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泉北ライナー試乗会

2017年1月21日は記念すべき泉北ライナー新型車両の試乗会の日。

泉北倶楽部で参加者を募って試乗会へ行こうと考えていたのですが、チケットの関係で予めメンバーを決めての参加となりました。
興味の持っている方には申し訳ないです。

 さて、この新型車両。
数日前にはテレビにも出ていて、泉北『金ぴか』ライナーやゴールデンライナーと呼ばれていましたね。
ほかにもツタンカーメン号や百式といったニックネームが付けられているのですが、どれが定着するでしょうか?

 で、21日の朝。
少し早い目に改札口で待ち合わせ。

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メンバーは東山さん山口さんよこまるさんと俺の4人。
全員が集まる頃には光明池の駅前に試乗会参加者が続々と集まっていました。
意外と家族連れが多かったのが印象的でしたね。

 係員の指示に従って整列。受付が始まります。

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 実はもっとこじんまりとしたイベントなのかな?なんて勝手に思っていたのですが、意外や意外、本社の人がたくさん来ていました。
「まぁ今日は俺はお客さんだから。」と素知らぬ顔で列の中に紛れ込むと、「野口さん、よくチケット取れましたね。」と声を掛けられてしまいました。
見つかったか( ̄∇ ̄)

 これは思っている以上に人気があったんだなぁ。なんて思っているうちに受付の順番が回ってきました。
受付番号は『1』番。

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チケットの予約は妻に任せていたので気にしてませんでしたが、名簿を見ると一番上に名前がありました。
 あっこれか。
なんて思いながら、よく考えてみると「じゃあ今回俺が電車に乗るのは、みんな知ってるんだな。」なんて覚悟を決めました。

はい、やっぱり会社の人には『野口が乗ってる』とバレていました。

(あとで聞いた話しですが、チケットは10分も経たないうちに売り切れたそうです。チケットを取ってくれた嫁さんには感謝です。)

 そうこうしているうちに乗車の時間がやってきます。
改札口の隅っこの業務用のゲートを通りホームへ移動する私たち乗客。
そこに颯爽と金色の新型車両が到着します。

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うぉ!?!?やっぱり格好いい!!!
係員の誘導によりスムーズに乗車すると間もなく特急は動き出します。


車両の中は外見とは打って変わってシックでゆったりとした印象。

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よこまるさんは「サザンより広いんじゃないですか?」なんて感想を言っていました。
 私たちは全員で4人なので席を回してボックス席にしました。
これぞ特急。旅って感じがしますよね。
そうこうしているうちに列車は栂・美木多を通過。
あ!!そうそう。栂・美木多や泉ヶ丘を通過する列車なんてこの試乗会ぐらいじゃないかな?
泉ヶ丘を通過するなんて他では絶対見られないよ。
なんて言いながら、泉ヶ丘のホームに立っているお客さんにこっそり手を振ってみたりしました。
泉ヶ丘を通過すると車内も落ち着いてきて、鉄道用品の入札式オークションやじゃんけん大会が始まります。
まさにイベント列車独特のイベント。あ、なんか楽しい★

 普通の特急では味わえない和気藹々感を感じながら、じゃんけん大会ではよこまるさんが見事商品をゲット!!
持ってますねぇ!!!
さらに鉄道用品のオークションも始まります。
このオークションは入れ札式。
予め自分の欲しい品物に落札希望金額を記入してボックスに入れるのですが、競りではないので、どうしても欲しいものは一気に高額を落札希望金額にする必要があります。

「これは値がつり上がる気がする」なんて言いながら申込用紙を係員さんに手渡しました。
 深井を通過して中百舌鳥で停車。
そういや、今回は臨時列車だから泉北線内は泉北の、南海線は南海の乗務員が担当するって言ってたか。

だから、ここで臨時停車。乗務員交代ですね。

 乗客は中百舌鳥で降りられないので貴重な特急の乗務員交代を見ることは出来ませんでした。
残念。゚(゚´Д`゚)゚。

三分ほどの停車時分を置いて、列車は再び動き出します。
そして始まったグッズの車内販売。
タオル、カードケース、クリアファイル。

泉北ライナーの新グッズの先行発売だそうです。
「このクリアファイルは裏もラメ加工で顔が映ります。鏡にもなりますよ。」
なんて必殺の売り文句でグッズを売りさばいていく社員さん。
俺も何か買おうかな?なんて考えていると、「これはお値打ち、買うなら大人買いですな!」とよこまるさん。( ̄∇ ̄)

本当にリッチなんだから。

 前から順番に社員さんが迫って来ます。
俺は何を買おうかな?クリアファイルとかいいな。それともカードケースかな?
なんて考えていると、いよいよ社員さんがこっちの席に来ました。
「では、グッズを一つずつ。お願いします。」
 もうとっくに買うものを決めていたよこまるさんが、社員を呼び止めて支払いを済ませたので、俺も財布を用意したとき。
「アッ!野口さんじゃないですか!?」と、年下の上役さんが素っ頓狂な声を上げました。
 って言うか、俺がここに乗ってること当然知ってるでしょ?

そんな事を考える余裕もなく「あっ野口さんも全部お買い上げですね?あ、ご自分用とプレゼントと保存用で3セットですか?6900円になります。」と畳み掛けてくる。
「そんなに買うかぁ(笑)!!!」
 声を出して大笑いして1セット。タオルとカードケースとクリアファイルを頂きました。

 ライナーは難波に到着して、難波からの乗客を乗せます。
高野線から本線へ。
乗客を乗せたまま転線する列車は本当にレア!!
乗っていると余り分からない事ですが重要です!!
 ここからは南海本線。
泉北ライナーが本線を走るのはこれが最初で最後?
(回送でなら一度走ってるけど。)
この見慣れない金ピカピンの電車に、何も知らない沿線の人は、駅で踏切で畑でアングリ。
『なんじゃ!!アレは??』という声がここまで聞こえてきそうです。
 平常ダイヤの隙間をぬって走る臨時特急は浜寺駅で長めの待避。
思えば浜寺駅の駅舎も近々立て替え工事。
浜寺駅と泉北ライナーって本当に最初で最後なんだよね。
写真撮っておけば良かった。外に出れなかったのが残念だよね。

 そうこう光明池駅を出ておよそ1時間。
ついに羽倉崎駅に到着しました。
ここからは一旦外に出て、羽倉崎車庫へ向かいます。
踏切を渡り、車庫に沿って住宅街を抜け、車庫の入り口が見えてきます。
いや、やっぱり本線の車庫って大きいなぁ。
 車庫に入るともう泉北ライナーが転線を終了していました。
いくつかの注意事項を聞いて撮影タイム開始です。

 さて、例の《泉北倶楽部》の幟ですが、今回は持ってきませんでした。
まぁ、完全に会社主催の行事だし、まだそういうところで幟を出しても悪目立ちするだけだもんね。
正直そんなに電車の写真には興味はない。
ジャンル(?)でいうと、俺は乗り鉄。
電車に乗るのが好きなんです。
そんなわけで余り写真は撮らずに、休憩用に用意された車両で休憩。
光明池のアンスリーで買ってきたサンドイッチをいただきます。
 そうこうしているうちに休憩用車両のスピーカーから鉄道グッズ落札の案内がありました。
俺の気になる商品は車両の脇に取り付けられていた『大阪府都市開発株式会社』のプレート。
いま会社は社名を泉北高速鉄道株式会社と変えているから貴重な一品だ。
これなら5000円は出しても良い。(まぁ入札はしていないんだけどね。)
事前に配られてた一覧表を睨みながら、入札の結果発表を待ちます。
『商品番号1番。泉北鉄道章 28000円』
聞こえてきたアナウンスに一同「おぉ」と思わず歓声があがります。
鉄道章とは泉北のRの形をしてマークですね。確かにアレは人気があります。
『商品番号2番。車両番号105の車両番号プレート 25000円』
これも高額!!
105のプレートと言えば、始めて泉北線を走った泉北100系の車両プレート。
確かに知る人ぞ知る名品ですね。
『商品番号3番 大阪府都市開発株式会社 社名プレート・・・』
これは俺が気に掛けていた商品。やはりこれも2万円台、高額落札になるのかな?
なんて見守っていると、、、『5000円』
アレ。いままでのと桁が違うや。これなら入札したら良かったかな?
なんていっても後悔は先に立たず。まぁ飾る場所もないんだけどね。

 こうしてオークションの結果発表が終わる頃には外で撮影していた人も休憩に来て車内は混雑。入れ替わるように私たちは外に出ました。
そうこうしているうちにいよいよ撮影タイムも終了。羽倉崎駅に戻って泉北へと帰ります。

「あの電車なに!?!?」
 なんて驚きの声を上げる羽倉崎のおばちゃんの声を聞きながら、私たちは再び泉北ライナーに乗り込みます。

そして泉北へ向けて動き出すライナー。
所要時間は約1時間。
これぞ列車の旅という気がしますね。
 でも、そんなに動き回ったわけでもないのに、ついついまぶたが重たくなって、岸和田を過ぎた頃からは記憶がございません。
気が付いたら泉ヶ丘を通過していました。
 そうして帰ってきた光明池。

たくさんのお土産と思い出を胸に解散となったのでした。

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始めて乗った新泉北ライナー。
中は外見ほどピカピカじゃなくて、ゆっくりと落ち着いた感じ。
これならたまには乗ってみても良いんじゃないかな?なんて思いました。
みなさんも是非1度は乗ってみてください。

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