無駄な時間なんてないさ。無駄なことなんてないさ。

無駄な時間なんてないさ。
 
無駄なことなんてないさ。
 
そんな風に自分に言い聞かせる。
 
 
 
勉強をしている時間を無駄に感じる学生は多いだろう。
 
何のために勉強しているんだって。
社会でこんなの役に立つのかって。
 
実際に役立つかどうかは就いた仕事次第。
 
でも一生懸命に目の前のことに取り組んだこと、
無駄と思えることから逃げずに立ち向かったことは
頭の中にしっかりこびりついている。
 
そうなると仕事にだって真面目に取り組める。
 
勉強で学んだことが直接じゃなくても
間接的に使えることだってある。
 
無駄な時間なんてないさ。
 
無駄なことなんてないさ。
 
 
 
新入社員でよくわからない雑務ばかり。
 
もっとちゃんとした仕事をしたいのに
その仕事をまだ振ってもらえずにうずうず。
 
何やってんだろう。
こんなののために就職したんじゃないのになぁ。
 
でも例えば電話番だとしたら
今後クライアントと話す練習になる。
職場の人の顔や名前も覚えられる。
 
例えば座学だらけだとしたら
そこで学んだことがいつかの仕事に繋がっていく。
 
無駄な時間なんてないさ。
 
無駄なことなんてないさ。
 
 
 
読書を続けていたら、
語彙力が増えていくだろうし
その作家の空気感を学ぶことができる。
 
それは自分で何かを表現するときの手助けになる。
 
 
音楽を聞き続けていたら、
頭のどっかにメロディーの欠片が積もって
自分が曲を作るときのヒントになりうる。
 
その欠片が化学反応を起こして無意識に組み合わさって
「曲が降ってくる」現象を体感することもできる。
 
 
散歩を続けていたら
いつの間にか道を覚えている。
 
街並みや人波を把握できて
街の見方が少し変わってくるだろう。
 
 
おしゃべりばかりしていたら
他人が言いたいことをまとめて、
自分が言いたいこともまとめる力が身に付く。
 
もちろんこれは他人の話をしっかり聞いて
内容を理解し合っているという前提であって、
いわゆるガールズトークではないけど。
 
 
 
そんな風に。そんな風にさ。
 
 
無駄な時間なんてないさ。
 
無駄なことなんてないさ。
 
 
 
そう。俺がツムツムに没頭する時間だって。
 
無駄じゃないさ。
 
無駄じゃないのさ。
 
 
 
って自分を正当化する言い訳。