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英語コラム15:地図アプリではわからない建物の階層

外国人の方に道を聞かれました。

先日、百貨店をうろうろしていると外国人の方に道を聞かれました。
その方は片手にスマホを持ち地図アプリを開いていたのですが、目的地がわからなかったようです。

地図を確認すると目的地であるショップはすぐ近くです。
しかし階が違いました。

現在いる場所が百貨店の10階。
目的のショップはすぐ近くの地下です。
近くまで来ているのですが、たどり着けないわけです。

地図アプリも地下には敵わないようです。

日本は街の作りが結構複雑化しており、地下に出るのも外国人の方からすると難しいようです。

その時は僕も地下に降りるつもりだったので直接案内しました(I'll guide you there!!)が、道案内する際に地下1階や地上2階などの表現ってわかりますか?

エレベータのボタンにB1とか1Fとか書いてあるので知っている方も多いかもしれませんね。

まずは地下の英語表現の仕方から。

ボタンにはB1やB2と書いているのですが、ちゃんとした英語では1st basement(ベースメント), 2nd basement と言います。

普通に考えると省略すると1Bとかになりそうですが、Bが最初に来る理由はわかりませんでした。
先にBが来たほうが「地下」だとわかりやすいという方もおられましたが詳細は不明です。

次は地上階についてです。

ここで最初に注意、というか頭の隅にでも入れておいて欲しいのですが、地上階の数え方はアメリカ英語とイギリス英語では実は異なるのです。

まずはアメリカ英語から説明します。

1階、2階、3階はそれぞれ1st floor(フロアー)、2nd floor、3rd floorと続きます。
日本語と同じで普通ですね。

次はイギリス英語です。

1階、2階、3階はそれぞれGround(グラウンド) floor、1st floor、2nd floorと続きます。
別に書き間違えているわけではありません。
1階をGround floorといい、 2階を1st floorというのです。
日本語から考えるとややこしいですね。

図示すると次のようになります。

実際に日本ではどう表現したら良いのか?

じゃあ日本で海外の方に説明する際にどうしたらいいのか。
わざわざ「アメリカ英語ですか?イギリス英語ですか?」と聞くのはナンセンスです。
日本はアメリカ英語と同じ回数表示をしているので、アメリカ英語方式で伝えると良いでしょう。
案内板の階数表示と一致するので混乱も少ないと思います。

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