カラス

【読書】カラスの親指

おはようございます。のえるです。

連日の雨、そんな日には読書をしよう!

というわけで「最初の一冊」シリーズです。

道尾秀介さんという作家

個人的に好きな作家さんは多いのですが
一時期とてもハマった作家さんのひとり。

最近私はテレビを見ていないのでわかりませんが
道尾秀介さんは一時期よくテレビにも出ていたので
母親と一緒になって応援していました。

作家でテレビに出る方ってあんまり印象にないのです。
一番好きな伊坂幸太郎さんも
実際に動いて喋っている姿は見たことがない。

道尾秀介さんは
ちょっと誤解を招きそうな言い方をすると
出たがりというか(笑)
ところどころビッグマウス的な一面も見せてくださるので
多分割と自信がある方なのかな
と勝手に思っていました。

単純に人柄が面白いので
テレビ側も出しやすかったというのは
あるかもしれません。
レギュラー出演もされてた気がする。
少なくとも私のPCで予測変換でフルネームが出るくらいには
メジャーな方です。
初めて知ったときはそうでもなかったハズ。
出たがりも悪くない(失礼)

道尾秀介さん作品の特徴

作品の特徴としては
どんでん返しなミステリーか
後味悪いミステリーか
心の闇をえぐるようなミステリーか

あれ、なんか大丈夫かコレ(笑)

今で言うところの「イヤミス」的な要素が
強いイメージです。

文章はとっても
温度感を感じられる表現が多くて
情景が思い浮かびやすかったり
感情移入しやすいという点で好みです。

個人的には
作家を始めることになった経緯のお話がとても好きです。
確か「このミステリーがすごい!」の
インタビューに載ってた。

営業の合間に小説を書いていて
バレてクビになったそうですが
その行動も面白ければ
語り口も面白くて
何度も読み返した思い出があります。

最初に読むなら「カラスの親指」

阿部寛さん主演で映画化もされた「カラスの親指」

詐欺師をテーマにした痛快なクライム・サスペンス
(で、いいのかな)
なんですが、
主人公は中年でも
女子供が関わってくるので
何だかほっこり。
ときに切なく
最後は痛快なラストが待っている!

というスカッとしたい梅雨の時期におすすめの本です。

「カラスの親指」で検索すると
映画の情報ばっかりで
本のリンク出てこない(笑)
それくらい反響の大きい実写化もされたことで有名です。

いま思うと
阿部寛さん以外の出演者も
結構奇跡的であったりする。

ちなみに道尾秀介さんの実写化といえば
キムタク主演の「月の恋人」も
原作を書いていますが
確かコケてた。
ドラマも原作も見ていないけども…

道尾秀介さん作品の中でも
予測不能などんでん返しがあって
読後感も爽快なのは
多分「カラスの親指」が一番です。


初心者の方は間違っても
「向日葵の咲かない夏」
「真備先生シリーズ(「背の眼」「骸の爪」など)」

は読んではいけない(笑)

面白いんですが
文章が感覚派であるうえに
人間の闇が深すぎて
めっちゃ怖い。
暑い夏にはおすすめかもしれませんが。

個人的には
「鬼のあし音(漢字変換できない)」
も好きなんですけど
その話はまた今度。


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