彼女を振ったらうつ病になった

大学1年生の冬、私は友達の紹介で同級生の女の子と付き合い始めました。

約1年間のあれこれがあった後、2年目の付き合った記念日を迎える前に私から振って別れることになったのですが、

その頃から私にとって悪魔のような病気が発症します。
「不安障害」っていうらしいです。うつ病のひとつ。



きっかけは彼女がいない寂しさ

この不安障害をが始まったきっかけは単純なものでした。

彼女と付き合って半年くらい経った頃、当時大学2年生だった彼女は、人よりも意識が高くまじめな学生で、
1か月の短期留学に行くことを自主的に決めて実行したんです。大学2年生の夏休みのこと。

一方で私は特にやりたいことも趣味も見つけられておらず、夏休みは帰省を除いてほぼアルバイトして過ごす毎日でした。

・バイトの休憩中、急に戻してしまった

ある日のバイトの休憩中、私は大戸屋でおひとり様ランチを食べていました。

その日は留学中の彼女と少しケンカをしてしまっていて、原因は私の彼女への依存心だったのですが、
心に大きなもやもやを抱えながら昼食を食べたんですよね。

そうしたら、半分も食べれていないうちにすごく気分が悪くなって、目の前が真っ暗。めまいに襲われて足元がフラフラのまま、店員さんにも心配されながら
一番近くのトイレに駆け込んだんです。

個室に入った途端にキラキラがあふれ出してきました。(イッテQ風)

出すものを出した後は、一時的に気分は晴れてバイトにも何事もなく戻ることはできたんですが、その次の日からは、人前で食事をしようとすると反射的に吐き気に襲われるようになってしまいました。

外食ができない体質に

大戸屋キラキラ事件をきっかけに、私は外食ができない体質になったんです。

友達とのランチはもちろん、おひとり様ランチや飲み会にも参加しづらくなってしまいました。

食べ物だけでなく、飲み物も胃に入れることが難しいことがあるんですよね。
一方で、その日の体調によっては、スープやサラダくらいは口にできることもあります。

もしくは、他人の目が気にならないような閉鎖されたスペースでのおひとり様ランチなら比較的大丈夫。
いまはバイトの休憩中はできるだけコンビニ弁当を隅っこで食べるようにがんばっています。

・特に初対面の人との会食では1口も食べられず

そんな私が特に苦手なのは、初対面の人との会食です。
今度飲みに行きましょうとか、今度ランチおごるよとか、まじで恐怖っす。

いくら小食だって言っても、お昼時に食事に1口も手を付けない男なんて不自然すぎるし、
かといって「私不安障害だからご飯食べれないんです」なんて、初対面の人に気を遣わせるようなこともしなくないじゃないですか。

ほんとに恐怖です。

軽くて味の濃い、お菓子やジュースならなんとか人前でも口にできるので、私と外食に付き合ってくれる人はぜひ、【駄菓子バー】行きましょう。

・コーヒー1杯を飲み干すのも無理

ちょっとそこらのカフェでコーヒーでも一杯…なんてのも私の場合大きな困難が伴います。

コーヒーを1杯、飲み干せないんですよね。

一人でカフェに行く場合なら、たぶんそのくらい飲み干せると思うんですけど(最近は引きこもりすぎてカフェにすら出かけてない)、
初対面の人とカフェ、それも相手のおごりで、なんてことになったら恐怖でしかないです。

だって、相手のお金で買ってくれたコーヒーを残しちゃうんですから。

そんなことしちゃだめだ→でも気持ち悪くて飲めない→おごりなんだから全部飲まなきゃ→吐き気が増してきたあああ
みたいな無限ループです。

・自宅なら平気

ところがどっこい、自宅なら全然平気。

朝起きた直後とか食事の直後、シャワーを浴びたときとか筋トレした後なんかには、
たまに気分が悪くなることがありますが、基本的には人並みに食事ができるんですよね。

外食をする時に吐き気がしてヤバいって思うときには、だいたい動悸が激しくなっているので、血圧も関係しているのかなと思ったり。

精神内科には何度か通いましたが、薬をもらったり不整脈の検査をしてもらったりしても全然改善しないので、
お金の無駄だと思って通院はやめました。

フリーで仕事をするなら1日中在宅で仕事してても問題ないし、それなら別に外食で吐き気が出ようと問題ないですからね。

どうしようもないことに気を囚われずに自分が変えられる範囲で、自分の環境をどんどん変えていこうと思ってます。

一番きついのは自分をコントロールできないこと

そんなポジティブにとらえているこの持病ですが、もちろんどうしようもない不都合も生じることがあります。人間一人じゃ生きていけないしね。

自分の手足は自分でコントロールすることができます。

ある程度は自分の思考も自分でコントロールできます。

でも、人前で食事を目の前にしたときに不意に襲ってくる吐き気と不安と動悸だけは、自分ではどうやってもコントロールできないんですよね。

・吐いてもいい、残しても大丈夫と言い聞かせてもダメ

「ぶっちゃけ、店の中で吐いてもいいんじゃね?次から来ないようにすればいいだけだし」
「残しても誰も怒らないよ?全部食べなくていいからちょっとずつ食べてみようぜ」

自分のなかのもう一人の自分に、優しく声をかけてみたことがありました。

知らず知らずのうちに強迫観念に襲われている気がして、全部残さずに食べることが絶対的に正しいことなんだ、って思い込んでる自分を追い出したかったんですよね。

でも、結果はそれほどかわらず。

「大丈夫大丈夫。平気平気。」
と頭のなかではわかっていても、やっぱり体が言うことを聞かないんです。

気持ち悪い汗が噴き出してきて、頭のなかまで響くような動悸と手先の震えが止まらず、
少しでも気を抜けば胃液が逆流してきそうで、トイレに逃げ込みたくてもふと立ち上がった拍子に立ちくらみを起こして倒れてしまいそう。


・「もしも」が恐怖でバイクにも乗れない

そんな精神状態だから、普段買い物や出勤にも使っていたバイク(ビックスクータ)に乗ることも怖くなってしまいました。

実は1度、バイクに乗って普通に道を運転していた時に、すんごく気分が悪くなって
思わずバイクを路肩に停めて縁石めがけてキラキラしてしまったことがあるんですよね。

バイクってヘルメット着用が義務付けられてるじゃないですか。
バイク用ヘルメットのあごひも。あのひもが私の気分を悪化させた一因でもありました。

バイクを乗る方ならわかると思うんですけど、あのひもって基本的にのどを少し圧迫するんですよね。

ただでさえ吐き気に襲われていて気分が悪いのに、そのうえナイロンのひもでのどを圧迫されると、結構気持ち悪くなります。

「もしも、また運転中にこみあげてきてしまったら」
「もしも、急に気分が悪くなってコケて事故を起こしてしまったら」

そんな考えに襲われてしまうんです。けっこうツライ。


・「もしも」会話の途中で戻してしまったら
「もしも、初対面の人との会話中にいきなり嘔吐してしまったら」
「もしも、好きな女の子との食事で全然食べられず、何度もえずいてしまったら」

無意識にそう考えてしまうんですよね。

自分の中でこみ上げる吐き気を戦っているために、相手の話がぜんぜん入ってこなかったり、
うんうんと相槌を打ってばかりで会話がうまく成り立たなかったり。

もしかしたら、あなたの目の前で話している人も私と同じ、不安障害に悩まされているのかもしれません。
私と似たタイプの人間なら、遠慮や気遣いや心配されることを一番に嫌います。

自分のせいで相手に迷惑をかけるのを一番申し訳なく思ってるんです。
もしそれでも気遣おうとする、心配しようとするんだったら、最後までしっかり心配してあげてくださいね。

友達に打ち明ける勇気

こんな声が聞こえてきそうです。
「友達に話して協力してもらおうよ」
「恋人にリハビリを付き合ってもらったら?」
あのね。そんなことができたら、私は不安障害にはなってないの。

周りに助けを求めることができて、遠慮なく人を頼ることができて、恋人に迷惑をかけることができる人間だったら、
そんな性格だったら私は、うつ病にはなってなかったと思うんです。

一人で抱え込むクセがあって、周りに迷惑をかけてはいけないと強く信じて、私は助ける価値もない人間だって
自ら思い込んでしまう、私のような性格だから、こういう病気を発症したんじゃないかって思うんですよね。

心が出してるサインなんじゃないかと思ってます。もっと人に助けを求めろって。

・そんなものあるわけないっていう

でも、そんな勇気、まだ持ち合わせてないんですよね。

大学受験も一人で乗り越えて、一人暮らしも長い間親に頼らず生活してきて、
一人で何でもすることに慣れてしまったというか、
どうやって友達を頼ったらいいのかわからなくなってしまったというか。

何も見返りを提供できない自分を、どうして他人が助けてくれようか。

心のどこかでそんなふうに思ってしまっている自分がいます。
人は一人じゃ生きていけないし、私自身も実はたくさんの人の支えがあって、今日まで生きてこれていることをわかったうえで、です。

ほんとに、どうしたらいいんでしょうね。
ネット上のnoteというサービスに、ちょっとした助けを求めてみました。


・治す気あるなら場数を踏めよ

私の中では、2つの道を選ぶことができると思っています。

一つは、不安障害を恐れずにもっとたくさんの人と交流し、食事をして、場数を踏むこと。
もう一つは、不安障害をこじらせて対人恐怖症等まで悪化させないよう、静かな場所で療養すること。

私は2つ目の道を選びたいと思っています。

本来私は、おしゃべり好きなんです。
耳が少し悪いので聞き取りづらく、スムーズな会話ができないことが多いけど、
もっとたくさんの人と交流してたくさんおしゃべりして笑っていたい…そんな欲求が奥底にあります。

一方で、そんな欲求があるからこそ、がんばればなんとか人と交流できて、少しは話すこともできる今の状態を
悪化させたくないという思いもあります。

人に会うことが怖い、とか家の外に出るのが怖い、なんて状態まで悪化してしまったら、
私、寂しさで孤独死してしまうんじゃないかと思うんですよね。

リスクを取って完治を目指すか、現状維持に努めるか。
聞こえは悪いですが私は、現状維持に注力したいと思っています。

だからこそ、極端に言えば人とまったく面談しなくても仕事ができるよう、
ネットビジネスやプログラミングのスキルを身につけられるようにがんばっている最中でもあります。

おわりに

・私を救ってくれた青いヤツ

そんな私は、精神内科でもらった薬ではあまり効果が見られなかったものの、
あるお菓子を食べることで、吐き気を大きく軽減できる体質だということに気づきました。

以前から眠気覚ましに時々食べていた「ミンティア」です。
それも一番刺激の強い青いヤツ。

人と合う前に2粒、バイクに乗る前に2粒。
気分が悪くなりそうな場面の直前に口に含んでおくことで、吐き気を大幅に減らすことができたんです。

もし、ミンティアが存在していなかったら。
ミンティアで吐き気を軽減できることを発見していなかったら。
そう思うと少しゾッとします…。


ということで、「彼女を振ったらうつ病になった」この辺で終わろうと思います。
世間的な「うつ病」のイメージとは少し違った内容だったかもしれませんね。

でも、ストレス社会の現代は、私のように
一見普通に見える若者が、実は目に見えない心の病に侵されているかもしれないってことを、
より多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

以下は空白ですが、100円で買ってくれるとミンティアが1つ買えます。
明日の吐き気止めのために、ぜひ清き100円を!

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彼女を振ったらうつ病になった

のぐのり

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