セットリストを“横に見る”(ひらがなけやき・日向坂46 歴代セットリストまとめ)
突然の思いつきで、このようなものを作ってみました。めっちゃ横長のPDFなので、タブレットがいちばん見やすいかもしれません。
(画像にしてみたら重すぎて載せられませんでした。また、「Happy Train Tour 2023」のセットリストは書きこんでいないので、ネタバレの心配はないと思います。)
※2023年12月2日更新:「Happy Train Tour 2023」(追加公演以外)と「新参者」公演のセットリストを追加し、またライブの映像化(購入可能なもの)の情報についても記載しました。
※2023年12月21日更新:「Happy Train Tour 2023」追加公演のセットリストを追加しました。
※2024年4月7日更新:「2ndアルバム『脈打つ感情』発売記念配信スペシャルライブ」「大好き日向坂46!!」「ユニ春!ライブ 2024」「齊藤京子卒業コンサート」「5回目のひな誕祭」を追加しました。
※2024年4月8日更新:「君はハニーデュー」の収録内容を追加しました。
※修正・追加を行った場合、随時差し替えます。
(以下の文章は公開時から手を加えていません)
きっかけは、東京ドーム公演を機に「約束の卵2020」がライブで演じられなくなって、最近は「JOYFUL LOVE」がそこに入ってるよなあ、とか、「日向坂」ってあんまりライブで演じられてない時期があったよなあ、とか、「Happy Train Tour 2023」にとりあえず2公演立ち会って、そんなことをいろいろと考えたことです。
■ ライブの“型”と、セットリストのバランス
日向坂46のライブには、定番というか、“型”があると思います。いっぱんにアイドルのライブってそんなものだとは思いますが、それがやや強いなあ、という印象もあります。
「JOYFUL LOVE」や「誰よりも高く跳べ!2020」、「NO WAR in the future 2020」がセットリストに入らなかったら、そのこと自体がファンダムで話題になるくらいですし、「キュン」「ドレミソラシド」「キツネ」あたりも定番といえるでしょう。
一方で、表題曲でいうと一時期の「こんなに好きになっちゃっていいの?」とか、最近でいうと「ってか」あたりは、演じられる回数がやや少ない状況といえるでしょうか。表題曲以外の“全体曲”でも、「My fans」や「青春の馬」と比べると、「思いがけないダブルレインボー」や「飛行機雲ができる理由」、「声の足跡」、「何度でも何度でも」あたりはやや少なく、濃淡があるといえそうです。
または、「4回目のひな誕祭」までの1年間は、7thシングル所収の「知らないうちに愛されていた」が本編最後に固定されていたような形でした。「4回目のひな誕祭」では、佐々木久美さんが「コロナ禍で制作された曲で、この曲をみなさんと声を合わせて歌える日を夢みて歌い続けてきた」というような説明を加えてもいました。
「約束の卵」および「約束の卵2020」についてはいうまでもないですが、あえて“型”をわかりやすくつくることによって、グループの進んでいく方向を見せるようにしている、という側面もあるのかもしれません。
あるいは、ユニット曲やソロ曲の披露機会はかなり限られているという状況でもあります。期別曲の曲数も増えている(増やされている)なかで、どのライブでも必ず期別曲のコーナーが設けられているといってよい状況ですが、(セットリストのバランス的には)それと引き換えにになる形で、披露回数が少なくなっているようにも見えます。
■ まとめの構成について
そんなことをぼやぼや考えながらまとめを作成したのですが、別にすべての情報は検索すれば出てくるような程度のものなので(というより、そのくらいには裏取りができるようなものじゃないとまとめられないでしょう)、たいして目新しいことはないと思います。
ただ、こだわって作った点としては「ライブ本編の縦幅を(曲数にかかわらず)同じにする」ことです。これによって、「何曲目」という変動のあるくくりではなく、「ライブの序盤/終盤」という形で、“横に見る”ことができるようになったと思います。こうすることでアンコールの位置も揃い、けっこう見やすくなったなと我ながら思っています。
逆に、曲数が少ないなどの理由で並べてしまうと微妙になる場合は別扱いにして外に出すことにしました(とはいえ一緒に振り返りたいケースは多いと思うので)。
そして、リリース楽曲の一覧をシングル・アルバムごとで作成し、だいたいの時期あたりにプロットしました。演じられる機会の多くないユニット曲あたりは、どのシングル所収か/リリース期/歌唱メンバーを勘違いしたりど忘れしたりしてしまうことが(年齢のせいか)多くて、こういうのがあると助かるな〜と常々思っていたので。
「おもなできごと」の欄もつくりましたが、「グループの歴史をまとめたい!」みたいな熱い思いをこんな狭いスペースにぶつけたわけではなくて、休業/復帰/加入/卒業の時期が見られると便利だな、と思った程度です。左右の位置はだいたいでごまかしています(年表としてはもちろん等尺じゃないわけですし、順序が合っていればいいかな、という感じです)。
■ で、何が見えた?
基本的には情報が並んでいるだけなので、見た方それぞれがそれぞれの読み取りをしていただければというものなのですが、自分自身ができたものを眺めていて「へぇ〜」と思ったのは以下のような点です。思いつくままに箇条書きで書いていきます。
「約束の卵」「約束の卵2020」は、(アンコールのあるライブでは)本当にアンコールでしか演じられていなかった。
「JOYFUL LOVE」が、「がなくり2018」で中盤(終盤に差しかかるあたり?)に置かれているのが、いまにして思えば“エモい”。
あらゆるセットリストに入り続けつつ、下側に張り付き、アンコールに送られ、とうとう最後の1曲に定着してる感じなのも“エモい”。
近年は「ひらがな曲をやれるのはひな誕祭くらいだから」みたいな語りをするメンバーがけっこういる印象だが、「ひなたざか」リリースより前はまあまあセットリストに入っている。
「ひなたざか」でのリテイク3曲と、ひらがな時代に制作されてデビューシングルに収録された「JOYFUL LOVE」をうまく“日向坂のセットリスト”に持っていきつつ整理したなあ、という印象をもつ。
SSAまで、特にDCDLにおいて「君に話しておきたいこと」と「抱きしめてやる」を、ほぼ“日向坂の曲”と扱いつつ、その後は名義通りのひらがな曲扱いにしているのは、なんというか、上手い。
「車輪が軋むように君が泣く」、マジで改名以降一度もやってない(「3年目のデビュー」で使われたのが日の目を見た最後くらい?)のか……
潮さんがラジオで「私たちの楽曲のなかで唯一、振り付けがない曲」と表現していたのが印象深くもあって。みんなで歌えるようになったからどこかのタイミングでまた演じられてほしいなと。
改名以降ダブルアンコールを一度もやってないって本当ですか? 合ってる?
表題曲のところは日替わりになりがちなので、ライブのときはそういう心づもりで臨むといいのかも。
「日向坂」の、どういう使い方をしても成立するし演じなくても別にいいオールラウンダーぶり、よく考えるとすごい。
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「まあ、それはそうよね」という感じのことしか書いていませんが、でもなんか、やってみておもしろかったです。表の大きさの割に、そこまで時間もかからなかったなという印象もあります。
これからも適宜更新していければと思います(いちいち何かnoteに書いたりはしないと思いますが)。今回はこのあたりで。
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