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震災後のトラウマケアの重要性

このたびの震災により被害を受けた皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し深くお悔みを申しあげます。

大規模災害を経験した人はPTSDなどのストレス症状に悩まされることが少なくありません。しかし、その症状は「正常な反応」であり、決して異常ではないのです。むしろ、ショックだった出来事に対する「当然の反応」です。

特に子どもの場合、言葉で表現できない分、行動の変化などから目を離さないことが大切です。親は寄り添い、耳を傾けることで、子どもの不安定な心を癒やすことができます。

「周りの大人が子どもの変化に気づいてあげる」というのが最も重要です。
大人のセルフケアも重要だと思いますが、

・できるだけ子どもと一緒に過ごしてあげてください。
・そして、子どもに安心感を与えてあげてください。
・「恐かったね。もう大丈夫だよ」と言ってしばらくの時間、子どもを両手で抱きしめてあげてください。

また、長期の支援活動に当たる方は、自分の限界を知り、休息を取るなどの「セルフケア」が欠かせません。周囲のサポートを得て、共に乗り越えることを心がけてください。あくまでも自分あっての災害支援です。

私は被災者支援には行くことはできませんが、被災に遭われた方、災害支援に当たる方は、様々な感情を一人で抱え込まず、上手にコントロールしてください。

必要な場合には専門家の力をぜひ借りるようにしてください。適切なカウンセリングによって、改善することが可能です。

一日も早い復旧復興並びに皆さまの心の回復をお祈りしています。