長時間労働は不正会計と一緒

ちょっと簡単に言うと、資本主義の大事なポイントは”締切”と”倒産"にあると小室直樹は言う

「資本主義の本質は〆切りにある」

“締切"がないと経営分析が出来ない。

経営分析が出来ないと合理化が出来ない。

合理化が出来ないと強い会社(サービス)が生まれない。

この締切とは、就業時間も含まれる。

例えば会計年度を売上が上がらないからと言って、一週間、二週間とズルズル伸びたら経営がうまく行っているのか判断出来ない。

実はサービス残業もこれと全く同じ。

大げさでなく、サービス残業が横行しているということは不正会計を行っていることと変わらない。

サービス残業を辞めたら会社が潰れてしまうとよく言われるが、だったら潰すが正しい。

「資本主義、即ち、自由市場の原理とは『淘汰』であり、淘汰とは、失業と破産にある―」

日本人は倒産を嫌うけど、資本主義にとって最も悪いのは、”倒産するべき企業が倒産せずに生き残る事”。

合理化がうまく行かなかった企業は退場し、その経営者と労働者はマーケットに戻され、ベンチャーから再出発する。

この新陳代謝が働かないと経済は活性化されない。

古い企業が新しい企業の重しになる。

アベノミクスで失業率が減った、これは良いことだと高橋洋一氏は言う。

資本主義の新陳代謝が起きていればそれは正しいとは思うが、ゾンビ企業に優秀な人材が張り付くだけではないか?



「日本人のための経済原論」

http://toyokeizai.net/articles/-/71492?page=2

「8時以降残業禁止」の効果 仕事の優先度で能率上がる

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20140326/ecn1403261801005-n1.htm

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