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泉北準文化部ー青春18・豊郷ツアー

皆さんこんにちは。泉北倶楽部団長の野口です。

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最近、イベント報告を振り返ってみると、山登りだったりハイキングだったりと、体育会系のイベントが多かったので、

今回はユルくサブカル系のイベントにしてみました。

アニメや漫画の事を良く知らない人には何のことか分からない事も多いでしょうが、今回は洒落として笑って許して下さい。
さて、今回のメンバーは泉北準文化部(サブカルチャークラブ)と銘打って集まってもらった3名です。
本来の出発日は10日だったのですが、その日は生憎の台風。仕方なく日をズラしての出発です。
その影響で参加する予定のメンバーが入れ替わりになりました。

参加を予定していて一番楽しみにしていたムラ君が不参加となり、替わりに穂垂さん(仮)が参加となりました。
最終的に参加者は俺と横丸さん(仮)と穂垂(仮)さんの3人。メンバーの数が減らなくて良かったです。
さて、今回のイベントの目玉はJRの青春18きっぷの使用と豊郷小学校旧校舎群の見学です。

青春18きっぷは五枚一組でJR の新幹線、特急以外の電車(新快速、快速、普通)に1日乗り放題出来るという人気の切符です。

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その切符を使って向かうのは、豊郷の小学校の旧校舎。

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その豊郷小学校旧校舎群は、2000年の取り壊し騒動で全国的に有名になり、現在は小学校を新校舎に移して、旧校舎を文化財として保存しています。

そして今では、数々のドラマや映画のロケ地として有名にもなっているのです。

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そんな作品の中で泉北準文化部のメンバーの間で一番有名なのがアニメ『けいおん!』。知ってる人は知っている人気のアニメです。

そのアニメの主人公が通っている高校のモデルとなったのがこの豊郷小学校旧校舎群なのです。


 さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ出発。
地元、光明池に8時に集合して、まずは三国ヶ丘へ。
ここからJR の旅が始まります。
豊郷は滋賀県彦根の近くにあるので、乗換は天王寺駅と大阪駅。
18きっぷマスターの横丸さんに言わせれば、新快速で行ける範囲の18きっぷの旅はビギナーランクとのこと。
いつか、このポスターのような18きっぷの旅をしてみたいもんだ。

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電車に揺られること2時間。ついつい退屈になりそうな電車の旅を盛り上げてくれたのは穂垂さん。

鞄から取り出したのは『ラブレター』というカードゲーム。たった二十枚ほどのカードをやり取りするカードゲームなんですが、ルールは簡単ででも奥が深い。

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(いつか、泉北でカードゲーム大会をしてみたいですね。)
ついつい夢中になって、気が付いたら電車は彦根の駅に停車する寸前でした。
あわてて電車から降りて、彦根駅に到着。さて、ここからどうしようか。

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乗る電車、降りる電車、乗り継ぎを計算し尽くして電車に乗るのが18きっぷの旅なら、何も考えず、着の身着のまま気の向くまま、ぶらりと駅を降りるのも18きっぷの旅の醍醐味。

一回改札から出て地図で駅の周りを確認。軽く食事でもするとい提案もあったけど、まずは目的地の豊郷小学校に行くことにしました。

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彦根からは近江鉄道に乗って豊郷駅に行くのが一番近いルート。とか思って近江鉄道の改札に行くと、次の電車まで30分。


しくっじったぁ~。ここは、大阪では無かった。恐るべし、地方鉄道。
もしJR で行くなら、少し戻って河瀬駅から徒歩30分。
都合良くJR の電車は5分で到着。

乗ったり降りたり行ったり戻ったり、青春18きっぷならではのブラブラ感がタマラナイ(・∀・)★

というわけで幸い大きな時間ロスもなく無事に河瀬駅に到着しました。
ここからは、お願い★Google先生。Googleマップでナビを発動させて、いざ出発進行!!!
そして歩き始めてすぐ!!!こんな自動販売機を発見。
これは買うよね。買うしかないよね。

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もちろん旅のお約束。
仲良く3人で3つ買ったらあまり見かけないジュースが出て来たよ。

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そこからナビに従って村中を通って、道路を横切って、気が付けば田んぼのど真ん中。

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なんて長閑な田園風景。

そんなこんなでテクテク歩くこと40分。いよいよ目的の豊郷小学校に到着しました。
お!?お!?この飛び出し標識のギターを背負った姿は、あの人じゃないですか。

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(取りあえず記念撮影。)
さてさて、そんなこんなでいよいよ豊郷小学校旧校舎群に到着しました。
勿論、我々準文化部(サブカルキャークラブ)にとって、ここは人気アニメ『けいおん!』の舞台。

なので、ちょっと実際の建物とアニメの映像を比べてみましょう。

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まぁ、俺はそんなにけいおん!は見ていないので、あんまり実感湧かなかったですが、フと見ると結構同じ年代の人を見かけました。

やっぱりみんな聖地巡礼やってんすかね??

(さて、聖地巡礼と言っても何の事だか分からない人が大半だと思うので簡単に説明すると、アニメやドラマ、映画のロケ地を巡ることを聖地巡礼と呼びます。)(誰がいつからそう呼ぶようになったのかは分かりません。)

ともかく、長い間歩き続けていたので休憩しようと入ったのは旧校舎の体育館、現在は休憩ホールとして使われている場所。

そこで我々が見た物は!!!

数々の地元のお土産特産品に紛れて売られている『けいおん!』のグッズ。
他にも『けいおん!』やその他、この豊郷小学校旧校舎群で撮影されたドラマや映画のポスターなんかが貼られていました。
が、やはり、『けいおん!』のコーナーが圧倒的に多い。うん。これぞ聖地。

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ともかく足を休めるために席について昼食をゲット。
カレーのちライスを注文。
メニューのアチコチにも『けいおん!』のキャラクターがチラホラ。
さらにはホールで掛かっているBGMまでも『けいおん!』徹底してるなぁ~(◎-◎;)とは、穂垂さんの談。

ここでゆっくり腹拵えと足休めをしたあと、『けいおん!』のグッズ展示コーナーに向かいました。
ここで女子高生の二人組がキャピキャピはしゃいで聖地巡礼を満喫中。

いや、本当に純粋に純真で可愛い。

そういや、俺らが学生の頃って「アニメを見てたら馬鹿になる」とか言われて、アニメ好きってだけで奇人扱いだっもんねぇ。

時代は変わりました。

さて、そろそろ校舎の見学をしようかと、その前にこの食堂をじっくり回ることに下のですが、そこで「彦根カロム」を発見。

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なにそれ!?って感じだったのですが、何故か穂垂さんが知っていて解説してくれました。

折角なので早速プレイ。ルールは細々あるそうですが、初めてなので簡略化。ゲームは、ビリヤードとお弾きを足して2で割ったような感じでした。思った以上に盛り上がりました。

そうこうして旧校舎に到着して1時間ほどしてようやく見学開始。

まずは正面向かって右手にある講堂から中に入ります。

正面に日の丸。

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これぞ講堂という建物は、俺たちの他には誰も居なくてガランドウ。折角なので色々ポーズして写真撮影。

講堂といえば卒業証書授与式。

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そして、講演。

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『諸君!!!泉北は永遠に不滅である!!!』

そんな事を言った後、ようやく旧校舎に入りました。
目の前に広がっているのは廊下。

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ただの廊下なんだけど、なんだろうこの懐かしさ。雑巾絞ってヨーイドン。なんて今やったら腰を痛めそうだ。

それから教室。今は復元教室の設置中で中には入れなかったけど、窓から覗くと昔の木の机が並んでいました。

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また他の教室には「俺は友達が少ない」と書かれた黒板があるじゃないですか!?

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これにはアニメ「俺は友達が少ない」のファンの横丸さんが驚き!!!

そして「ほら、この校舎って俺は友達が少ないの実写映画のロケに使われたから」と穂垂さんの解説。
本当に穂垂さんは物知りだなぁ。

その隣には理科室と理科準備室。


うんこれぞ学校だよね。地球儀に天球儀、そして出た!!!

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人骨標本!!スケルトン!!

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「え~テンション上がるスイッチがそこにあるの!?」と流石の穂垂さんにも驚かれてしまいました。
だっとホラ、ホーネホネロック!!!ですよ!!!!
と、気を落ち着かせて見学再開。

これは旧校舎でも有名な兎と亀の手摺り。
旧校舎の取り壊し問題のときにテレビに映ってましたよね。
これは兎と亀の競争がモチーフ。

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亀さんが階段をノッシノッシと上っている間、

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兎さんは踊場でお昼寝。

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その間に二階のゴールに辿り着いた亀さんのこの勝ち誇った顔。

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カックイー!!!(・∀・)

その階段を上るといよいよ三階。
『けいおん!』の部室がある聖地中の聖地。って!?!?ぬぉ!!!
まさか、ここまで再現しているとは思いませんでした。

それではご覧ください。豊里小学校旧校舎群三階けいおん!部室です。

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まず部室には行って一番に目に入るのが部員たちの机。

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アニメの中と同じように机の上には紅茶とケーキが人数分用意されているではないですか。
その正面の黒板にはけいおん!のファンたちが残したメッセージがギッシリと詰まっていました。

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また、ここからは見えない場所ですが、部室の隣の準備室にはティーカップを片づける食器棚、そしてけいおん!の主人公たちが通う高校の制服が置いていました。

本当にファンへのサービス精神が一杯の再現部室でした。

旧校舎見学を超堪能して彦根への帰り道。
おりょ!?!?こんな場所にミクさんがいました。

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さて、帰り道は近江鉄道に乗ろうということになりました。観光地図では徒歩10分。
JR線まで戻ることを考えると…、
いや、『元来た道をそのまま戻るなんてツマラナイ!!』そういう訳で全員賛成。
近江鉄道の豊郷駅へ向かいました。
「鉄道って線路だよね」って力説すると、

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「いや、踏切でしょう」と穂垂さんが反論。

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「線路で隔てられた二つの世界を繋ぐ踏切こそ鉄道の浪漫」って、いやぁその反論の仕方、盛り上げ方を分かってるねぇ。

そうそう、別れ際の二人を踏切が隔ててる。
電車が通り過ぎて慌てて踏切を渡っても、もう彼女の姿はないんだよね。

うん、よくある踏切のシチュエーション。

やっぱり踏切かぁ。

てなわけで踏切の撮影会。踏切を見つける度にこの踏切はどうだ。こうだ。言っていたら、徒歩10分の距離に30分かけてしましました。

さて、到着した豊郷駅。こ・れ・ぞ、ローカル線。

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もう、線路からホームから時刻表までに漂うローカル感。
タマリマセン。
豊郷駅に着いたときには私たちの他にも巡礼者(聖地巡礼のオタクどもの事)が居たのですが、その人たちは時刻表を見て退散。
それもそのはず、次の電車は30分後。
でも、割と旅慣れている私達は、「うん、30分なら直ぐ来るね。」なんて駅前を探索。というか、駅前と言ってもパン屋さんとストーンショップしか無いのですが。。。

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そのストーンショップが琴線に触れました。お店の暖簾が「けいおん!」
いやぁ、結構至る所で「けいおん!」を見かけます。流石は聖地だけありますね。
店内はストーンが半分、「けいおん!」のグッズが半分。
どれを買おうかなんて迷っていたら30分なんてアット言うまでした。

そういえば、豊郷駅には「けいおん!」には関係ないのですが可愛いイラストがありました。

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さてさてコトコト近付いて来た電車に乗って一路向かうは彦根駅。

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ところが彦根駅に着いた頃にはドンより曇り空。
まぁ、彦根駅ではお土産を買うだけなので大丈夫かな???と思っていたら、お目当てのお土産がなかったのです。
(横丸さんは丁稚羊羹、俺は乳母ヶ餅が欲しかったのです。)
で、スマホで調べたら帰り道の安土で売ってるとのこと。
なら、帰りすがら買おうかと駅に戻ったのですが、その時に土砂降りの夕立に遭ってしまいました。

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途中、電車に乗っていてもドーンと目の前に落雷。これは危険だと寄り道は中止。真っ直ぐ大阪に帰ることにしました。

みんな疲れているのか、帰り道の新快速で熟睡。気が付いたら大阪駅。とりあえず此処で解散。

みなさんお疲れ様でした。
で、旅行と言えば打ち上げですよね。

今回は、とある泉北の隠し部屋にお邪魔しました。ここで前に個人的に言ってきた長野県木崎湖のお土産をキープしてもらいました。

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こうして長かった旅路も遂にお終い。泉北の片隅でオタクたちの笑い声が響きました。

追記

このツアーから帰ってきてから「けいおん!」を見ました。

文化祭のお話で、教室、階段、部室、講堂が映し出される度に「ああ、コレコレ。」なんて言っています。

何か新しいアニメの楽しみ方を発見した気分です。

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