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希望の党・今井雅人議員による質問の不味さついて

この一年、ずっと森友問題を追いかけてきました。政府答弁の嘘、財務省の手続きの瑕疵などを指摘し続けてもう一年たったのかとおもうと感慨深いものがあります。

この一年、いつも心がくじけそうになるのは、嘘をつき続ける財務省や政府側の答弁を聞くときではなく、「野党議員の不甲斐なさ」を見るときです。ほんと禄なやついやしない。とりわけ昨日の今井雅人さんの質問は「今井雅人さんは、ひょっとして財務省の協力者なんちゃうかな?」という陰謀論に魅力を感じるほどに最悪でした。

いやほんまに。

もうね、どう言い表していいかわからないほどに、昨日(2018年2月14日)の希望の党・今井雅人議員の質問は不味かった。僕が安倍首相なら「今井くん。よくやってくれたねぇ」と後刻金一封を送りたいぐらいです。

議題は「森友学園が小学校申請にあたって安倍晋三記念小学校との名前で申請を出したと籠池泰典氏が証言していると、朝日新聞が昨年3月に報道した」という例の話。安倍首相はこの件を「朝日は誤報」と言い募っています。まああの界隈の人は「朝日は誤報」となんにつけ根拠がなくてもいうことが「礼儀作法」みたいな基本プロトコルになってますので、ネトウヨ総理が「朝日は誤報」と鼻の穴を膨らませていうことそのものは驚かんわけです。

が、問題は、それを追求する側のリテラシーというか知恵のなさ。昨日の今井雅人議員は「朝日は誤報と総理はおっしゃるが、それは総理としてふさわしい言動なのか」というロジック(もどき)で責めたわけです。なんというか、「ネトウヨ慣れしてない」感満載ですしね。

今井雅人議員が犯した失敗のうち、致命的なのはこの質問によって言外に今井雅人議員自身が「朝日は誤報」と追認してしまってるって点です。そしてこれで最も深刻な致命傷を負ったのは、安倍首相でも朝日新聞でもなく、今井雅人議員本人です。だって、今井さん、「安倍晋三レベルでしか新聞を読めない程度の日本語能力しか持ち合わせいない」と、国会の議事録に自分の無能ぶりを残しちゃったんですもの。はなからだれもその日本語能力に期待されていない安倍晋三さんにとってはアホの一つ覚えみたいに「朝日は誤報」という夏厨のようなハシタナイ態度を指摘されても蛙の面にションベンでしょうし、朝日新聞にしてみても誤報でないものを誤報といわれなれてて最近は、ネトウヨ界隈との喧嘩のしかたも覚えたようなので屁でもないでしょう。ただただ、今井さんだけが「今日から、アホの仲間に入りました!」とドヤ顔で宣言してるだけ。見てるこっちが恥ずかしい。

で、今井さんの2018年2月14日の質問がいかにまずかったかを解説する文章をメルマガに書きました。「いかに不味かったかを解説する」というよりも「そもそも朝日、あれ誤報じゃないよね」って話の方がウェイトが高いかも。それと、「では、今井雅人さんはどんな質問をすればよかったか」も書いてあります。

これ、自分で言うのもなんですけど(まあこういうことは自分しか言う人おらんのですけどね元来)、広く読まれておくべきだとおもうし、とりわけ今井雅人さんご本人ではなく(アホに期待してもしゃーないので)、今井雅人さんの周りにいる人たちに「いかに自分が思い描くロジックが、稚拙なものか」を理解してもらいたいという思いもありますし、そんな諸々で、noteで公開しようと思います。

が、メルマガ読者は月々1000円払って僕のメルマガ読んでくださってるわけで、タダというわけにはいきません。なので、こっから先読みたかったら、メルマガを申し込んでいただくか、この記事をたんか1200円で買っていただく(メルマガ月極より高いの当たり前やん)かどちらかにしていただきたく。まあ、ここまでの無料部分で「今井雅人がどれほど滑稽か」というもっとも伝えたいことは伝えてますので、金払ってまで読みたくない人は読まなくてもよろしい。

ということで、以下、有料部分

2月15日(木)配信のメルマガより転載

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