ゴリラショック療法【2024.3.1】
・外へ。
・滞りなく。いや、予想以上に上手く行ってよかった。
・街へ。
・今日発売のマイナーめなイケメン雑誌を探しに。名古屋で一番イケメンに強い書店(ワカハイのイベントは大抵ここでやる)で店員さんに入荷してるか聞く。
・入荷なし。
・死……。ここになきゃない。
・気づけば15時を回っていた。今日は朝7時から動いていて、それなのに朝食のパンしか食べてない。しかも諸事情で風の強い屋外に30分くらい立っていたので体が限界。マジの金欠なのでサイゼへ。
・店内は制服を着て花束を持った、卒業式帰りの高校生たちでごった返していてた。隣の席も高校生カップルで、卒アルを読みながらきゃいきゃいと騒いでいた。私は心に余裕があるので、いつまでも仲良くするんだよ、と思った。
女の子「てか、酒飲みたくなーい?」
男の子「声でかいw」
前言撤回。未成年飲酒してる奴の幸せを祈る義理はない。その分私が幸せになる。
・時間がある。
・行くか……当日券で現場に。
・今日は本当に本当に本当に行くつもりなかった。推しコンビじゃないツーマンイベントなのと、純粋に朝から稼働で体力がもたないと思ったから。でも、ここ最近の私は推しくんの美しくてキラキラしたところばかりを見て悦に耽っており、日常生活に支障が出ていた。今日のイベントはいわゆるトンチキ系で、私の好きな種類の美しさは多分見れないだろう。これは一種のショック療法だ。
・でも後悔したくないので特典会には行く。えーと、今日のマル秘ポーズ(その日しか撮れない撮影ポーズ)は……
・……了解!
・サイゼから一番近い100均に行き、バナナの置物またはバナナケース、またはバナナのおもちゃを探す。無い!!
・電車で移動して劇場の近くのでかい100均へ。ここになかったらもう普通のポーズで撮ろう。
・バナナケース狙いでレジャー、キッチン用品のコーナーを見る。ない。置物狙いでDIY系のコーナーを見る。でもさっきの100均にはレモンと大根しかなかった。系列が一緒だから望み薄かも……
・あったーーー!!!この時点で開場まで30分。危ない危ない。特典会の小道具のために100均を奔走することは今まで何度もあったが、ここまでギリギリなのは初めてだ。そしてきっと最後だろう。
・無事撮れた。何これ?
・というわけで今日はゴリラがテーマのイベントだった(推しくんともう一人、グループ内のゴリラ二人でゴリラブラザーズと呼ばれている)。ケツバット我慢対決やドラミング対決、サイコロ20個積み積みできるかな?など、ふざけた勝負をたくさん見せられた。声を出して笑って、これに5000円かあ!と思うと愉快な気持ちになり、昨日までのエモい気持ちはかなり薄まった。あと、最悪発言をしますが、今日はタンクトップにパツパツの私服ズボンというストロングな衣装だったので、その恵まれた体格を目に焼き付けた。普段はダボダボの長ランにドカンなので。あっちも私たちのことメスゴリラって呼んでたしそれでチャラにして。
・特典会もエモもクソもなく、ドッジボールをした(こっちが近況を話したのににやにやしながら趣味の話で返してくるなど)。本当に、私に興味ないところが好きだ。だからこそここまでやってこれた。
・数ヶ月前読んだ「インターネット・ラヴ!」という漫画にこういうセリフがある。
そうなんですよね。その点推しくんには本当にありがとうとしかいえない。容姿も性格も終わってる人間がこんなめちゃくちゃな消費をして、それを肯定も否定もしないでくれてありがとう。この感情を一般人に向けたら本当にまずいと思う。99万歩譲ってお金払ってるからなんとかなってる。この9年と半年で一般人の好きになり方を忘れてしまいました。最近毎回書いてるけど、推しくんのこと好きじゃなくなったあとのことが本気で怖い。家族にも「余生」と言われている。
・空いた時間で服屋さんを見ていたら、店員さんに話しかけられて「カバンからちいかわ(書類の入ったクリアファイルがはみ出していた)見えてますよ!かわいい〜」と言われ、恥ずかしかった。
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