7月29日、僕は会社に退職届を突き付けて出社を拒否した。

退職願は7月28日深夜のむつざわ　つどいの郷で退職願いを準備した。

※注意！

職場への恨み節が続きます。
よほど暇な人じゃない限りはここで引き返してください。
農業法人に勤める。栽培・生産管理業になると発生しうるトラブルが知りたい稀有な人のみ読んでください。

観光農園としての会社は、出社を拒否している今でも、ありつづけて欲しいと思うほど大好きだ。
暖房費も資材も肥料もすべて物価高のあおりを受けて高等している。一度上がると下がらない。
そんな今の日本で通年通してハーブが観られる、冬場、耐寒性のあるものを少しでも観られるように努力する場所は県内でもあまり無いのではないだろうか。
魅せるためだけ、販売しない。入園料をとってない。すごいことだと思う。

でも今すぐに逃げ出さずにいられなかった。
このままでは妙な病気になると思った。

社名は伏せて、辞めた理由を列挙していく。
読んだことで自社であると、自分らのことだと、そして書き手はアイツだと気づいたなら即時改善してください。
社長には退社理由は「自分はあそこで務まらない。もう出社の意思は無い」と伝えました。

が、移動前の在籍場所の30代の若手の同僚には口頭で体験を伝える予定です。
辞めた旨を伝えたら、ランチに誘われました。
なぜ辞めるのか、何があったのかを引き出したいんだと思います。
その場で言うことと同じことを書いておく。

4月2日から移動に夷隅地区の農場に出向になった。

すると環境が変わる。作物が変わる。採り手が、同僚が、ボスが変わる。

理由１：陰湿なムードがある

最初こそ大歓迎されていた。が、初日から何か様子がおかしい。
ガラス温室、計２反場を完全に任される旨の説明を受けると対面でメロンを作っているガラス温室から男性が出てきて挨拶した。
「前の人とは違う」と言っていた。その場にいたボスも同僚も採り手も口々に。

”前の人”とは以前の僕にハーブの作付けを仕込んでくれたＴさんのことだ。
農業はやることが無限にある。基本的に日中しか作業ができない。でも手が回らない事を人のせいにしない人だった。
僕は尊敬している。

僕が農場を任されるとＴさんは夷隅地区に移動になった。
そっちで手が回っていないことと、バジルを一任する為だった。

Ｔさんは雇用形態が業務委託のため、決まった日数だけ出れば言われはないはずだった。その中でやれることをやる。
Ｔさんの場合は週3日の出勤。それ以外は本業の竹の生産を行う。
竹の旬に合わせて業務をコントロール出来る契約になっていた。

その為かバジルやセリ科の面倒をみるには出勤日数が足りなかった。
ここでは管理できなかった責任を、叱責するという形でとらされる。
ボスの気に入らない期間が約6カ月続き、僕と入れ替えになる。

要は使えない・管理できない管理者だと、社内・外に吹聴されながら農作業することになる。
収穫する人間にも根回しは完璧。Ｔさんは通称で「奴」。場合によっては「お前の師匠」と呼ばれていた。

週3日とはいえよくあの陰湿な環境に耐えたと思う。
やっぱりすごい人だ。

理由２：独特の半私物化された管理体制に慣れなかった

移動になったことで品目が大幅に減った。
ミントはスペアミントのみ。
他はディル・チャービル・コモンセージ・バジル。そして一任されるロケットサラダのみ。
移動前は最大で２５品目は作っていた。

夷隅ではなぜかボスの私物化ならぬ私有地化されていて、ハウスの柱の間で業務とは関係の無いトマトやスイカやメロンやレモングラスやジャンボカボチャやアジサイの作付けが行われている。
もちろん出荷は無い。業務にそれらの作付けは無い。金銭還元されない。

が、水は不足する。潅水は実施する必要がある。
強制はされないにしろ、ハウスに立ち寄った際、業務と関係の無い作物の異常に気付かなかったりすると、なぜか𠮟責の理由になる。お前は周りをよく見ていない、注意散漫、視野が狭い、目を養えと。
それらは業務と関係ない作物です。

それが事務所から一番近い（一番社長の目に付く）ハウス以外のすべてで実施されているため、移動の度、業務とは関係の無い無駄な神経を使う。
農業は朝のスタートがアホほど早い。だから自分のプランターに水をやれないのは僕も嫌だったので、周りのマネをさせてもらっていた。
朝、任されたハウスにプランターをしこむことで換気ついでに水やりをしていた。僕はあの人たちに水を任せたり、萎れていたとして文句は言わない。
が、そんな可愛いものじゃない。彼らのはがっつり地植えしているから動かすこともできない。

そんなことがまかり通って普通に私用の作物を職場で生産・量産している。
レモングラスは移動先のボスの行う事業での商品になる。
そのため商品をダメにはできない。本業同様に大事らしい。

僕には絶対に関係が無い。

理由３：交通費で揉めた。

事務所とハウスの移動。ハウスとハウス間が離れていてあちこちに点在しているため、移動には自家用車を使用せざるを得ない。

片道11km、22kmが往復の交通費。
一日に70km移動する日もあるので、その場合は差し引き48km移動している。
移動して初めての月末にひと月に110リッター給油したことに気づき、直談判した。
交通費は往復+夷隅赴任のため3000円を支給するという条件だった。
実態は約27000円ほど給油する。とんでもない！働くほど散財していく。タイヤは極端に消耗した為、ともさんに頂いたスタッドレスタイヤに履き替えた。

結果、月末にまとめて移動費を提出することになった。
自分が移動する度に移動の距離数を記録する相当に面倒な日々を過ごした。
記録は月末締め日にまとめて提出した。

すると、1日に50kmは平均で走行していることを「1日役1時間運転に費やしている」「その間に草の1本でも取ったほうが増し」と社長から指摘されたことを伝えられた。
そして、ハウス間の移動の際、移動の目的も記せとの指示が来た。

朝と帰りなんのためにミーティングしているのか、
そもそも誰からの指示をこなそうとして移動しているのか
そもそも自分の車両をどう使おうが本人の勝ってだし
移動の要件が1件だけの事の方が少ない・・・

もう何のために働いてるのかわからなくなっていました。
少なくともハーブのために必要で付けてる記録ではない。

理由４：ボスは前任の生産管理を退職に追い込んでいる

過去20代の若手の生産管理が居た。
プライベートでも外国の野菜を作り、直売所に卸していた有望な人だった。
いつの頃か音信不通になったと噂が立ち、しばらくして菓子折りが届いた。

その理由について直接ボスに尋ねたら詳細を聞くことができた。

採り手のUさんと若手の生産管理の間で野菜の直接販売を行った。
その件が耳に入ったボスが異議を生産管理を呼び出し意義を唱えた
主に金額設定について、販路について責めたことで翌日から連絡が取れなくなった。要は詐欺みたいな金額で職場で商売した悪人だと。スーパーでもその金額で買えると。

自前のコードレストリマーを用意してミントの刈込を行うくらい熱心な人だった。

その他、前任のルート出荷係を採り手に落としていた。
そうして社員から業務委託にされている人もおり、長年勤めてもリターンは無いのだと悟りました。

理由５：同僚が休日に出勤している。

基本毎日職場に居て、ミント類の出荷量の管理をしに出勤してきています。
社長の耳に入るとまずいらしく、一度発覚し責められるも体制を変更できず、選別を完全に任せることで出荷数量と品質を守っている。
ボスもボスで検診や地域の刈払いなどの手伝いが無い限り休めず、午後から出勤するなどして出荷を守っていた。

そんななか自分だけは通常通りの週休２日を頂いていた。
当たり前の権利のはずなのに、後ろ髪を引かれていました。

理由６：副業についての理解が無い。

会社としては認める方針であり、認めるフリはしていてくれたと思う。
が、交通費について揉めていたとき、定めた通勤ルートで出社しないと事故発生時に困る。という話から副業について飛び火。副業でケガをされたら本業にも影響がある。それを現社長はわかっていないと言われた。

ボスの住居の敷地を草刈りするというバイトもさせて貰ったり、
合わせて断食道場の業務委託もする。時に採り手さんの刈払いも行ったりもしていたので、プライベートの要件をするためにも公休を頂いたりしていたが、本心ではシフトに穴を開けるのを疎ましいと思われていたのがわかった。

理由７：農薬の使い方が悪すぎる

通常農薬は使用回数が決まってるが見ぬふりを決め込んでいる。
記録簿があって一切畝の更新をすることなくスタークル・アルバリン・プレバソンを繰り返し乱用している。
なら証拠となる記録簿なんて残さない方が良いに決まってる。

農薬の事についてはスマホで調べるな、頭に入れろというが、
人の口に入るものを人間の記憶を頼りに使用するなんておかしいと思う。
ローテーション出来てないならなおさら毎度記録を頼りに薬を選定するべき

理由８：定時は16:30なのに１時間サビ残位では帰宅できない。

指摘・叱責が１時間は当たり前。
滅入るでしょ、普通。

理由９：都合の良いロボットを作ろうとしている

僕に収穫の才能が無いことがわかると、作業の進捗を急かす様になった。
同僚と遮光の修理に日数がかかりすぎと話しているのを聞きました。
修理中、９年選手の採り手が「入社した時は開け閉め可能だった。そんなのは最初の１年だけで設備がズレて破損してからは直した人など居ない」と言われていました。年寄には無理だったんでしょう。体が動く若手が必要なのにシゴキ方変えないと続かないですよ。

今居る子分も、半年ろくに休まず経過してる。いずれ限界は来ますよ。

とはいえ感謝していることもあります。

嫌なことばかりでもなかったです。
・単発バイトを用意してくれたり
・私有地の草刈りにお金出してくれたり
・チップソーをくれたり
・混合油をくれたり
・引っ越した直後に洗濯機をくれたり
それらについては本当に感謝しています。
でも仕事上の対応とは別です。

総括

雇用された上での労働はやはりクソでした。
就職なんてガチャです。ヤバい！と数カ月で気づけるのに責任感じて簡単に変えられないガチャ。
僕もクソだし環境もクソでした。辞め方もクソですみませんでした。
ボロカス言ってくれて結構です。僕も「あそこはヤバい、辞めとけ」と、
目の黒い内は言わせてもらいます。