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【分電盤】電気には上限があります。

【関西電力-地域】のお話しです。
電気を使用する場所には必ず分電盤と呼ばれるブレーカーが入っている箱が設置されています。 
実は、かなり重要な設備だったりします。
電気の使いすぎや、ショート・漏電を防止するブレーカーが入っているのはもちろんのこと、その場所で使える電気の容量が分電盤で決まるからです。
まずは、分電盤の構造を説明いたします。
フタ付・無などありますが、 主 (メイン) の
大きいブレーカーがあります。
ここに表示されている数字が使用できる最大の電気容量です。
工場などの動力ではなく、家庭用の電灯の場合を説明します。
例えば、50A(アンペア)と表示されていれば 100V(ボルト)で5000W(ワット)まで使用できます。
(小さいブレーカーは 20A - 2000W です)
主な家電の消費電力は、レンジ・800W
炊飯器・800W 電気ストーブ・1200W
電気ケトル・1200W トースター・800W
あとエアコンや照明などです。
すぐに容量を越えそうだと思いますが、家庭用の単相3線式と呼ばれている送電方法は良くできていて[50A]ならば倍の[100A]まで使用することが出来ます。
ただ条件があり、分電盤は2列になっていますが (左右や上下) 片側で50A使用でき、
両側で100A使用できます。
人で例えると [ 右手で50kg ] [ 左手で50kg ]
合計100kgの荷物が持てる となります。
ここで注意してもらいたいのが、100kg持てるけど、片手では50kgしか持てません、
片手で60kg持つと倒れてしまうのです。
すごく重要なのは
【電気使用量をバランスよく配置】です。
分電盤 メインが50A 上下2列タイプだと、上列で40A、下列で40Aになるようにします。
ですので、どこの何に使う電気なのかブレーカーに名称があるのが大切です。
各電気の使用量を計算してブレーカーの配列を考えるのが電気屋さんのお仕事ですが
これが、私は好きで楽しく作業していました。
店舗など物件探しの参考になれば幸いです。


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