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【WEEKLY OCHIAI】2021.6.23 これからの都市と建築

今週のWEEKLY OCHIAIは、都市と建築について。建築家の石上純也さん、藤原徹平さん、ワタリウム美術館館長の和多利恵津子さんといった東京パビリオンのメンバーと、東京の都市感について語っています。 

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■パビリオン東京2020

2日くらいかけて、のんびり見て欲しい。

■都市と建築の課題

・今の東京の課題。今は整備され過ぎていて、余白がない。おもしろくなくなってきている。

・都市が経済で建てられている。算数で街ができている。企業の費用対効果でできている。個人のおもしろみが無い。

・生活と都市のスケール感が合わなくなってきているのではないか。生活はエコといった地球規模を意識するようになっている。都市は比較して小さくなっているのではないか。

■東京

・地形を元にした街作りがあり、場所ごとに風景が異なる。生物的なランドスケープ。余白があった。これは、ヨーロッパの幾何学的なスタイルとは異なるおもしろさ。

・江戸時代の街の作りから続いている。当時は庭だらけだったようなものが、今も残っていたりする。

・都市にはポエティックが大切。これが豊かな人間を育てる。

・電柱の有無は、それはポエティックでもある。また、日本の災害が多い特色から、地中より電柱の方が復旧しやすいこともある。

■ブラックボード

【石上純也】風景。外の空間が重要になる。自分の外、人が集まるところ。

【藤原徹平】道をはぐくむ。道育て。散歩する事も道を育てる。

【和多利恵津子】大きなもの。小さなもの。大きな新国立競技場と小さな茶室。

【落合陽一】味わい深い都市の風景を。茶道と都市の風景。

■感想戦

都市の課題の一つとして、「余白」が無いことがキーワードとして上がっていた。そして、遊び心、おもしろみが無いと。私の中では「遊び = 余白」理論が有り。日本語で、余白や余裕の部分を遊びって言いますよね。まさに、余白を持つ事は遊び心を持つ事はで有り、人生において大切な事だと唱えてきたので、それが都市においても当てはまる事はすんなりと納得しました。

電柱美といえば、庵野秀明さん。エヴァンゲリオンからの、現代の東京の美しさであり、人の造りしものであり、とてもポエティックだと私は思います。




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