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カクシンハン・スタジオ修了公演のロミジュリは圧倒的でしたよ!

カクシンハン・スタジオ第1期の修了公演を観てきました。

カクシンハン・スタジオ

カクシンハン・スタジオは、初めてシェイクスピア演劇に触れた人、そればかりか初めて演技に触れた人もいる、10ヶ月でシェイクスピアを演じれるようになるという演劇研修所。

今日の私は、今日は、ほぼ日の学校で一緒に学んだ小林さん推し。

まぁ、応援くらいのつもりでしたよ。

えぇ・・・

彼は演者ではなかったはずなんで・・・

って、すごいじゃないっすか!!

ロレンス神父は、ばっちりハマってたと思いますし、ジュリエットの従兄弟ティボルトも小林さん! 一緒に観たほぼ日の学校の同窓生からは、危うい感じのティボルトもよかったとの感想(なるほど確かに今っぽい!)。

劇が始まって、小林さんにセリフがちゃんと入っているのを見て、言葉を大事にされる小林さんなのでセリフ覚えはいけるんじゃないかな、と思って見始めましたがまさか、重要な役どころ2つも演るの?!
セリフ量も3,4番目? くらいに多かったかも、とのことでした。

もう驚きです!

いやー、しっかりした役者さんだなーと感じたマキューシオ役の平柳楓馬さんも今回、初舞台だそう。

レベルたけーぞ、カクシンハン・スタジオ!

ロミオとジュリエットの筋はこちら

舞台は、14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。モンタギュー家とキャピュレット家は長年諍いが続いている。モンタギュー家のロミオは、片思いの相手に近づこうとキャピュレット家の晩餐会に忍び込む。そこで、片思いの相手ではなく、運命の相手、ジュリエットに出会い、二人は恋に落ちる。モンタギュー家とキャピュレット家は長年の諍いの相手、ひっそり結婚式を挙げたその日、ロミオはキャピュレット家の当主の甥、ティボルトを斬ってしまう。本来死罪になるところだが、ヴェローナの太守の温情により、ヴェローナからの追放を命じられる。

ロミオ追放と並行して、ジュリエットの両親は、パリスとの結婚式を二日後に迫る。
逃がれようがなく、ロレンス神父に相談。一時的に仮死状態になる薬をジュリエットに渡す。と同時に、ロミオにジュリエットが仮死状態になっている便りを使いに渡すが、それは届かず、ジュリエットは仮死状態になり、ジュリエットの葬儀が行われていることのみロミオに伝わってしまう。ロミオは急ぎヴェローナに戻り、仮死状態のジュリエットを見て、死んだと思い彼女の横で服毒。ジュリエットは目を覚まして、その惨状を見て自害する。

劇場と時間

場所は、シアター風姿花伝(目白から徒歩10分)

舞台は中央に、8畳くらいのスペースの台、周りには、各種照明機器があり、天井からは電球が20個ほど吊るされている。

客席は90席くらいかな。時間は120分弱(休憩なし)。

本編

開始前のBGMは、Oasis。なんで、Oasisなん?って話をほぼ日の学校の同窓生と話して帰りました。Wikipediaを見ると、貴族というより、労働者階級の服装云々と書かれています。

なんでOasisなん?
今度、木村先生か小林さんに聞いてみよう。

以前、前半は喜劇、後半は悲劇ってタイプの『ロミオとジュリエット』を見たことがありました。今回は、ずっと悲劇感が漂う感じです。

いざこざのきっかけや、流れは本と変えてなさそうですけど、前半は、恋に落ちる二人を厚く見せている?全体が駆け足で進んでった気がします。話を知らない人が見て、どう見えたのか聞いてみたいですね。

それにしても、みなさん、声張るなー。

全体的に駆け足だと感じましたが、その分、内面の感情・内部の葛藤を描写する演出が多かったんでしょうか? 役者さんの表情、舞台上以外の方の動き(ロミオが見た夢を語るシーンなど)を見るとそう感じます。

出番以外のとき、周りで、舞台を囲む椅子に座っているのは大変そうでしたけど、入れ替わりで移動はないし、劇中劇っぽい空気感も出るので、より劇には没入できたように思います。

ロミオとジュリエット二人が、相手が敵の家当主の息子・娘と気づいたときの絶望感は、見応えあったシーンの一つ。周りでのダンス(※)している人が大勢いたはずですが、舞踏会〜散会に至るまで、気を取られなかったというのは、それだけまとまりがあった動きだったんでしょう。
(※カクシンハン名物、パイプ椅子は、舞踏会のダンスの相手役にもなるのね)

殺陣もよかったです! かっこいい動きで避けてましたね。
(途中、短剣の刃が飛ぶアクシンデントもあり)

筋通り、最後、ふたりは死んでしまいますが、最後のハッピーエンド感・・・あれはあれでよかったと思います。無理やりハッピーエンドにしちゃうのは、嘘くさくなるので、やめて欲しいと思いますが、カクシンハン・スタジオの修了公演という中でなら、いいかな、と思いました。

思ったよりずっとずっと安心感を持って観ることができました。
『ロミオとジュリエット』堪能しました。

カクシンハン・スタジオ 第2期生の募集

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