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GRの雑誌広告

デジタル時代のGRで、広告(純広)はほとんど出さなかった。出せなかったとも言う(笑)タイアップ記事は少しやったけど、それだってC社N社に比べれば笑うほど少量だ。そんな中で一度だけ純広を出すことになった。経緯はよく覚えてないのだけど、枠が空いて売り込みがあったかだったはず。BRUTUSが写真特集のMOOKを出すので表4に広告出しませんか?という話が来て、お付き合いすることになった。大袈裟なんだけど、良い雑誌の表4は、後々文化遺産になる場所だと個人的には思っている。

ちょうどGR DigitalⅣが出た頃。でも、当時から、商品写真をドーンと載せて「最高画質をあなたへ」的なキャッチコピーの広告に食傷していたから、その手の普通の広告にはしたくなかった。そこで、思い切って文章だけの広告にしよう、知人に手紙を出すように、飾らず正直に書いてみようと思った。それがこれ。

BRUTUS 特別編集「合本・写真術」2011年10月発刊

今読み返すと、ちょっと格好付け過ぎではあるけど、ひとつも偽りはない。この少し前からインハウスエージェンシーのカメラ担当者と信頼関係が強くなっていく。

そして8年後の2019年、これをベースにGR Concept Movieを作ることになるわけ。面白いね。



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