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ゴールドマンサックスのワールドカップ予想がギャグすぎて面白い

いよいよワールドカップ開幕!ということで、夜も寝れない日々が続きそうですね。

さて、そんな中世界最大の投資銀行ゴールドマンサックスがワールドカップの優勝国予想をAIで弾き出したとか。

詳細なレポートは以下から読めます。

The World Cup and Economics 2018

、、、うん、なるほど。ギャグだねこれは。

真面目な統計分析ではなく、読み物として面白い。

まずしょっぱな。世界各国からベストイレブンを選抜したとありますが、その選抜方法はクライアントによる投票。笑

なんだそれは。クライアントMTGの時に雑談で、「世界一のフォワードは誰だと思います?」「うーん、やっぱレイマールでしょう!」みたいな会話で選抜したのかよw

次に、4つの機械学習モデルを使って各試合ごとの期待得点を算出したとあります。

その際の説明変数はチームの特徴、チームの最近のレーティング、個々のプレイヤーのレーティング、対戦相手のパフォーマンス、直近の対戦成績当たりだそう。なんか色々カブってるような。。。

これらに2005年以降の試合の得点数を教師データとして入れて、今回の得点を予想。まぁこれなら100万回のシミュレーションくらい一瞬で回せるよね。簡単なお仕事だな。AIでも何でもないだろこれ。

そこから、出場各国に対する評価が続きます。さすがに全部は読めてないので、面白かった国だけ。

まず我らが日本の場合、日経平均株価が下がると日本のFIFAランクが上がるそうです。よくそんな相関見つけてきたなw

また、日本は今までのワールドカップでベスト16とグループリーグ敗退を交互に繰り返してきているので、今回はベスト16のターンかもよ。って。小学生レベルの発想かよw

結びに今回もフェアプレイでレッドカードはとらないことを期待していますとのこと。それはどうもありがとうございますw

ちなみにJリーグの観客動員数はモバイルビジネス並みに成長しているらしい。マジかよ。

他にもスイスは最近低迷しているが、時計の輸出が増えるとサッカーの勝率も上がるとか、サウジアラビアのFIFAランクは石油価格と連動するとか、韓国も日本のように経済が良くなっているのにFIFAランクは下がっているとか、エジプトの観光客が最近低迷しているが、FIFAランクが上がると観光客も増えるのではないか?とか。真面目な各国の経済分析の中にそんな小ネタがチラホラ散見されます。

最後は総論的に、各国のワールドカップにおける成績と各国の経済指標を強引に結び付けてこれは相関がある!という数字遊びが続きます。具体例はこんな感じ。

・米国の金利が上昇すると決勝での得点数も上昇する
・一人当たり生産性が高い国ほど勝率が高いが、ブラジルだけは例外
・天気がいい国ほど決勝に進出する
・中央銀行のインフレ達成率が高い国はPK成功率も高い

面白いなー。超厳しそうだけど、実はこんなギャグも許される会社なのかなー。でもこのレポート作るまでに何人かクビになってるのかもw

今日はこんなところで。

では良いワールドカップライフを!

書いた人

Photo by Humberto Santos on Unsplash



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