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何も学ばず惰性で詠みつづける5月後半(39首)

近況

ほぼ日の学校[万葉集講座]が終わった。私にとって、歌を詠む必然性がなくなった。けど、歌を学ぶ、学び続けると決めたから、とにかく一日一首でもしがみつくんだ。先人の歌を体に入れたりすることがおろそかだから下手なまま。だけど、しがみついている。気に入った歌を何度も声に出して読むことが必要だとわかっている。わかっているんだ。

5月後半の歌たち

5/16木
子を園に迎え行くのは6時過ぎ まだ明るくて水面煌めく
昼休み眠気に負けて突っ伏して終わりまで寝る昼も食べずに

5/17金
明日は奈良 心は先に到着し 眼前にある天の香具山

5/18土(万葉旅行一日目)
ワタワタと新幹線にのりこんで名札つくってパンフを読んで
万葉の郷(さと)が我らを待っている新幹線はおしゃべり過ごす
京都から奈良に向かってバスの中 目も喜ばす弁当があり
(「塔」短歌会6/20締切)
橿原(かしはら)に向かう車窓のくもり空 めざす御里はあと一時間
現代(いま)の街並み続く、ふと、バスの外「和風すなっく すずめのお宿」
(「塔」短歌会6/20締切)
万葉に歌われし場所いまここに 景色と香り永く感じる
→万葉に歌われし場所いまここに景色と香り永くとどめる
(「塔」短歌会6/20締切)
「天上の虹」最高の参考書 吉野散策の決定版なり
ガイド氏の愛に溢れる説明は いま万葉の長歌になれり
(「塔」短歌会6/20締切)
今日の〆懇親会の上野節 万葉の夜冷めず更け行く

5/19日(万葉旅行二日目)
朝七時橿原(かしはら)の宮に手を合わす畝傍(うねび)の山の緑を吸って
(「塔」短歌会6/20締切)
藤原宮、三山(さんざん)の内(うち)香具山の近くにあって声出しうたう
万葉の由来や古い出来事は目に映らずにヴァーチャルにある
天気晴れ、風はいささか強けれど弁当うまし甘橿(あまかし)の丘
(「塔」短歌会6/20締切)
香具山を地図で感じて、遠くに見、正面に見て、見下ろしている
バス移動 疲れに負けて舟をこぐ遣唐船は我に優しく
朱雀門、大路に向けて宣言す 我らの意気に風鐸(ふうたく)がなる
(「塔」短歌会6/20締切)
飛鳥から平城京に風は吹く 余韻感じる日焼けとビール

5/20月
上長に「転職します」僕が言う 祝福の声にホッと息漏れ

5/21火
本日は全社会議がある日です ちょこんと座り終わりまでいる

5/22水
夕べ前 感謝の歌を集めたり 晩にまとめて校長に渡す

5/23木
心から そう言えること多かりし それはとっても幸せなこと
ほぼ日の学校万葉集講座 昨日終わりて心にすきま

5/24金
お薬を健康のため飲んでいる 眠気で仕事はかどらずイライラ

5/25土
改札を抜け階段でプゥとする 後ろの君に心で深謝
“夏盛り”とでも言いたくなる陽気 刑事ドラマの刑事の気分
橙(だいだい)の色した月が屋根の上おそろしくみえ、あたたかくみえ
(「塔」短歌会6/20締切)

5/26日
20時間睡眠をして目を覚ます 子と戯れてまた眠気くる
体だるく頭だるくてモヤモヤが体をめぐる観劇のあと

5/27月
日曜月曜(にちげつ)とわけのわからぬ疲れあり 寝ても寝足りぬ気だるい五月

5/28火
くもり空、夜の予報は雨マーク 傘を買うのかまたコンビニで

5/29水
上機嫌三年ぶりに取り戻す気分になれりカウンセリング

5/30木
天高く人肥ゆるのは季によらず清々しくも軽やかならず
真夜中にタコ焼き唐揚げいただきて胃腸荒れるも昼は食べるよ

5/31金
体調を整える気で朝を抜く 通勤途中腹減りモグモグ
朝刊を読んで気になる記事いつも息子が生きる未来の不安
電車内移動しぶつかる人がおり オレが神なら運減らしたる

(39首)

あとがき

6月は、すごく忙しい。月末にかけてやることが多い。
以下、2つだけは、6月に少しでも・・やっていく。

・俵万智さん、師匠の佐佐木幸綱さんの歌を体に入れること
・短歌会への投稿を再開すること

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。