仲村

私はbotになりたい。/たまに同人誌だす方のオタクです。役に立つ話はしません。 htt…

仲村

私はbotになりたい。/たまに同人誌だす方のオタクです。役に立つ話はしません。 https://twitter.com/natukusa

最近の記事

おへんじ

先日公開した記事に私信をいただきまして、読んでみたところ前の記事の補足に良さそうだなと思ったので、記事化しようと思います。 こちらは前ほどきっちりできそうにないので、態度がなれなれしくなったぞと思うかもしれませんが、前が多くの人に長く届いてほしいと思って書いたせいできっちりしすぎてただけで、こっちが標準です。 目次もないです。でも前と同じくらい文字数があるので頑張ってください。 ここで示されてるデータでは確かに「人数の増減」は現れてるんですが、「売り上げ」とか「実売数」

    • 二次創作の影響がどうかはわからんけど、アマチュアのオリジナル創作はいま元気ですよという話

      タイトルで全部言ってるんですけど、この話をしにきました。 事の経緯は幾谷正さんのブログ記事に私がつけたはてなブックマークのコメントを、幾谷さん自身がツイッター上でキャプチャ付きでコメントしているのを見かけたためです。 言及したいことはツイートの通りで、元のブックマークコメントも含めて幾谷さんの記事について、「認識違い」と呼んで差し支えないだろうと思った個所についての指摘です。 この後も連ツイで補足を重ねているのですが、2010年代も終わったいまの同人文化について、私見を

      • コミティアで50ページある同人誌を無料配布してみた

        わたくし、2019年の同人活動の一環として「販促目的で、50ページある同人誌を無料配布してみる」ということをやりまして、なかなかおもしろい結果だったので詳細と考察を共有します。 結論からいうと、零細サークルとしては無料配布のコストが大きく、金銭的な旨味は薄かったです。「わかりきっとる結果やんけ」と総ツッコミだと思うんですが、ここはもうね、揺るがなかったね。 とはいえ、やる前からその辺は想定しつつ、弊サークルではそれ以外の狙いを固めて挑んだし、そのうえで悪くない結果もでたし

        • クラウドファンディングで5億円集めた男bambooさんの #CF勉強会 に参加してきました

          クラウドファンディングどころか、エンターテイメント業界やクリエイションで何かやるための肝がぎゅーっと詰まった勉強会でした。 今回、私が参加してきたのは、渋谷CAMPFIRE本社にて6月1日に開催された「エンタメ系クラウドファンディングの使い方勉強会」の第一部と第二部。講師は美少女ゲームメーカー社長でもあり、ミュージシャンとしても活躍するbambooさん。 クラウドファンディングの予定はさっぱりないんですけど、勉強会の日程とたまたま別件で上京する機会が重なったことと、以前か

        おへんじ

        • 二次創作の影響がどうかはわからんけど、アマチュアのオリジナル創作はいま元気ですよという話

        • コミティアで50ページある同人誌を無料配布してみた

        • クラウドファンディングで5億円集めた男bambooさんの #CF勉強会 に参加してきました

          本当に怖いもの

          特に意識もせずに恒例になってきたんですけど、大きめの記事をアップしたら内なる誰かが「そうはいってもこれは?」と考えだします。 今回、あのインタビュー記事で、仮に世の中全体の表現に対して適用するような議論だったとして、本当に怖いものがあるのだとしたら、ガイドラインの提案とかそんなもんじゃなく「作為があればよい」ではないかなと。 例えばスラッシュムービーなりホラーなどの猟奇的な、恐怖や暴力といった表現は、作品のコンセプトから憎悪や攻撃の感情をこめたものだし、作為なく描くなんて

          本当に怖いもの

          楠本まき「赤白つるばみ・裏」を読んだ。~「ジェンダーバイアスはなくなった方がいい」とは、どう語られたのか~

          この一文を読んだとき、心の中では正座して傾聴している自分がいました。 (前略)少女漫画でデビューして、描いてきた身としては、主に女性の作家が描き、主に女性の編集者が作っている雑誌が、主に少女である読者にジェンダーステレオタイプを刷り込む、というのは、とても悲惨で、許しがたい構造だと思う。少女漫画は、もっと少女の考え方や生き方を自由にするものでなければ、それは少女に対する裏切りではないか。たかが漫画に、そんなこといちいち考えなきゃならないのか、不自由なことだ、というのは筋違い

          楠本まき「赤白つるばみ・裏」を読んだ。~「ジェンダーバイアスはなくなった方がいい」とは、どう語られたのか~

          いまペンネームが二つ(日常用と創作用)あってどうしようかなあと思ってたんですが、気が付いたら日常用でするようなことばかり書いてるので、名義は日常用に寄せることにしました。 これからはなかむらさんです。 前のアイコン(南柯そう名義)も証明用に置いときます。

          いまペンネームが二つ(日常用と創作用)あってどうしようかなあと思ってたんですが、気が付いたら日常用でするようなことばかり書いてるので、名義は日常用に寄せることにしました。 これからはなかむらさんです。 前のアイコン(南柯そう名義)も証明用に置いときます。

          「才能はいらない イラストで食う技術(ニリツ著)」読んだ。あとイラストレーターの仕事本の紹介。

          本屋にいったときはだいたい立ち寄る画集・美術書コーナーで、ひときわ異彩を放っていたこの一冊。思わず手に取ったら中身の濃さに戦きました。 インターネットの発達とともに創作物を公開する機会が爆発的に増えた影響でか、絵のテクニック本は現在でも活気を感じる出版分野です。本屋の棚を見て歩けば、ストレートなメイキング本以外にも「トレーディングカードのイラストを描くには」「西洋ファンタジーイラストを描くための」といった焦点を絞った本も数多く目に付きます。 そんな多彩な棚の中、目に飛び込

          「才能はいらない イラストで食う技術(ニリツ著)」読んだ。あとイラストレーターの仕事本の紹介。

          本棚と電子書籍と私(作り手も読み手も)

          電子書籍が普及しつつある昨今、それは「電子書籍ストアのアカウントとリーダーを持ってる人が増えている」であり、同人誌もその「本棚」の存在は今後意識せざるを得ないだろうと、一読者として実感しています。 作り手が望むと望まないとに関わらず、読者の手に渡った本が最後に納まる場所として、「部屋の中の本棚」に加えて「電子空間の中の本棚」の重要性がどんどん増えていっているわけです。家にある本棚に納まる程度に本を買うように、電子空間の本棚に納めることができる本を買うという選択肢が、読者の中

          本棚と電子書籍と私(作り手も読み手も)

          特にプロでも何でもない、ピコ手同人屋が電子書籍を出版して1年経った

          はいどうもー、宣伝に来ましたー。 わたくし、ここ数年は創作ジャンルの同人誌を出してるんですけど、その電子版をきたる3月21日に実施される「創作同人電子書籍」いっせい配信企画に合わせて配信します。 いっせい配信企画さんのTwitterアカウントを覗いてみると、同日に電子書籍ストアで発行される創作同人誌がわーっと出てくるので、良かったらフォローしてね。私個人は運営さんとなんの関わりもない一利用者ですけど、応援しているので盛り上がってほしーい。 電子書籍が普及しつつある昨今、

          特にプロでも何でもない、ピコ手同人屋が電子書籍を出版して1年経った

          この記事は前記事より短い時間で読めます

          めっちゃすごいことに気付いた…。 いやあの、前記事の続きのようなそうでないような、あれこれ商業漫画ツイート周りの反応をよくみてるんですけど、いや自分も曲がりなりにも同人屋なのでマンガや絵のツイートはよくやるので、読みやすさやちょうどいいページ数は気になるし、それと基本は同じようなことをものすごい規模でやってるわけで、正直結果や周囲の反応含めてすごく興味深いんですよ。 前回の記事は「そこは最低限押さないと将来やばいよ」という観点からでしたが、じゃあそのラインは押さえたうえで

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          商売を「商売だ」といっても損はないが、いわないでいると角が立つ。

          先日から話題の記事をよんで、今後のマンガ投稿においてこの形式では使えなくなるだろうな、と漠然と考えてました。いや、使ってもいいんですけど、使い方が難しくなったし、場合によっては変えないといけないだろうなあと、漫画の一読者として、まがりなりにも漫画を描いてる同人者としても感じています。 それは決して疑問を呈した人がいたからではなく、一連の議論の中でこぼれた言葉たちから、元々孕んでいた危うさが明らかになりすぎたと思うからです。 最初に断っておきますが、私はこのまとめで発言され

          商売を「商売だ」といっても損はないが、いわないでいると角が立つ。

          そういえば明けましておめでとうございます。 今年も特に熱心に書き込むようなこともなく、思いついたら書きにきます。

          そういえば明けましておめでとうございます。 今年も特に熱心に書き込むようなこともなく、思いついたら書きにきます。

          マシュマロお返事

          ツイッターで公開しているマシュマロに長文もらって、返事するにはこっちも長文になりそうだったんでここ使いますね。 初手から失礼千万なこと書きますけど、今の私の日常アカウントを見て「この人、乙女ゲーする人だ!」と気づくなんてすごくね? 過去に書いた感想もろもろ読むにはすっげー漁らないといけないし、そんなもん見つけるの稀じゃね? 挨拶だけ変えたコピペ爆撃かな? って疑ってます。 もし他の人にも同じことしてるならやめてくだしあ。そういうのは自分でアカウントなりブログなりつくって発

          マシュマロお返事

          前からnote的な作風じゃないなあとは思っていたので、これからはここは「たまに書くブログ」扱いにしようかと思います。 マンガで知ってくれた人ありがとうございます。別所では引き続き描いているので興味あればプロフィール確認してくださいな。イベント参加の告知にはたまに来ます。

          前からnote的な作風じゃないなあとは思っていたので、これからはここは「たまに書くブログ」扱いにしようかと思います。 マンガで知ってくれた人ありがとうございます。別所では引き続き描いているので興味あればプロフィール確認してくださいな。イベント参加の告知にはたまに来ます。

          「即売会というメディア」について考える

          「同人文化は焦る要因がいまのところない故に、現状維持の傾向が強い」的なことを前回書いたばっかりなんですが、その理屈なら、文化の在り方を根底から揺るがす、焦りが生じる状況があれば新興メディアが急速に普及する可能性はあるだろうなあと考えたりします。 あ、前回に輪をかけて具体性のない短い話です。 つい同人といえば同人誌という印象が強いので、思わず「文化の基盤にあるのは紙本だ」と考えがちなんですけど、実際のとこ、CDやDVD(音楽・ゲーム・フルカラーグラビアや動画など)やアクセサ

          「即売会というメディア」について考える