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お疲れ気味の人は、オフシーズンの旅行がいいと思う。そうね、2月の沖縄とか。

先日、(あまりの安さに)勢いで沖縄の航空券を取り、初めての沖縄に行ってきました。

そう聞くと、青い空、青い海、首里城に水族館と頭に浮かぶかもしれないんですけど、

そこはゆる暮らしを超えてだら暮らし。

何もしてねー。

いや、2月の沖縄って寒いんですよ。あと曇ってるの。

でも、それが良かったんですよ〜っていう話です。

「光に当たり続ける」なんて無理

日常の、SNSで見るきらびやかな報告や写真に、何かしないとといけない気がしてきたりとか。

非日常の、旅行に行こうとすると、とっても良かった!といっぱいの充実感を持ってこないといけない気がしたりとか。

そんな日々にお疲れの人、特に完璧主義の人。

そこでオフシーズンの旅行です。

俗にいう見所はないわけですよ。

そう思ったら、すごく気が楽。

その旅行でやるべきことは何もないわけですから。

だって旅行って、行きたいところを網羅して、くまなく回って、そのためなら天気すらも完璧にしたいという心持ちになってしまう。

私の旅行は完璧でありたい。

旅行にいつしかそんな強迫観念があったと思います。

もちろん日常だってそう。やるからには失敗できない。結果を出したい。計画して、行動して、修正して、なんて日々の繰り返しです。

でも、そこは2月の肌寒い沖縄。

もうね、海とか別にいっかーってなります。

やったことはといえば、ゆっくり寝て、昼から起きて、ブラブラと商店街を歩いて。気になったものを食べて。

夜中にはマックで作業。

見所がないなんて思ってしまう季節でも、沖縄は普通に沖縄として運転している訳で。

そこには気をはらない日常がある。

おまけにこんな堕落した旅行なのに、体調が悪くなる日すらある。

非日常の旅行なら、きっとショックを受けると思う。でも、そう言う旅行の時は、不思議と体調は悪くならないものだから、きっと気を張っているんだと思う。

でもそんな日も、気を張らない商店街の姿に、私はだるい日も包み隠さず無理せず過ごせる。

本州の刺すような寒さはなく、コートを羽織れば力を入れずに歩けるようなゆるい涼しさという気候、

近所の人が買いに来るスーパー、総菜屋のおばちゃん、個人商店の古本屋。

誰もいない泳げない綺麗な海。

そんな風に過ごしていると、

あー

なんでも、いつも「ハレ」ばかりじゃないんだなー。
なんだって「ケ」があってのハレだよな。

と思わされるのです。

いつでも光に当たってなくていい。

そう言う日の当たらない日常も当然にあるのだと。曇りの沖縄は教えてくれます。

そこで思い出すのはこんな話。

ある、日本や世界のおばあさんばかりを取材している知人が、一番心に残っているおばあさんの話は何かと聞かれた時に話してくれたお話です。

『ある山奥の90歳を超える方が、言うんですよ。

「本当に苦労ばかりの人生だった。でもね、私はこう思うの。花の咲かない人生もあるし、私はそれが良いと思ってるの

って。私はその話がすごく好きなんです』

私も心を打たれました。

カッコいいじゃないですか。

花が咲かなくたっていい。

と言える人生。

どうですか。海のない沖縄、雨の観光地、どこでもいいから「ケ」の姿をふらりと。

そこでは万全じゃないあなたを迎えてくれるから。


\沖縄だら旅のススメ/

・移動は少なく!(移動はしんどいので、できるだけ動かず過ごしたい。

・好きなだけ寝よう(早起きとかしなくていい

・商店街やスーパーを散策しよう(絶対おもしろい

・好きなところで好きなものを食べよう(公園でビール、海でおにぎり

\twitterまとめ/

\かかった費用/

・航空券 15000円

・宿泊費 1泊1000円×4=4000円

・食費 4100円

・交通費 3000円(家から空港までの往復2000円含む)

・お土産 2000円

合計 約28,100円

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最終日は、ちょっとの青空と澄んだ海と。

に会いました。

サポート頂けると当時の私がむくわれます。