UX/サービスデザインの勉強をちゃんとやってみて思ったこと

去年の6月から毎月1回「UX/サービスデザイン」のセミナーに通っていました。それが先日やっと終了しまして、勉強になったことや思ったことをまとめたいと思います。

このセミナーに参加しようと思ったきっかけ

私の仕事のメインは販促ツール制作です。
販促ツールと一言で言っても多岐にわたり、チラシやパンフレットはもちろん、Webサイトだったりアプリだったり動画だったりがあるわけなのですが、それらのうちどれを使って販促をするかというのは、販促したいモノだったりサービスだったりお店によってターゲットがあって、そのターゲットが日頃目にしているところに展開する、というのが通常のやり方です。

ただ、ここ数年それだけでは販促の有効性に限界が来ている感じがしていました。

どういうことかと言うと・・・。
うちのような販促ツールのデザイン制作がメインのとこは、基本はクライアントから希望要望(あーしたいこーしたい)をヒアリングして売りだったり狙っているターゲット聞き出して、原稿や素材をいただいて、「じゃぁ、それならこういうデザインで行こうか」という感じでデザイン案を持っていきます。で、クライアントからOKが出れば実際に作り進めていき、完成したらそれを然るべきところに展開をしていくのですが、ここ数年、クライアントから伺う売りだったりターゲットの設定の部分が結構曖昧なのではないか、と感じることが多くなってきていました。

「お客様(クライアント)はこう言っているけど、ほんとにそれでいいのかな?どういう根拠で言っているのかな」ということですね。

で、「もしかしたらこれは、こっちのターゲットじゃなくてこっちのターゲットに売り込んだ方がいいのでは?」とか、「この商品はこういう使い方ではなく、こういう使い方に展開した方が売れるのでは?」というような、販促よりもっと前の、

「商品そのものや売り方、ターゲットのチョイスからもっと検討する必要があるのではないか。このままではいくらチラシを打ってもWebサイトを立ち上げてもターゲットも違う可能性があるため有効性に欠けるので、もっとサービス開発の部分から関わった方がいいのではないか」

と思うようになっていました。
そんな時に、昨年の5月「『UX/サービスデザイン概論』というセミナーがあるから一緒にいかないか」と知り合いから声をかけてもらい、何かわからないけどとりあえずこの必要性をクライアントに上手に伝えて、サービス開発から検討し直そうという風に持っていきたいと思っていた私は、それの説得材料が欲しくて参加しました。

時代は都度変わり、経験は時に周りを見えなくする

クライアントはその技術なり商品に関しては一番よく知っているしプロフェッショナルであることは間違いありません。ただし、それが必要とされるかどうかは別の話です。

昔はモノがないところからのスタートだったため「作れば売れる時代」と言われてきましたが、今は「モノは潤沢にあるが、ありすぎて何が欲しいかわからない時代」と言われています。

クライアントがいくら「これはとてもいいものだ」と言っても、肝心のユーザー自身が、自分が欲しいものが何かわかっていない。何を買えばいいのかわからない状態。それなのに、いくら勧められてもいいなとは思っても「欲しい」まで行かない。

今は本当に難しい時代です。

現代の人が、一体何を問題と感じ、何に喜びを感じ、何に価値を感じているのか。これをひたすら追求することになります。

追求した結果、今の時代にこれはいらない、という判断もあるかもしれませんし、少し提案を変えれば劇的に必要になりこともあります。

今回参加したセミナーは、この追求をどんな方法でやるか、ということを勉強したような感じです。

知るためには観察あるのみ

今回勉強した中で、一番重要と感じたのは「観察」でした。

そして一番痛感たことは自分がいかに日頃周りを見ていないかということ。
勝手な想像でターゲットを作り、ニーズを作り出していたということ。

「実際にホントにそんな人いる?」

実際にいたかちゃんと見た?。
見ていないなら、恐らくそのターゲットはいないのでそのニーズもないよということ。

松下幸之助さんが、社内をよくするために行ったことが「ひたすら現場を観察した」という話は有名ですね。優れた人は昔からちゃんと観察しているんですね。

現実を知る勇気

正直、今回勉強した内容でクライアントのサービスが今の時代とニーズがあっているかどうかを調査したら、半分くらいは「もう辞めたほうがいいかもしれないね」ってなるかもしれません。
逆に、ものすごい見えていなかったニーズに出会えるかもしれません。

「幸せ」とは

そもそも、現代の人は自分の幸せについて真剣に考え、追求し、それを追い求めようとする人が少ないように思います。

今必要なことは、それぞれが自分の幸せを追求し、知ることかなと思います。

ちなみに私の幸せは、家でゲームしながらお酒を飲み、夜の0時くらいにラーメンを食べることです。最高。でも実際には夜の0時にラーメンを食べることはほとんどありません。0時にラーメンを食べてもいいような何かがあれば、いいのになぁ(ここの感情をもっと深掘りし、本当のニーズを見つける)。

そう言えば、こちらが必死でコンテンツを考えなくても自然に需要があるお店だったりサービスは、提供しているところの社長なり社員がそれについてものすごく熱く語れて、聞いているうちに自然と欲しくなっています。
自分たちの「幸せ」をそのまま仕事にしたような。

チームで見つけた幸福感

今回のセミナーでは、3回目くらいからその後はずっと同じメンバーでチームを作ってひとつのサービス開発をしました。

慣れないインタビューをし、市場調査をし、それぞれ年齢も職業も性格も違う中、最終みんなで作り上げたサービスは、全員が「これいいね」と思えるものでした(もっと改善の余地はあるのはありますがw)。

チーム内で同じ方向を向けたのは、実際にインタビューをしたり市場調査をした中で、たしかにそこにある「幸福感」をみんなで見たからだと思います。

自分たちで空想で作り上げたものではなく、実際にそういうものがあればいいんだろうと思える「幸福感」がそこにあって、私たちは調査の中でその幸福感を作り出せるサービスを作った、ということですね。

UXとは、そういったさまざまな実際のユーザーから、求められるユーザー体験を作ることなのだと思います。

さいごに

今回のセミナー、朝10時から18時まであるんですね。
途中1時間休憩があるとしても約8時間が毎回あっという間でした。
考えすぎて知恵熱でそうってよく思ってました。
それだけ、脳の日頃使っていなかった部分を使ったと思います。
まだまだ身についたというまでには程遠いですが、ずいぶん考え方は変わったと思います。
この視点を持って、世に必要なものを作っていきたいと思います。

運営であるUX KANSAIのみなさま、講師をしてくださった浅野先生、ありがとうございました。

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せとまちこ

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