英語コラム09:"Thank you very much"と"Thank you so much"の違い

手作り市等を歩いていると、海外のお客様が"Thank you so much."と言うお礼がよく聞こえてきます。
逆に"Thank you very much"とはあまり聞こえてきません。

意味はどちらも「ありがとうございました。」なのですが、なんとなく"so much"はフランクで柔らかい、"very much"は堅くて丁寧なイメージがあります。

今回は辞書や文法書で"so much"と"very much"の使い分けについて調べてみました。

まずは手持ちのリーダーズ英和辞典での"so"の説明です。

"so"には多くの意味があるので、関連する箇所のみ抜粋です。

《口》 [主に女性語法] ほんとに, とっても (very); 《口》 ひどく.
・(I'm) so sorry! すみません.
・My head aches so! 頭がとても痛い.

(主に女性が)話し言葉で"very"の代わりに使うようです。
また悪い意味で「とても」とも使われるようです。

次に最近私がハマっている文法書「一億人の英文法(大西泰斗、ポール・マクベイ著)」での記述です。

[強意]
These puppies are so cute!
(この子犬たちはとてもかわいい!)
→veryよりも感情の乗った強意表現。「とっっても」。ただ、veryとの違いは強さだけではありません。そこには「だから(→)」が感じられています。この文は「とってもかわいい(だからギュッと抱きしめちゃいたい)」など、「だから」の余韻が感じられるのです。

非常にわかりやすい説明です。

これらのことから"so"は"very"よりも感情表現が誇張された、口語的な表現ということがわかりました。

接客業で使うなら、カジュアルなお店なら"Thank you so much."、百貨店や高級ブランドを扱うお店なら"Thank you very much."と使い分けたほうが良さそうです。

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