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人間誰しも1つは長所っつーのがあるもんですな

お久しぶりです。
喉笛なるおです。

最近めっきり更新が減って申し訳ないです。
絵を描いたりラジオを録ったり楽しく過ごさせていただいております。

さてさて、昨日は無限大ドームに
『TAKAHIROに願いを』
というお笑いライブを観に行ってきました。

この『TAKAHIROに願いを』(以下、タカネガ)とは、隔月で開催されている企画ライブで、KOCファイナリストであるうるとらブギーズの佐々木崇博氏が、ゲストや観客から寄せられたエピソードを基に即興ソングを作って弾き語るというものです。

ゲストとして男性ブランコ平井さんが毎回登場されるので、私もライブの存在を認知しており、Twitterで回ってくるダイジェスト動画を見て前から気になっていたライブでした。

そして今回、諸事情により初めて観に行くこととなりました。


ドームⅠに行くのが人生で2回目で、尚且つかなり久々だったため、まずドームⅠへの行き方を忘れていたのですが、無限大ホールの入口を左手に建物沿いを少し歩いたところに建物の入り口があり、そこからエレベーターに乗って7階を目指します。

7階に着くと、無限大ホールとは打って変わってカフェカウンターのある暗めの照明のフロアがあります。
キャパもそうですし、フロアの雰囲気もそうなのですが、大阪のZAZA HOUSEにそっくりです。

一緒に行った友達は「ライブハウスみたいだね。」と言っていました。

そしてチケットを発券し、いざ開場。

小さな舞台と少ない客席。
狭い劇場ならではのドキドキ感があります。

私は整理番号が遅めだったのである程度席は埋まっていたのですが、客席から見て下手側の前の方の席がガラ空きでした。
下手側最前列で見るか、真ん中あたりのやや後列で悩んだ結果、舞台全体がよく見える真ん中後列を選びました。

そして開演前に配られたアンケートのQRコードを読み取ると、『父親にまつわるエピソードを教えてください。』という内容が。
前述の通りタカネガでは毎回決められたテーマで客席からエピソードを募集するのですが、今回は父の日の前日の公演であったことから、上記のテーマになっていました。

この客席の中の誰かのエピソードが採用される

そう思った瞬間、私の負けず嫌い精神に特大の火がつきました。

頭をフル回転させて父親のおもしろエピソードを搾り出そうとしました。

うちの父親は千鳥の大悟さんの風貌と爆問太田さんの挙動と錦鯉まさのりさんの頭皮のキメラみたいな人間で、24時間365日酒気帯び状態の野球と女と下ネタが大好きな還暦じじぃです。

この文章だけ見るとめちゃくちゃ最低な父親みたいになっちゃいますが、子供と仕事が好きで情が厚く、手先が器用で絵が上手いという長所もちゃんとあります。

まぁでも基本的にはTHE・昭和の親父というタイプなので、価値観や考え方が古く話すと必ず摩擦が起こるので、思春期以降は父親と会話することを避けるようになってしまいました。

そんな父親のエピソード。

アンケートを投稿できるのは、入場してから開演までのわずか5分間でした。

それなりに色んなエピソードを思い出せたのですが、簡潔でわかりやすく文章にしやすいものをひとまず1つ投稿。
ですが、なんかさっきのエピソード弱いかなと思って、残りの時間でもう1エピソード投稿し、いよいよ開演となりました。

舞台が暗転し、MCの大自然ロジャーさんが登場します。

近くで見るロジャーさんは、思っていたより2倍デカくて、5倍彫りが深いイケメンで、最初「え?ロジャーさんメイクしてる?」と思いました。
めちゃくちゃ男前でした。

ロジャーさんが
「このライブはかなりリピーターさんが多いのですが、初めて来た方いますか?」
と振って下さったので、意気揚々と手を挙げる私と友達。
他にも2人くらいの女性が手を挙げていました。

「配信とかで見られてたんですか?」
と問われたので、首を横に振ると
「なんできたんですか?」
といじっていただけました。

この客席いじりがある感じ、ドームの規模感ならではって感じがして非常に嬉しかったです。
そして真っ直ぐこちらを見るロジャーさんがとにかく男前で照れました。
終演後に思わず友達と「ロジャーさんのこと異性として好きになってしまったよ」と盛り上がってしまいました。

そしてゲストの登場。
舞台上手側の横の暗幕が開くと、そこに現れたのはアイロンヘッド辻井さん、蛙亭中野さん、そして男性ブランコの平井さん。

舞台横にそんなスペースあったのかという驚きと、まじで上手側の席に座れば良かったという後悔に襲われました。
だから下手側の席ガラガラだったのね。

そして皆さん待望のうるとらブギーズ佐々木さんこと、ライブの主役TAKAHIROが登場しました。

TAKAHIROさんはギターを持って舞台上に現れるだけで、なんかもうみんな笑顔になれる、そんな存在でした。
なんかもうおもろい。
なんだこの人。
なんで主役なのにそんな顔してんだ。
もうTAKAHIROさんの一挙手一投足、コメントの1つ1つ、表情、全てがおもろい。

多分うるブギがもうちょいブレイクしたら、アメトーークで『TAKAHIRO大好き芸人』やるだろうなって感じ。
ていうか名前の感じも相まって、もうKAZMA。
ベクトルこそ違うけど。
芸人さんみんなこの人のこと好きでたまらないだろうなって感じの、ヘンテコ人間でした。

ライブの中身はとにかく面白かったので、是非アーカイブでご覧ください。


ライブ中盤、いよいよ客席からのアンケートコーナーに移ります。

ゲストの3人が印刷されたアンケートを読み、気になったものをTAKAHIROさんにリクエストするという流れでした。

最初に口火を切ったのは蛙亭中野さん。
気になったエピソードを読み上げます。

「初任給で初めて父親を連れてお酒を飲みに行った時、途中で父親が気まずくなって母親を呼びました。」





選ばれたーーーー!!!
私のエピソード選ばれたーーーー!!


めっっっちゃくちゃ嬉しかったです。
皆さんで「可愛いエピソード、ほっこりする」と話していただいたのも超嬉しかった。

そしてこのエピソードを基にTAKAHIROさんが即興ソングを歌われるのですが、なにぶん自分のエピソードが元ネタになるので、

これもしスベったら、私のせいでスベったというか、ほぼ私がスベったようなもんじゃないか?

と、ものすごいハラハラしながら聴いてました。
でもTAKAHIROさんはやはり天才でした。
めちゃくちゃ面白かった。
このエピソードであの切り口になるの天才すぎました。
めちゃくちゃ笑いました。
是非アーカイブでご覧ください。

そして、次のエピソードを選んだのは辻井さん。

「これめっちゃ俺もあるわと思ってんけど…」と前置きし、エピソードを読み上げます。

「小さいころ父親に、お父さんはキャプテン翼のサッカーボールの作画担当だと嘘をつかれていました。実際は普通のサラリーマンでした。」




に、2個目ーーーーーーー!!!!
2個連続で選ばれたーーーー!!!



もうやばいくらい嬉しかった。
2分の2採用。採用率100%。
嬉しーーーーーーーーーー!!!


そしてまたTAKAHIROさんが天才的な曲を生み出されていました。
曲終わりのやりとりも天才でした。
平井さんが『フェミニー』という謎の新語を生み出したりもしてました。
平井さんはいつでもどこでも平井さん。

そして3つ目のエピソードを平井さんが選び、爆笑のまま終演しました。


いやーーーー。
嬉しかったです。

なんか、ほんと、クソ手前味噌なんですけど、もしかしたら私やっぱなんか

投稿系得意なのかもしれない。


ハガキ職人目指してラジオにメール投稿して、ほんとに少ないながらもちょくちょく採用してもらって、そして今回も。

もちろん、上には上がいますよ。
そんなこた分かってますよ。
でもでも、でもでもだけども。

もしかしたら、他の人と比べたら、ほんの少し、エピソードなりネタなりを投稿するの、得意なのかもなって、思っちゃたりしちゃったりしちゃったんですよね。

ていうか、思っちゃっても良いんじゃないの?と、思っちゃったんですよね。

今までネタメール採用されるのはマグレか運が良かっただけで、他の人も投稿さえすれば別に誰でも採用されるよ、と割と本気で思っていたのですが…

まぁもしかしたら、絵の上手い人がいるように、歌の上手い人がいるように、もしかしたら私は投稿の上手い人なのかもな、と思ったのでした。

いやぁ、ほんと。
私みたいな人間でも、どんな人間にだって、誰しも1つは長所っつーのがあるもんですな。

私があの酔っぱらい下ネタハゲ親父のことを、それなりに好きで尊敬しているように。



それではここで一曲お聴きください。
FUNKY MONKEY BABYSで『ヒーロー』

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