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きっと未来は変わるよ君の理想に【2024.3.8】

・ついにやりました。読んでください。

・好きなものは好きなうちに好きと言っておいたほうがいい。もしかしたら、春になったら推しくんのことを嫌いになってしまうかもしれないから。グループを抜け、事務所の保護の下からいなくなるということはそういうことだ。今まで5人の脱退/卒業を見届けてきたが、大手事務所に行って成功した者、元々持っていた資格を活かしてなんとかやっている者、グループ時代に積み重ねた人脈で起業した者……それならいいのだが、脱退した途端炎上した者もいるし、完全に面影がない者もいる。過激な言い方をするが、アイドルだった頃の彼は死んだのだ、と思うことすらある。推しくんもそうなる可能性が大いにある(本人の性格上……)ことを忘れてはならないし、だから今のうちに推しくんのことを大好きだった自分を記録しておきたいし、全力で大好きでいたい。そう思って書いた。

・とか並べ立てつつも、今日も現場に行く。その前に美容院と友人とのランチ。予定詰め込みすぎ。

・美容院では予定通り、推しくんのメンカラである紺色でカラーを入れてもらった。ブリーチをしていないのでガッツリメンカラでーす!という感じではなく、気持ち青いね〜くらいになったので安心した。一応働いてるので。「今日は服も青なんですね」と言われたので、このあと実はイベントで〜と白状したら、髪をガチガチにセットしてくださって嬉しかった。

・友人とランチ。

もっといいタイミングあったと思う

・自分で焼くスタイルのハンバーグ屋さんへ行った。肉を食べるということの喜びは、外食でないと味わえない。貧民なので。

・隣の席の若者が、笑いながら鳥山明先生の訃報について話していた。友人はドラクエが大好きで、若者が席を離れた後「あんな笑いながら言うことじゃないよね」と悲しそうな顔で言った。私は一切鳥山明作品に触れない人生をやってきたので、ただ友人を悲しませたという理由で若者をパンチしたいと思った。パンチします。

・帰り道にタワレコがあったので友人に許可をもらって立ち寄る。前回の日記で買えなかった、マイナーイケメン雑誌があるかもしれないから。

・あった!!

・立ち読みできる状態だったので丁寧にパラパラとめくり、推しくんのページを見つける。カッコよすぎ!!そのまま即レジ。ページを横から覗いていた友人が、「伏し目の写真いいね」と言ってくれて、「だよねえ!?」とかなりの声量が出た。理解のある友人くん。ドライフラワーの花束を両手で持って伏し目がちな推しくんの写真が美しすぎて、そのあと友人と別れ、時間を潰すために入ったファミレスでもずっと見ていた。

・現場へ。今日は、推しくんにとって最後の劇場公演だ。すなわち、私が劇場に来るのもおそらく最後である。

・劇場はとあるビルの5階(と、さらに小さい箱が6階)にある。オタクたちはエレベーターを使うことを禁じられており、公演のたびに階段で5階まで上がることを強いられた。さらに入場までは階段で並んで待たなければならない。非常階段だから暖房も冷房もあるわけがなく、冬は寒いし夏は暑かった(さすがにサーキュレーターが導入されたけど)。さながら推しに会う前の試練だ。推しくんの現場はオタクの平均年齢が私より上になりつつあるが、それでもみんな元気なのはこの階段に鍛えられているからだと思う。

・そんな階段を登りながら、これも最後かーとエモい気持ちになった……けど、残念ながら(?)今日のライブは「平目筋晩餐会」というふざけたタイトルだった。名前の通り、平目筋を鍛えるライブだ。推しくんの、一番自信のある筋肉。それが平目筋だ。全員長ズボンを捲って半パンスタイルで出てきて、平目筋を鍛えるためにジャンプ曲多めの構成だった。本当にバカみたいだけど、そのバカさと劇場ならではのアットホームさにたくさん元気を貰ってきたんだった。

・なんと最後の曲で客席降り・ハイタッチがあった。ここ半年くらいで劇場でも復活したとは聞いていたけど、私は運悪くハイタ(オタクは、ハイタッチのことをなぜかハイタと呼びます)あり現場を引くことができておらず、これが最初で最後だった。しかも今回席が引くほど悪く通路沿いの席でもないので、まあ誰とも出来ないだろうと思っていた。

・それなのにまず真っ先に来てくれたのが一番ファン対応がいいことでお馴染みのメンバーだった。諦めていたので手を伸ばさないでいたら、目の前に手が伸びてきてびっくりした。ぺちっとハイタッチ。流石っすね。

・収穫なしは免れた、贅沢は言いません、もう良いです。と思っていたら、推しくんが来た。通路席のオタクと一人一人頷きながらハイタをしている。そうして私のいる列の順番がやってきた。通路席、さらにその隣……と来て、まあスルーされても凹まんぞ!と思っていたら、目を合わせてぐいっと身と手を乗り出してくれた。私も手を伸ばしてなんとかぺた、と手のひらに触れた。3秒もない時間だったけど、心の底から嬉しかった。キモいことを言うが、もう推しくんの手を触ることはないだろうと思っていたので(数年前は握手会が当たり前だったが、コロナ禍以降超レアになっていた)。その手は汗で湿っていて、めちゃくちゃ生きていた。

・その後熱血でお馴染みのメンバーが通路関係なくオタクとパイプ椅子の間をめりめりと進んできて、何故か真正面まで来てくれた。目をしっかり合わせて正面でハイタできた。推しくんより神対応するな!!!!(めっちゃ嬉しかったよー)

・記念撮影もあったし、通常ないはずのアンコールで推しくんだけ出てきて平目筋を見せつけて帰っていったし、最後にとてもいい思い出ができた。

あのガタイでこの足首の細さも萌えである

・平目筋を崇めるポーズ。推しくんの美しい平目筋には何のご利益があるか聞いたところ、長生きのご利益だそうだ(第二の心臓だからね、と言っていた。機転が効いて偉い)。「え、じゃあお互い長生きしようね!?」とガチ恋発言をしたらフッと鼻で笑われて、はい好きです。となった。あと数回しか接触ないのにそれでええんか。いいです。

・600円で買うサントリーのお茶。何個か壊れてるロッカー。手紙入れるボックス。ドームに行けないショックで吐いたことがあるトイレ。ギチギチのパイプ椅子。最高の解釈を見せてくれる照明さん。いつかのバースデーで折りたたみした柵。特典会の待ち時間はトイレ封鎖とかいう理不尽ルール。関係者や後輩が見てるVIPルーム。劇場の全部が愛おしい一日だった。

・ハイタ曲ことチャンフォー。推しくん卒業告知から、良かった現場の日記タイトルはやった曲の歌詞で縛っているけど今日この曲を使ってしまった……卒コンの時何の曲を引用することになるか、全く予想がつきません。

・集合写真、2推しくんが「(推しくん)、股間にマイク置くな!向きもアレやし!」って下品な笑い方してて最悪で良かった。

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