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台湾で魯肉飯を食べて幸せになった話をします


どうもお世話になっております。
ちょっと、ちょっと聞いてください。今幸せ過ぎて幸せが目に入って涙が溢れてきてるんです。

というのも今、台湾にいるんですね。台北。台湾の北。

ここってもう世界でも珍しいほどにどこを歩いても何を食べても愉快で楽しくなっちゃう場所の一つ何ですけど、今ちょっとその究極解というか、正解?人生の?見つけちゃった感じなんですよね???

聞いてください。

時は遡ること12時間前…私はJetstarの格安航空券を利用して成田から台北に着きました。もちろん格安なので深夜便。深夜便と言ってもTaiwan Taoyuan International Airportたるものは深夜バスを欠かさない優秀な空港ですので、10分とか20分おきに出るバスにさえ乗れられれば台北の中心地まではひとっ飛びです。

そして私も例に漏れずひとっ飛びし、前回の訪問時に見つけた24時間営業の女性銭湯入って一風呂浴びてスッキリしたらアラヤダもう午前4時。

そんでもって銭湯の休憩所でちょっくら残していた仕事を片付けてウトウトしていたらアラヤダもう午前7時…!?ウトウトし始める前から一人鍋をつついていた後ろの席のおばちゃん、まだ鍋食べてるよ。もう2時間経ってるよ。匂いが私の胃を刺激し、いてもたってもいられなくなってしまったので、台湾のお馴染み朝ごはん豆漿(トウジャンと読む)を食べに行くことに。

行ったのは四海豆漿大王という朝ごはんのお店。地元の人がほとんどで観光客の姿は私だけ。うむ。店内は質素なイートインが14席ほどしつらえられており、学校に行く前の娘とそれを送るであろう父親の2人のみが席に着いていました。

私は油条の入ったしょっぱい豆漿と台湾おにぎり(これにも油条が入っている)を注文し、モスモスかじってスンスンすすりました。大変美味しい。豆乳は干しエビの出汁がよく効いてて滋味深い…

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会計を終えて仕事をしに近くのカフェへ。寝てないもんだから仕事にならない。結局ズルズル仕事を続け、気づいた時にはアラヤダもう午前10時。

このままじゃイカンと思い、ひとまずエクササイズも兼ねて歩き回ることに。この辺りには私がファンであるフーディーYouTuberのMark Wiensがおすすめしていたお店があり、この店に立ち寄らない限りはこの地を去らないと決めてかかっていた私は周辺をぐるりと散策し、吊るされているダックの丸焼きの誘惑にかられながらも散歩を続けました。

このあたり(Qingguang Market)は昼時になると小さいお店がわっと集まってモツとか魚介だとか、いろいろの具材がごったごたに置かれた楽しいお店が並んでいるので、これを読んでいるあなたも一度訪ねてみることをおすすめします。

さてお目当ての丸林魯肉飯に着きました。まだ11時とかそこらなので、人気店ではありますが店の外にまで行列ができているわけではありませんでした。このお店はショーケースに並ぶおかずを選んで後から会計をする方式のお店で、選びながらやれあれでもないこれでもないと自分の中で会議を開くのが大変楽しいものである。

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ふと店内を見回すと目に付いたのは女子!という単語が似合いそうな日本人女性2人組。なんだかこの並びで店内で1人で食べるのもなんだかなあと思い(意外とシャイ)、お弁当にして外で食べることに。

じつはこのお店、テイクアウト用のお弁当箱が用意されており、好きな具材3〜5つとご飯をセットにして持ち帰れるんでござんす。見ていると来店客の多くは、店内で食べるよりこの持ち帰り用の弁当を頼んでいるようでした。

私は青菜の炒め物、ブロッコリーの蒸し焼き、豆腐炒め、豚の角煮、それにメインであるルーロー飯の「ルーロー」部分を飯にモリっと乗せてもらい、辛党なので仕上げに唐辛子の輪切りをモリっと乗せてお会計。

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さてどこで食べようか。地図を見ると、近くに大きな公園がある。散策がてらここを訪ねてベンチがあればそこで食べよう、と思いつき、Garden Maze(迷宮花園)まで行くことに。

モリモリし過ぎてボコボコになった蓋のお弁当箱を持ち歩いてお散歩するのはなんて愉快なことなんだろう。外はカラッと晴れていて気持ちいいし、芝生は青いし、鳥はさえずってるし、おじいちゃんおばあちゃんはお散歩している…幸せがここに…。

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10分ほどで公園に到着。わくわくしながら蓋を開けて、ルーロー飯にかぶりつく。あー美味しい。肉汁と醤油が溶け合ってご飯と一体になってる。唐辛子をひとかじり。あーーーー美味しい。唐辛子の破片が大きいから、唐辛子そのものの味が生きていてちょっと香ばしい。

大きな木の下のベンチは外にあるのにきれいにされていて、木漏れ日が差してくる。風通しの良い秋晴れの台北の空の下、ルーロー飯弁当と、わたし。おかずにかじりつくたびに涙が出てきそう。やっぱりお外で食べるの正解だ。向こうのベンチで母親と3歳くらいの男の子もランチを食べている。

見よ!!

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(まだあんまりお腹空いていないなあ)とかとか思いつつも秒で食べ終わりました。

海外でこんなこと良くないと分かりつつも、ベンチの上で横になりちょっと昼寝。ああ最高。とりあえず20分だけタイマーをかけておこう。起きたらコーヒー飲んで仕事だ、仕事。

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