


ほなもう病気ですやん。
病変があったらそこはもう病気や。(©︎永野さん)


とんでもないネタバレを食らって再検査は終了。
検査結果が出るのは3週間後と言われました。


いや…

検査結果っていうか病変って言うてましたやん。

ほなもう病気ですやん。


3週間後、検査結果を聞きに行くと、しっかり陽性でした。
ネタバレ通り。

でも、ネタバレしてくれてたおかげで今回はそこまでショックを受けずに受け止められました。

検査結果はLSIL(CIN1)。
軽度異形成と言われるもので、1番初期の段階だそうです。

先生曰く、50%くらいの人はここから自然治癒していくとのこと。
50%って結構な確率ですよね。
半分は進行しちゃうってことですもんね。

とりあえず次の検査はまた3ヶ月後…かな、たしか。
いや、半年だっけな?

やばい、うろ覚えです。
ちょっとクリニックに電話して確認します。

まぁとにかく、そんなこんなで子宮頚がん検診引っ掛かっちゃった話でした。
このまま何もなく自然治癒することを本当に本当に願ってます。
結構本当に願ってます。
怖いもんは怖い。
また何かあれば報告します。

皆さんも子宮頚がん検診受けましょうね!!!


それではここで一曲。
椎名林檎で『膨らんできちゃった』

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