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投資の基本は長期運用でリスクを減らす!メリットデメリットをまとめて解説!

「投資に大切なコトってなに?」

長期運用で「時間を味方につける」ことが大切です。

今回は投資の基本かつ王道である長期運用について、長期投資のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

ぜひ最後までじっくりお読みください。

投資の時間軸

投資には大きくわけて「短期投資」と「長期投資」の2種類があります。

短期投資はデイトレードやスキャルピングといった方法で短期間に大きな利益を上げる手法。

しかしその分、かなりリスクが高いのは事実。

一方、長期投資は1つの金融商品を10年以上のスパンで保有・積立することで利益を得る手法。

投資初心者でも時間を味方につけることで、リスクを最大限抑えることができる時間軸の考え方です。

長期運用は投資の基本かつ王道と呼ばれ、多くの方が長期で運用をしています。

リスク・リターンの関係

資産運用のリスクとは、損失の可能性が一番でリターンが将来得られるかどうかということもリスクとして考えられます。

リターンとは資産運用することで得られる利益のこと。

「ローリスク・ローリターン」、「ミドルリスク・ミドルリターン」、「ハイリスク・ハイリターン」

このような言葉を聞いたことがあると思いますが、リスクが低ければ得られるリターンも低い。リスクが高ければ得られるリターンも高いという意味です。

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引用元:水戸証券

これを資産運用(金融商品)にあてはめると以下の通り。

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引用元:東北銀行

投資と言えば株式とイメージされますが、実は個別株ってリスク高いんですよね…。

個別株がリスク高いことを知らずに大損失して退場ってパターンけっこうあります。あまり知られていない事実ですが。

投資の基本的な考え方

先ほどあげたように投資にはリスクがつきものですが、そのリスクをコントロールする方法が存在します。

それが投資をする上で基本的な考え方となっています。

投資の基本的な考え方:

・長期で安定した資産運用
・複数の銘柄に分散投資
・長期投資:長期で安定した資産運用をする

まずはなんといっても資産運用の考え方の王道です。

長期間運用することで、損をするリスクを抑えることができリターンが安定します。

▼長期運用することでリターンは安定する

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価格変動リスクは、長期的な観点に立てばある程度のリターンに収束されます。1回あたりの積立金額が少なくとも、長い期間積立てると大きな金額になります。

出典:岡三証券

時間を味方につけてリスク・リターンを安定させることができるんです。

なるべく早く始めて長期で運用するのがベターですね。

また運用して得た利益を再び投資にまわすことで複利効果があります。

分散投資:タイプの異なる複数の投資を運用する

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出典:厚生労働省

「一つのカゴにすべての卵を盛るな!」

という言葉を聞いたことがある方もいると思います。

これは分散投資をイメージした言葉になるのですが、下記の意味になります。

資産運用に置き換えると:

ひとつの銘柄・投資に一点集中投資していると、その銘柄になにかがあった時大きな損失になってしまう。

分散投資することで、ひとつの銘柄になにかあっても他の銘柄で補うことで、リスクが分散される。

分散投資(複数に投資)することで全体のリスクを減らし、トータルで利益を出していこうという考え方です。

具体例として、株式・債権・為替(FX)などを組み合わせることです。

長期投資のメリット・デメリット

長期投資のメリット・デメリットは次の通りです。

メリット:

・複利の効果が得られる
・リターンとリスクが安定する
・値動きに一喜一憂しなくてよい
・運用コストが安くなる

デメリット

・お金が長期間拘束される
・期間が長くなると予想が難しい
・暴落に巻き込まれる可能性が高い

メリット①:複利の効果が得られる

長期投資最大のメリットは、「複利」の効果が最大化することです。

運用期間の違いで、どれだけ利益に差が出るかシミュレーションで確認してみます。

シミュレーション条件:

元本100万
利回り5%の金融商品

▼運用期間による資産増加の違い

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運用期間が5年だと100万円⇒127.6万円ですが、そこから40年に伸ばすと703.9万円と元本100万円が約7倍に増える結果に…!

「複利」×「長期運用」はお金を増やすために欠かせない王道の考え方です。

メリット②:リターンとリスクが安定する

次に長期投資はリターンとリスクが安定して、損をする確率が減らせます。

▼保有期間別の年平均収益率

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引用元:投資信託協会

上の図では、運用期間1年だとリターンは最大+72.1%、最低-24.8%と変動(リスク)が大きいです。

これが30年になるとリターンが最大+12.8%、最低+6.8%とリスクが安定し、損をする可能性もほぼなくなっているのがわかります。

ざっくりいうと、

「運用期間が長いと、お金が一気に増えることはないが、お金が減る可能性も少なくなる」

ということになります。

メリット③:値動きに一喜一憂しなくてよい

資産運用で扱う金融商品は基本的に価格が毎日変動します。

短期売買はこの変動を利用して、下がっているときに買い、上がっているときに売るコトで利益を得る手法。

ですが、もちろん下がり続けることもあるわけです。

例えば、100円の株があり1年後に200円になると期待して買ったとします

ですが、翌日に株価が暴落して、70円になるとどこまで下がるか心配になりますよね?

そして運よく100円に戻ると損をしたくない気持ちが働いて、これから上がるかもしれないのに売ってしまう。

こんな風に一喜一憂していると、精神的に疲れますし、投資にも悪影響…。

その点、長期投資では10年後、20年後という長い視点で資産運用を行います。

基本的にはほったらかしで、複利を利かして資産増加を図るため、明日の価値を気にする必要はありません。

ただし、個別株投資などで銘柄選定を間違えると長期投資しても損をする可能性もありえる。

投資初心者の方は、長期投資のメリットを享受するために、投資信託・ロボアドバイザーなどでリスクを分散したうえで、長期運用することをオススメします。

メリット④:運用コストが安くなる

長期投資は短期と比べて運用コストが安くなります。

運用コストの例:

・売買手数料
・税金
・運用管理費

デイトレードなどの短期投資の場合、売買を1日に何度も繰り返すので手数料や税金が発生する回数が多くなります。

長期投資であれば取引は多くて月に数回程度。結果的に手数料、税金が発生する回数も減り運用コストが下がります。

ただし、注意点があって投資信託などを長期運用した場合、運用管理費が高いとコスト高になる可能性も。

長期投資は手数料との戦いとも呼ばれます。

長期投資だからと安心しきらず、運用にかかるコストを意識して金融商品を選びましょう。

デメリット①:お金が長期間拘束される

長期投資では10年以上のスパンでお金を働かせます。

利益はすぐに出ませんし、一度運用を始めたお金を引き出して生活費に使う、といったことも基本的にはしません。

投資は余裕資金で行うのが原則!

そのため、生活費とは別の「すぐに使う予定のない余裕資金」で投資をすることが大切です。

デメリット②:期間が長くなると予想が難しい

仮に個別株投資などで長期投資をする場合、10年以上先の企業動向を予想して買うことになります。

でも変化の激しい今の時代に10年以上先に生き残っている会社を個人が予想することはほぼ不可能…。

そのため、自分で予想する必要のない「投資信託」や「ロボアドバイザー」などで国内、海外に分散投資することが大切になってきます。

デメリット③:暴落に巻き込まれる可能性が高い

長期投資は長ければ20年程のロングスパンで投資を行います。

そうすると過去の例からいって、間違いなく暴落に巻き込まれます。

過去の暴落例:

・2001年:ITバブル崩壊
・2008年:リーマンショック
・2011年:東日本大震災
・2016年:トランプショック

仮に2000年から投資をしていたら、これらの歴史的な暴落を全て経験することになります。

重要なのは、世界経済は一時的な下落を繰り返しながらも右肩上がりであるという事実を知っておくこと。

ここで言いたいのは、「暴落に巻き込まれるから長期投資は危ない!」ということではありません。

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事実として2000年にNYダウに投資していた場合、2019年には資産が約2.5倍に…!

大切なのは長期投資では暴落はいずれ来るものと理解して、冷静に淡々と投資を続けることです。

他のメリット

お金が増えることにプラスして、お金・投資・資産運用の知識がつくことも大事なメリットです。

例えば、最近話題になった仮想通貨、いつ知りましたか?

2017年末頃に知って始めた方が一番多いんじゃないかなと思います。

ぼくは2017年の2月頃に知って投資を始めました。ビットコインは約10万円の頃でした。

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何が言いたいかと言うと、資産運用をすることで、お金や投資に興味が湧けば自ずと情報収集をするはずです。

その情報収集から仮想通貨のようなパラダイムシフトにいち早く気づき投資することができれば、大きく利益を得られるチャンスが増えるのです。

昨年の2月頃に仮想通貨投資をしていれば、原資の何十倍にもなっているはずです。(ぼくは下手くそすぎて約10倍でした…)

反対に2017年末にバブルとなって始めた方は大口の”カモ”になり大損失を出したはずです…。

結果としてお金が増えることにつながるんですが、これもひとつのメリットだと思っています。

まとめ:投資の基本は長期運用でリスクを減らす

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今回は資産運用の王道である長期運用について解説しました。

短期運用は確かに当たったときの瞬間的な利益はデカイですが、その反面リスクが大きく投機(ギャンブル)の性質が高いため特に投資初心者は手を出すべきではありません…。

大切なお金をしっかり確実に増やしたいなら、迷わず長期運用を選択しましょう!

詳しい長期投資の解説は、ぼくが運営している「30代運用男子!!」というサイトをご覧ください。初心者向け資産運用の解説が満載です。

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