表参道は、言わずと知れたしゃれた街だ。
「だるまや」は骨董通りの横に道一本入ったところ、周りのおしゃれな空気に飲まれず、そこにある。

最近、隣の駅「外苑前」に用があることが多い。理由をつけては、表参道に立ち寄り、こちらにお邪魔する。食べる行為に満足したいときには欠かせない存在になっている。

ネットを見ると30年以上の歴史があるそうだ。
年季のはいったしつらえ。カウンターテーブルもがっちりしている。どこも清潔に保たれている。

席は、入り口付近に2人席のほか、10人座れる席がある。ちょっと入るとカウンターが6席。さらに右奥に、2人席が3つ？　4人座れる席が1つ？　ある。よく座るカウンターは、隣とぶつからない程度にゆったりしている。窮屈を感じず過ごしやすい。団体さんのお客さんがいるか次第だが、ざわついてもいない。一人でも安心して過ごすことができる。

カウンターの前に調理場があるが、皆さん、無口で、手早く調理している。黙々と仕事をこなす人をみて悪い気はしない。店内が混雑して給仕する方の手が回らなければ、調理する方が配膳もする。

料理はどれもうまい。味は濃くないが、たまご、ニラ、レバー、餃子に、焼売、それぞれ充足している。裏切らない。

どれも、ほどが良い。

味が足りなければ、醤油、お酢、からしを使えばいい。
この日は、肉がつまった焼売を辛子と醤油でペロリといただいた。

レバーや肉の照りがいつもすばらしい。

4千円、飲み食いすると、もうお腹いっぱい。

次にくるときは、どれを食べようか悩む。「かた焼きそば」は、たまに食べたくなる。レバーなど肉類は一品入れたい。チャーハンもよく出ている。

食べ終わったばかりだが、メニューをながめ、次に立ち寄る機会を探っている。

「だるまや」で
4千円も
飲食す
満ち足りた顔
はぁーと息漏る