あらすじ

ぽんこつJKすみれは借金取りの取り立てられ中に異世界に召喚される。そこにいたのはすべてを肯定してくれる無表情騎士・ランタ。すみれは一癖もふた癖もありそうな３神子とともに国を治めるよう求められて……。

すきだったところ

　めちゃくちゃおもしろかった！終始にこにこしながら読んだ。
「謎肯定無表情イケメン」笑ったしそのまえの「リアルに光ってる！？」でも笑った。すみれちゃんがすごく健気で前向きポジティブでかわいくてすき。というか森野先生の描かれる女の子、いわゆる「平凡主人公顔」なのになんでこんなにかわいく見えるのだろう、ときおりの「あれ？この子実は可愛いのでは……？」のバランスがうまい……。「可愛い子」を顔の可愛さで魅せてないのがすごいのかも。でもでもすみれちゃんのお顔はめちゃくちゃかわいくて、最初のコマの眠るすみれちゃんもすきだしp266の「むむう」顔もかわいいし、全力満面笑顔もかわいい。嫌味なく好感がもてていい。
　騎士さまは騎士さまで、もういっこ別の面があるのがすごいよかった～～。定時制騎士、新しいな。3神子のキャラデも設定もおもしろそうで、もっとこのお話読みたいよ～～！となったので読み切りとして成功している。

もうちょっとほしかったところ

　らんたが自身の「定時で帰ってめいっぱい自分を癒す！」をくつがえしてすみれちゃんのもとに「いつでもかけつけるよ」になったのはよかったけれど、らんたの好感度のあがり具合をもう少し、丁寧に、見たかった、かも、と思ったけどそれはたぶん読み切りに求めるには過剰かもしれない。
　あとらんたのかっこいいところももうちょっと見たかった。ちゃっかりしてるのでもっとずる賢いところとか、頭脳戦とか、得意そう。
　らんたが聖女様をひとりじめするところは、ちょっと私のコンプラが働いてしまいました。女性の身体をそんなに気安く抱きしめるものではない……。あと、自分は定時で帰るのに聖女には「聖女」をずっと求めるの、ちょっとな……と思ってしまった。