過去の恋愛について

ずーっと忘れられない人がいる。あんま面白くない恋愛の話はしないんだけど、たまにはこういうくだらんつまらん何の役にもたたんノートがあってもいいかなと思って書いてみる。

その人とは2年付き合って、1年ほど前に向こうから別れを告げられた。

適応障害になってしまって毎日泣いていた1番辛い時に側にいてくれて、夜な夜な泣いているわたしに黙って寄り添ってくれた。言葉をくれるとか抱きしめるとかキスをするとかそういうのじゃなくて、ただ隣にそっと居てくれた。職場の人間関係のストレスで蕁麻疹がでて、ガリガリと腕を引っ掻いて度々傷が深くなり血がとまらなくなった。髪もすごく抜けて床のいたるところに散らばってた。彼はそんな様子のおかしいわたしの手を強く握って優しく駄目って言って、散乱した髪の毛を黙々と拾ってくれていた。髪の毛拾わせてごめんね汚いねって言ったら汚くないよ!食べても良い??とか言って笑わせてきた。今思うとかなりキモい笑いの取り方。でも弱ってたわたしには全て受け入れてくれるような姿勢が凄くありがたかった。

1人で寝るよりもその人といた方がよく眠れた。その人と寝る時間がとても好きだったので何もない日わたしは無駄に昼寝をしたがった。外に出てどこか行くよりも昼寝をして料理を作って映画を2本みて寝るみたいな生活をずっとしたかった。今思えば相手のしたいことは違ったかもしれない。

何か決めるとき彼は頻繁にノイアさんはどう思う?ノイアさんはどうしたい?と聞いてきた。
優柔不断で頼りない彼が決めた別れるという大きな決断をわたしは尊重したいと思った。
この選択を間違いにしてはいけないと、別れをスッと受け入れてみせた。心の中は離れたくないなとか、2年も付き合ったのに明日からは他人なの?とか色んな不安や苛立ちが渦巻いていたけど、彼の前では惑わせたくなくて見せなかった。その人の事を心の底から愛していたけど縋るような人にもなりたくなかった。結果短い文章の3ラリーくらいで私達の関係は終わった。

普通という言葉は幻だけど、その子が他の普通の人と普通の恋愛を普通にできていてほしい。めっちゃエゴだけど。見世物小屋に着いて来させたり、虫を食べた話を楽しそうにするわたしじゃなくて、カフェとディズニーが好きで茶髪のセミロングでピンクのネイルをしてて愛嬌が良いといったそんな感じの子と幸せになっていてほしい。

誰かと別れて幸せになってほしいなんて思える人はこの人しかいない。今この文章を書いていても情けなく思い出して、楽しかった思い出が浮かんでは消えてポロポロ泣いてしまう。鍋やったな〜とか、変なダンスしてたな〜とか、半目の不細工な寝顔撮られたな〜とか、自分が好きそうなお菓子を見つける度に買っておいてくれたな〜とか。

その人はシュークリームが大好きで何かスイーツを選ぶ時は決まってそれだった。

シュークリームを見る度に思い出してしまう呪いをわたしにかけた彼は今ではすっかり他人になってしまった。

その後、誰と付き合ってもわたしは1人の方が楽しい気がした。誰といてもずっと1人だなって感覚。backnumberはあまり好きじゃなかったけど今聞いたら感情移入できちゃうかもしれない。自分が過去に馬鹿にしたような人物になっていく。何かをわかったような気になって批判すると自分に返ってくるんだね。ちなみにこんなでも別れたことについては後悔してないし戻りたいとかいう未練はない。

えー、今の恋愛してない1人で自由なわたしはそれなりに好き、いやかなり好きなんだけど、1人よりも2人の方が好きだなって思える人と今後の人生で会ってみたいな。恋愛じゃなくても良い。

と、何の面白みもないいたって普通の恋愛の話(しかもありがちな)を書いてしまった…このノート恥ずかしくなったら消すかも。見た人は消えたら内緒にしてね。そして記憶から抹消してください。

おやすみなさい

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