2プレゼンテーショ

仏教の面白かった話③大仏って一体何者なの?

こんにちは、GOTOです。
ラストとなる3回目の仏教の話です。私たちの身近にある仏教ですが、実は表面的にしか知らない事が多く、いざちゃんと学んでみると「あれはそういうことだったんだ!」っていう事が多々あります。
第1回,2回のnoteは下に貼っておきますので、興味のある方は覗いてみてください。

さあ、ラストとなる3回目のお話は、「仏像って一体何者なの?」というテーマです。仏教って、人型のモニュメントがたくさんありますよね。大仏をはじめ、木彫りの菩薩像、お地蔵様、不動明王(怖い顔したやつ)などなど。

今回のお話は、仏像のモデルは何なのか、そしてこれらの仏像には格付けが存在するってことを書いていきます。

・仏像って全部ブッダがモデルなの?

仏教には、神道のような神話(大昔にイザナギとイザナミがおって、なんたらみたいな)が存在しません。それなら、仏像や大仏のモデルは、すべて開祖であるブッダなのでしょうか?

答えはYESでもあり、NOでもあります。タイやカンボジアなどの東南アジアで信仰されている仏教では、「仏様はブッダだけ!」という決まりがあり、それ以外は信仰の対象としていません。

一方、中国や日本の仏教では、仏教が広まる過程において、その土地にもともといた神様を全部ごちゃ混ぜにして「ハイ新しい仏様!」という様に取り込んでいったため、いろいろな神様がモデルになっています。

ちなみに最初に仏像が作られたのは、ブッダが亡くなって数百年後です。ギリシャから持ち込まれた文化と技術で製作されたため、当時の仏像は彫りが深く、とてつもないヨーロッパ感のある仕上がりになっています。↓↓

え、ブッダこんなにイケメンなの?

・仏像には格付けがある!

仏教の本を読んでて、個人的に一番面白かったのがこのパートです。僕は格付けマニアみたいなところがあって、テニスの世界ランクとか、相撲の番付とかめっちゃテンション上がるんです。漫画でいうと、ワンピースの懸賞金ランクとか刀の格付けとか、ハガレンの軍の階級とか、何でも順位がついていると興奮します。これ分かる人いますかね。

さて、仏像のランクの話ですが、大きく4つの階級があるそうです。それぞれどういう人(神様?)なのか、有名なものに何があるかをご紹介していきましょう。

No.1 ニョライ(如来)像
仏像界における頂点であり、ベストオブベストが如来像です。修行を完成させて悟りを開いたお方が所属するランクであり、ブッダ様の仏像(釈迦如来)もここに位置しています。他には阿弥陀如来(鎌倉の大仏がコレです)、薬師如来などがあります。

No.2 ボサツ(菩薩)像
如来についで偉いのが菩薩像です。菩薩には2通りの解釈があります。
 ①まだ悟りを開いていない、人間と仏の間のポジション
 ②悟りを開いてるけど、ブッダのアシスタントとして地上で活動してる人

菩薩は如来よりも人間に近いポジションであるため、菩薩像の顔は穏やかで人間味ある表情をしていると言われています。菩薩像の種類としては、地蔵菩薩(お地蔵さま)や観音菩薩(千手観音像とか)、弥勒菩薩(木彫りのアレ)がいます。

No.3 テンブ(天部)像
天部像はものすごい種類があります。古代インドの神話とか、中国の神様とか、仏教に吸収された地元の神様はほとんどこのポジションにされているためです。七福神でおなじみの弁財天、大黒天、毘沙門天などはここに属しています。

天部像の特徴として、如来や菩薩のようにハスの華の台座に乗っちゃダメというルールがあります。そのため天部像はハスの葉っぱの部分か、に乗っているそうです。ルール厳しいんですね。

No.4 ミョーオー(明王)像
最後に明王像ですが、これは誰にでも一発で分かる見分け方があります。それは、めっちゃ怖い顔してるってことです笑 明王は、恐ろしい形相で人々に迫り、迷いを晴らさせる使者だとされています。恐い体育教師っていうコトですね。

私たちに馴染みのある明王像はあまりありませんが、不動明王とかの名前は聞いたことありますね。ちなみに、運慶&快慶でおなじみの金剛力士像ですが、あれは明王像ではなく、No.3の天部像らしいです。分かりにくいですね。

◇◇◇
さあ、第3回に渡って長々と仏教のお話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。個人的に、仏教をちゃんと信仰している訳ではないのですが、イスラムとかキリスト教みたいなガチガチのルールがある宗教に比べると、生活の自由度が高いため、現代に適した宗教なのかなーと思います。

教えの中身も、目に見えない何かを信じなさい!というスピリチュアル要素が少なく、人間として正しい行いをしなさい!という至極真っ当なことを主張していて、ビジネスをしている人と相性がいいなと思ったので、このnoteで興味が湧いた方は書店の本を覗いてみてください。

それでは以上です。最後までありがとうございました。
GOTO

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